MP4修復フリーソフトおすすめ6選！画質の悪い・壊れたMP4ファイルを無料で修復できるソフト集めました

MP4ファイル形式は、日常の撮影や保存、共用に広く使われています。汎用性の高い動画形式ですが、再生できなくなったり、映像が乱れたり、画質が劣化したりといったトラブルが起きてしまうことがあります。

そんなときに役立つのが、MP4修復ソフトです。専門的な知識がなくても、手軽に壊れたMP4ファイルを修復し、スムーズに視聴できるようにしてくれます。

本記事では、MP4動画でよくある再生不具合や画質劣化などの問題を解決するために、無料で使えるおすすめのMP4修復フリーソフトを6つご紹介します。大切な思い出やイベントの映像が詰まったMP4動画を修復したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

画質の悪いMP4動画を修復する無料ソフト3選

古いデジカメやスマホで撮影したMP4動画を再生しようとすると、映像が乱れたり、動きがカクカクしたり、画面がぼやけたりすることがあります。

こうした不具合を解消するには、画質の悪いMP4動画を修復できるソフトを使うのが効果的です。

ここからは、無料でMP4動画を修復できるフリーソフトを3つご紹介します。どれも無料で使え、簡単に画質が破損したMP4動画を修復できるので、自分に合ったものを見つけてみてくださいね。

1．Aiarty Video Enhancer

Aiarty Video Enhancerは、AI技術を活用した動画高画質化ソフトです。ぼやけたMP4映像やノイズが入ったMP4動画でも、くっきりと鮮明な画質に自動変換できます。

さらに、フレーム補間機能により、スマホで撮影したカクカクした映像や、古いアニメのような低フレームの動画も、滑らかで自然に補正可能です。

解像度向上、インターレース解除、色彩補正などもAIが自動で行ってくれるため、専門知識がなくても、画質の悪いMP4動画を、手軽に美しく修復できます。

• 低解像度のMP4動画を最大4Kまでアップスケールできる
• 低FPSでカクカクした映像をAIで滑らかなに補正してくれる
• 古いテレビ録画などに見られる横縞を除去し、きれいに見せる
• 暗い場所で撮影した映像や古い映像のノイズを大幅に軽減できる
• MP4動画に混じる雑音や背景ノイズを除去し、音声もクリアに
• Windows/Macの両方に対応、90日間の無料体験ある

• MP4ファイルの音ズレを修正できない

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2．Shotcut

Shotcut（ショットカット）は、誰でも無料で使えるオープンソースの動画編集ソフトです。
フィルター機能が充実しており、シャープネスや色相・明度などを自分好みに調整できるので、画質の悪いMP4動画も見やすく修復できます。

Shotcutの基本スキルを習得するのに時間がかかりますが、細かい修復や加工できるのが魅力で、中級者~上級者の方にはぴったりのMP4修復フリーソフトです。

• シャープ・ノイズ除去フィルターでMP4修復が簡単にできる
• 明るさ、彩度などを自分の好みに細かく調整OK
• インターレース解除、フレーム補間、解像度変更なども対応
• 音ズレをタイムライン上で手動で直せるのがうれしい
• クロスプラットフォーム対応（Windows/Mac/Linux）

• 操作がちょっと難しくて、初心者さんにはハードルが高い
• 複数のフィルターを適用したら、動作がかなり重くなる

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3．HandBrake

HandBrakeは、オープンソースの動画エンコードソフトとして有名ですが、実はデノイズ（ノイズ除去）やシャープ化、インターレース解除といった映像補正用のフィルター機能も充実しています。直感的なインターフェースで動作も軽く、初めてでも安心して使えます。

既にHandbrakeをインストールしたら、シンプルなMP4修復にサッと使えて便利です。

• 完全無料で、 広告も課金も一切なしで安心して使える
• ノイズ・ブロック除去、シャープ化などのフィルターが充実
• 再エンコードによって壊れたMP4ファイルを修復できる場合がある
• 多様なプリセットが用意されており、初心者でも扱いやすい。
• 画質補正と同時に、ビットレートやフレームレートの変更なども行える。

• MP4映像のフリッカー（ちらつき）は除去できない
• MP4ファイルの再エンコードには時間がかかる
• 修復後の映像をHandbrake本体でプレビューできない

再生できないMP4動画を修復する無料ソフト3選

MP4の動画ファイルが破損して開けなかったり、正常に再生できなかったりするのも、多くのユーザーが頭を抱えるトラブルのひとつです。MP4ファイルが壊れてしまう原因はさまざまで、保存中のエラーや不完全なダウンロード、記録メディアの障害などが考えられます。

しかし、再生できなくなったMP4ファイルでも、専用の修復ソフトを使えばデータを復元ができる可能性があります。

ここからは、再生できなく壊れたMP4ファイルを修復できるおすすめの無料ソフトを3つご紹介します。

4．VLC Media Player

VLC Media Playerは、多機能なメディアプレーヤーとして有名で、簡易的な動画修復機能もついています。AVI修復のみ対応していますが、MP4ファイルをAVI形式に変換したうえでMP4修復を試みることが可能です。

完全な復元は期待できないものの、ダウンロード中に途切れてしまったMP4動画や、外付けドライブからコピーする際にエラーが発生したファイルなど、ちょっとした破損であれば再生可能な状態に戻せることがあります。

• オープンソースソフトで、誰でも無料で使える。
• AVIファイルの破損検出に対応しており、起動時に自動修復が可能
• 操作がシンプルで、軽度な破損にはMP4動画を簡単に修復できる。
• Windows・Mac・LinuxなどさまざまなOSで利用可能。
• 多機能ながら動作が軽快で、動画の再生・変換などにも対応。

• MP4ファイルの修復に特化していない。
• 重度に破損した動画は修復できない

5．FFmpeg

FFmpegを使えば、無料で破損したMP4ファイルの再構築や再エンコード、音ズレの修正などもコマンド一つで行うことができます。以下のようなコマンドを使用すれば、FFmpegで壊れたMP4ファイルを修復できます。

ただし、MP4ファイル内のデータ自体が欠損した場合や、重度の破損がある場合は、FFmpegだけでは修復できないこともあります。その場合は、より専門的なMP4修復ソフトの利用を検討しましょう。

• 無料で使用でき、商用・非商用問わず制限なく使える
• 音ズレやカクつきのあるMP4動画を修復できる
• インストール不要で、バイナリファイルを実行するだけで利用可能
• コマンドライン操作によって、細かいパラメータ調整が可能

• FFmpegのコマンド操作について、ある程度の知識が必要。
• 動画のデータ自体が壊れていると修復できない。

6．Digital Video Repair

Digital Video Repairは、破損したMP4やMOV、AVIファイルを手軽に修復できる無料ソフトです。シンプルな操作画面で、初心者でも使いやすいのが特徴です。

映像内の欠損セグメントを検出し、不完全な動画ファイルを再生可能なビデオストリームへ再構築します。また、動画の早送りやフリーズといった再生トラブルも自動で検出して修復可能です。

• 完全無料で使用できる
• シンプルなインターフェースで初心者でも扱いやすい
• 再生できないMP4、AVI、MOVなどの動画ファイルを修復可能
• 修復後は元の動画を残したまま、別ファイルとして保存できる
• 音ズレ、フリーズ、早送り再生などのトラブルを自動で検出し修復

• インターフェースは日本語に対応していない
• 重度に破損している場合には修復が難しい

壊れたMP4ファイルを修復する際によくある質問

最後に、壊れたMP4ファイルを修復する際によくある疑問とその回答を取りまとめました。 

Q1. MP4が再生できないのは、必ずファイル破損が原因なのでしょうか？

MP4が再生できない原因として、ファイルの破損は最も一般的な原因のひとつですが、それが唯一の原因であるとは限りません。たとえば、以下のような他のことも考えられます。

いずれの原因の場合も、まずは別の再生プレイヤー（例：VLC Media Player）や他のデバイスで再生を試してみてください。それでも再生できない場合は、ファイルが破損している可能性が高いと考えられます。

Q2．再生できないMP4動画を修復すると、元よりも画質が落ちますか？

はい、動画修復において映像や音声データを他のコーデックに再エンコードすれば、画質や音質の劣化は避けられません。

しかし、Aiarty Video EnhancerのようなAI高画質化ツールを使えば、修復後のMP4動画を高画質化して、画質良くすることが可能です。ノイズ除去やアップスケーリング、色補正などに対応しており、元動画を超えるクオリティに仕上げることが可能です。

Q3. MP4修復を行う前にバックアップは必要ですか？

はい、バックアップは必須です。

修復処理中にファイル構造が書き換えられることがあるため、修復作業を開始する前に、必ず元の破損ファイルをそのまま別のディレクトリや外部ストレージにコピーして保存しておくことをおすすめします。

万が一修復に失敗した場合でも、バックアップがあれば再チャレンジや他のツールによる修復を行うことができます。

Q4. 無料ソフトでMP4修復ができなかった場合はどうすればいい？

MP4修復フリーソフトで対応できない重度の破損や障害がある場合は、専門のデータ復旧業者に依頼するか、有料の動画修復ソフト（例：Stellar Repair for Videoなど）の利用を検討することをおすすめします。

特に、業務用の映像や大切な思い出のMP4ファイルなどの場合は、自己流で修復を繰り返すとさらに破損する危険性があるため、慎重に対応することが大切です。

この記事を書いた人：かほ

画像補正や写真加工を中心に、最新のAIソリューションやソフトウェアなどに関する役立つ情報をタイムリーにお届けします。