Aiarty Image Enhancer
画像の細部まで美しく再現できる高画質化AI
  • 細部加工:微細なディテールを鮮明に再現NEW
  • 画像拡大:4K/8K/32KまでのアップスケールHOT
  • 解像度の向上:低解像度の画像を高解像度化

Stable Diffusionで画像をアップスケールする方法:簡単に高解像度画像を生成できる!

Stable Diffusionアップスケール

代表的な画像生成AIとして、Stable Diffusionで生成した画像の標準的なサイズは 512ピクセル x512ピクセルです。

Stable Diffusionで生成した画像を拡大してウェブサイトや印刷等に使用すると、ぼやけて見える可能性が高めます。Stable Diffusionで大きいサイズの画像を直接に生成しようとすると構図が崩れてしまうことも頻発しています。

画像の構造や乱れを回避しつつ、高解像度の画像を生成するため、Stable Diffusionのアップスケール機能を使用できます。

本記事では、Stable Diffusionで画像をアップスケールする方法について解説するので、参考にしてください。

Stable Diffusionとは

Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)は2018年にリリースされた話題の画像生成AIです。

「Stable Diffusion」は入力したテキスト(プロンプト)情報や画像をもとにして、自動で現実的な画像や、創造的な画像を生み出すことができます。

先進的なアルゴリズムや最新画像生成AIモデルを採用するので、画像品質やテキスト生成の精度には、高い評価を受けています。

また、Stable Diffusionは基本無料で、ブラウザ環境とローカル環境の両方に利用できるので、手っ取り早いです。

さらに、Stable Diffusionで生成した画像は商用利用ができるので、様々な用途に適しています。

Stable Diffusionで画像をアップスケールする方法

アップスケールとは、元の画像サイズを大きくし、品質を向上させるプロセスと指します。

Stable Diffusionでは独特のアルゴリズムを用いて、生成した低解像度画像のアップスケールが実現できます。Stable Diffusionで画像をアップスケールする方法として、主に以下の3つがあります。

  • ▶ Hires.fix
  • ▶ Extras
  • ▶ MultiDiffusion

それぞれの操作手順を紹介していきます。

Stable Diffusionで画像をアップスケールする方法❶. Hires.fix

Stable Diffusionで内蔵されている「Hires.fix」を有効にすると、画像を生成する際に破綻や画質の劣化を防ぎ、画像をアップスケールし、高解像度の画像を生成することができます。

Stable DiffusionのHires.fixで画像をアップスケールすることで、高品質な画像を作る流れは以下の通りです。

Stable Diffusionアップスケール
  • STEP.1

    Stable Diffusionを開き、”txt2img”で、プロンプトとネガティブプロンプト、各種設定値(画像の縦横比等)を入力します。

  • STEP.2

    「Hires.fix(高解像度補助)」にチェックを入れると、各種設定項目が表示されます。

  • STEP.3

    生成したい画像のサイズ等に応じて、「Upscaler」「Hires steps」「Denoising strength」「Upscale by」を設定します。

    ◉「Upscaler」:画像サイズを拡大する際に用いるアルゴリズムの種類

    ◉「Hires steps」:高解像度化する際のステップ数(値が大きいほどかかる時間が長くなる)

    ◉「Denoising strength」:ノイズを除去する回数(基本的に値を大きくするほど鮮明になる)

    ◉「Upscale by」:アップスケール倍率(width:512px・height:512pxで値を2にした場合、width:1024px・height:1024pxになる)

  • STEP.4

    各項目の設定が終わったら、「Generate(生成)」をクリックします。これで、高解像度な画像を得られます。

Stable Diffusionで画像をアップスケールする方法❷. Extras

Stable Diffusion に標準で搭載されている「Extras」は生成した画像をアップスケールするための機能です。

「Extras」を使ってStable Diffusionの生成画像をアップスケールしてみましょう。

Stable Diffusionアップスケール
  • STEP.1

    Stable Diffusionのtxt2imgで1枚のAI画像を生成します。

  • STEP.2

    画像の生成が完了したら、「その他に転送」をクリックします。

  • STEP.3

    「Scale by」をクリックし、Scale by resizeやUpscaler 1・2等を設定してください。

    ◉Resize(倍率):画像の拡大率(2倍/4倍)

    ◉Upscaler 1・2:画像をアップスケールする際に使用するアルゴリズム

    ◉Upscaler 2 visibility:Upscaler2の効果量

    ◉GFPGAN visibility:ノイズのある人の顔を復元する調整度合い(0.2までが基準。)

    ◉CodeFormer visibility:顔を高画質化する調整度合い(0.2までが基準)

    ◉CodeFormer weight:CodeFormerをどれくらい効かせるかの調整度合い(0.2までが基準)

  • STEP.4

    「Generate(生成)」をクリックすると、アップスケールした高解像度の画像が出来上がります。

Stable Diffusionで画像をアップスケールする方法❸. MultiDiffusion

MultiDiffusionはStable Diffusion 内の「img2img」を用いて生成した画像をより精細にアップスケールできる拡張機能です。最大で8Kの高解像度化が可能です。

以下は、MultiDiffusionを使って生成画像をアップスケールする手順です。

  • STEP.1

    準備として、事前にStable Diffusionに「MultiDiffusion」をインストールする必要があります。

    ➀. Stable Diffusionの「Extentions」タブ>「Install from URL」をクリックします。

    ➁. URLの欄に「https://github.com/pkuliyi2015/multidiffusion-upscaler-for-automatic1111」を入力し、「Install」を押します。

    ➂. インストールが終わったら、「Installed」タブを開き、「Apply and quit」をクリックし、Stable Diffusionを再起動します。

    Stable Diffusionアップスケール
  • STEP.2

    Stable Diffusionのtxt2imgで1枚のAI画像を生成します。画像の生成が完了したら、「Send to img2img(img2imgに転送)」をクリックします。すると、img2imgのページに切り替えます。

  • STEP.3

    「Sampling method(サンプリング方法)」を先ほどtxt2imgで生成したものと同じに設定します。

  • STEP.4

    「Tiled Diffusion」をクリックし、「Enable Tiled Diffusion」と「Keep input image size」にチェックを入れます。

  • STEP.5

    好みのアップスケーラー(Upscaler)と画像の拡大率(Scale Factpr)を設定します。

    Stable Diffusionアップスケール
  • STEP.6

    最後にページ上部の「Generate(生成)」ボタンをクリックします。すると高解像度の画像が生成されました。

Stable Diffusionで生成した画像をアップスケールするAIツール

前述の通り、Stable Diffusionは画像のアップスケールができますが、Stable Diffusionで生成した画像のみ対応します。他の画像生成AIに作成した画像や、Webからダウンロードしたイラスト画像、カメラで撮った古い写真などののアップスケールは事実上不可能です。

Stable Diffusionで生成した画像を含む、様々なタイプの画像や写真をアップスケールし、より鮮明で高品質な画像に変換したいと思う人も多いと思います。

そんな人に、画像の高画質化・アップスケールに特化した「Aiarty Image Enhancer」をおすすめします。

Aiarty Image Enhancer

  • 【動作環境】:Windows・Mac
  • 【日本語】:対応
  • 【無料利用】:可能

Aiarty Image Enhancerは先進なAIを活用し、画像の高画質化とアップスケールに特化したソフトウェアです。

このソフトにより、画像の種類とフォーマットを問わず、画像サイズを最大8倍までアップスケールすることができます。例えば、AIで生成した「1024x1024 px」の画像を8Kの高解像度な画像に変換可能です。

画像を拡大する同時に、画像のノイズ除去、細部補正、鮮明化等の一連の作業を行うので、アップスケールした画像をの品質を大幅向上させます。

アップスケールしたい画像を読み込み、適切なモデルを選択するだけで自動的に高速な画像のアップスケールができるので、初心者も迷わず使えます。

さらに、大量の画像データを一括でアップスケールするのも可能です。

サイズが小さい低解像度のAI画像をアップスケールして、ウェブサイトや印刷等に使用したい人にとって、「Aiarty Image Enhancer」が超オススメです。

Stable Diffusionで生成した画像をアップスケールする方法>>

「Aiarty Image Enhancer」で写真を高画質化する
  • STEP.1

    Aiarty Image Enhancerをダウンロードして、インストールした後、ソフトを起動します。「+」をクリックするか、画像をドラッグ&ドロップすることで、Stable Diffusionで生成した画像を読み込みます。

  • STEP.2

    画面右側の「AIモデル」に好みのモデルを選択します。Stable Diffusion等の画像AIで生成したAIアートやイラスト画像等は「細部加工 GAN v2」、あるいは「鮮明化 Diff v2」をおすすめします。。

  • STEP.3

    「拡大」に拡大倍率を設定します。解像度を変更したくない場合、「x1」に設定します。低解像度の画像を高解像度な画像に変更するには、「x2」またはそれ以上に設定してください。

  • STEP.4

    書き出し設定でフォーマットや書き出し先を設定した後、「RUN」をクリックすれば完了します。

  • Aiarty Image Enhancer
    Aiarty Image Enhancer - AI生成画像を一括でアップスケールできる

    AIを駆動して画像を高画質化・アップスケールする専門ソフトです。ワンステップで、AI画像のノイズ除去や鮮明化、ピンボケ補正、拡大を行えます。また、 一括で複数のAI画像をまとめて高画質化することも可能です。

編集者:莉子

この記事を書いた人:莉子

AI(人工知能)を活用したツールとその活用法等に関するコンテンツ制作を担当しています。読者目線で分かりやすいAI系の記事作りを心がけています。