【参考動画あり】60fpsと120fpsの違いを徹底解説!動画フレームレートの選び方&変換方法

動画のフレームレートは、映像の滑らかさを決める非常に重要な要素です。代表的なものとしては 60fpsと120fps があり、ゲームや映画、ストリーミング配信などでよく使われています。
では実際に、60fps VS 120fpsどのような違いがありますか?普段の動画視聴や制作ではどちらを選ぶべきなのでしょうか?
本記事では、60fpsと120fpsの違いを実際の参考動画とともに徹底解説します。さらに、動画の用途に応じた最適なフレームレートの選び方や、60fpsと120fpsの変換方法についてもわかりやすく紹介します。
5.まとめ
そもそもフレームレート(fps)とは何?
フレームレートとは、1秒間に表示される静止画(フレーム)の枚数を示し、fps(frames per second)という単位で表されます。フレームレートが高いほど、映像の動きはより細かなり、滑らかで自然に見えます。

60fpsとは
60fpsとは、動画の1秒間に60枚の画像が表示されることを意味します。
現在、日本の4K・8KテレビやDVD(NTSC方式)、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスなどで標準的に使用されているフレームレートです。30fpsなどのフレームレートと比べてより滑らかな映像体験を提供できます。
120fpsとは
120fpsとは、動画の1秒間に120枚の画像が表示されることを意味します。
60fpsの約2倍のフレーム数にあたり、スローモーション映像でも滑らかさを維持できるため、プロの映像制作でも重宝されます。
特に、ゲーム実況やスポーツ中継、アクション映画のような動きが激しいシーンでは、細かいディテールまで鮮明に捉え、リアルで迫力のある映像を実現可能です。
60fps VS 120fpsを徹底比較
それでは、実際に60fpsと120fpsの違いを確認してみましょう。大きな違いとして滑らかさが挙げられますが、そのほかにも細部再現やファイルサイズ、ハードウェア要件において比較ができます。
60fpsと120fpsの違い:滑らかさ
60fps VS 120fpsの最も大きな違いは、映像の滑らかさにあります。
60fpsは、一般的な動画視聴や撮影であれば十分に対応できます。ただし、動きが激しいシーンではモーションブラーが発生したり、スローモーションにすると動きがカクついて見えることがあります。
120fpsの動画では、動きが非常に滑らかに再現され、ブレも抑えられるため、違和感のない自然な視聴体験を提供します。特にスポーツ中継やFPS/TPSゲームでは、高速な動きをスムーズに表現できるのが特徴です。
60fpsと120fpsの違い:ディテール再現
60fpsと120fpsのディテール再現にも違いがあります。
1秒間に表示されるフレーム数が多いため120fpsでは、より多くのディテールを鮮明に捉えることができます。
特にアクション映画の格闘シーンやスローモーション映像でも、被写体の細かな動きや表情がはっきりと見え、映像の細部までクリアに楽しむことができます。
60fpsと120fpsの違い:ファイルサイズ
60fpsの動画は、ファイルサイズは比較的小さく、編集や再生時のPCやスマホへの負荷も軽減できます。
一方、120fpsの動画は、60fpsの約2倍の情報量を持つため、ファイルサイズは必然的に大きくなります。120fpsで長時間撮影する場合、あっという間にストレージを圧迫してしまいます。
60fpsと120fpsの違い:ハードウェア要件
60fpsの動画は、特別な機材がなくても、ほとんどのPC、スマホ、テレビでスムーズに再生可能です。
120fpsの動画本来の滑らかさを体感するには、120Hz以上のリフレッシュレート対応するモニターが必要です。120Hz以下のモニターでは、60fpsと120fpsの違いも肉眼で見分けられないかもしれません。
また、再生や編集時にもGPUやCPUが求められるため、エントリーモデルのPCや古いスマホではスムーズに行えないこともあります。
60fps VS 120fps:どちらを選ぶべき?
では、実際に動画を撮影・視聴する際には、60fps VS 120fpsどちらを選べばよいのでしょうか? 60fpsと120fpsには、それぞれメリットとデメリットがあり、利用シーンによって最適なフレームレートは異なります。
- 60fpsがおすすめの場合
- SNSへ動画投稿:多くの配信プラットフォームでは 60fps 標準でサポートされているため、滑らかな映像体験を提供できます。
- 日常的な撮影:撮影動画の映像の滑らかさやリアリティを確保しつつ、ファイルサイズが抑えられます。
- ゲームプレイの録画:PCやキャプチャ機材への負荷を軽減しながら、視聴者に比較的自然な動きを提供できます。
- ストリーミング配信:配信の安定性が求められる場面では、60fpsが回線負荷と映像品質の最適バランスポイントとなります。
- 120fpsがおすすめの場合
- スポーツやアクション映像の撮影: 120fpsは動きの激しいシーンを滑らかに捉え、迫力と臨場感あふれる映像を実現できます。
- スローモーション撮影:120fpsで撮影した素材なら、後からスローモーションを追加してもカクつかず、違和感なく自然なスローモーション映像に仕上げられます。
- FPS/TPSゲーム:高リフレッシュレートのゲーミングモニターと組み合わせると、より快適でヌルヌルしたゲーム体験を楽しめます。
60fpsの動画を120fpsに変換する方法
動画をもっと滑らかに見たい場合、60fps動画を120fpsに変換することで、リアルで迫力のある視聴体験が可能になります。
今回はAiarty Video Enhancerを使って、60fps動画を120fpsに変換する方法をご紹介します。
Aiarty Video EnhancerはAI技術を活用した動画強化ソフトで、フレームレート変更機能も備えています。
高度なAI予測アルゴリズムによって新たな中間フレームを自動生成するため、60fpsの動画を自然に120fpsに変換する可能です。動きの速い映像で発生しやすいカクつきやモーションブラーを大幅に抑え、滑らかで美しい映像に仕上がります。
さらに、スローモーション作成も対応。操作もシンプルで、初心者もワンクリックで動画をスローモーションにすることが可能です。
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ステップ1:動画ファイルを読み込む
Aiarty Video Enhancerを起動し、120fpsに変換したい動画ファイルをドラッグ&ドロップで追加します。
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ステップ2:フレームレートを120fpsに設定
動画を読み込んだら、右側の「フレーム補間」パネルを開きます。「フレームレート」のドロップダウンリストから「120」を選択します。
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ステップ3:プレビュー確認
プレビュー画面で、映像の滑らかさや画質を確認します。必要に応じて設定を調整できます。
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ステップ4:変換を開始する
保存先やファイル形式を指定したら、「選択項目を書き出す」ボタンをクリックします。60fpsから120fpsへの変換が始まるので、完了するまで待ちます。
動画の長さや解像度、フレームレート、PCの性能によって、変換にかかる時間は異なります。特にフレームレートが高い動画ほど処理時間が長くなるため注意してください。
まとめ
60fps VS 120fpsの違いは、簡単に言えば映像の滑らかさと情報量の差です。
120fpsは、60fpsに比べてより滑らかで、高速の動きも細部までクリアに表現できますが、その代わりにファイルサイズが大きくなり、再生・編集環境に求められるスペックも高くなります。
そのため、一般的なビデオ撮影や視聴、編集であれば60fpsで十分です。より高い没入感を求める視聴者やゲーマーには、120fpsがおすすめです。
また、低フレームレートの動画を高フレームレートに変換する必要がある場合は、Aiarty Video EnhancerのようなAI搭載の動画強化ツールを活用することで、画質の劣化を最小限に抑えながらフレームレートを変換できます。

この記事を書いた人:かほ
画像補正や写真加工を中心に、最新のAIソリューションやソフトウェアなどに関する役立つ情報をタイムリーにお届けします。