パワポで画像の背景が透明にできない?PowerPointで透明度が変更できない原因と解決方法を紹介!

PowerPoint(パワポ)のスライドに画像や写真を挿入して、背景を透過しようとした際に、なぜかうまく透明にならないということはありませんか?
今回は、パワポで画像の背景を透明にできない時の原因や具体的な解決方法を詳しく紹介していきましょう。パワポで背景透過の精度を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
パワポで画像の背景を透明にできないのはなぜ?
なぜPowerPointで背景画像の透明度が変更できないのか、画像の背景を透明にできないのか、その理由がわかれば解決方法も見えてきます。パワポで背景透過がうまくいかないときに考えられる原因を見てみましょう。
画像の形式では透過ができない
PowerPointで画像や写真の背景を透明に設定しても、透過情報(アルファチャンネル)に対応していない形式で保存すると、透明にしたはずの部分が自動的に白く表示されてしまうことがあります。
- • 透過に対応している画像形式: PNG(.png)、GIF(.gif)、TIFF(.tif)
- • 透過に対応していない画像形式: JPEG(.jpg)、BMP(.bmp)、WMF(.wmf)、EMF(.emf)
そのため、パワポで背景を透過したまま写真や画像を保存したい場合は、必ずPNGなど透過対応の形式を選びましょう。
PowerPointのバージョンや機能制限
PowerPoint 2013以前の古いバージョンでは、「背景の削除」機能が搭載されていないため画像・写真の背景を透明化できません。
画像の透明度を調整する機能は、Office 2021、 Office 2024、 および Microsoft 365(サブスクリプション版)でのみであり、それ以外のバージョンでは利用できません。
さらに、PowerPoint Online(Web版)ではデスクトップ版と比べて機能が制限されており、背景の透明化や画像透明度の調整にも対応していない点に注意が必要です。
画像の背景が複雑すぎる
画像の背景が一色の場合は、PowerPointで背景透過が簡単に行えます。しかし、背景や被写体が複雑な写真では、透過がうまく行えないことがあります。
- • 背景と前景の色が似ている
- • 被写体に細かい髪の毛や毛皮がある
- • 背景にグラデーションや複雑な模様がある
- • 半透明のオブジェクト(グラスや水など)がある
このような場合では、PowerPointの「背景の削除」と「透明色を指定」機能では前景と背景を正確に分離できず、透過が不完全になったり、まったく反映されなかったりすることがあります。

パワーポイント(PowerPoint)で画像の背景透過ができることをご存知でしょうか?本文は、パワポを利用して、背景透過を行う2つの方法、及びメリットとデメリットを紹介します。
パワポで画像の背景を透明にできない問題を解決する方法
PowerPointで背景画像の透明度が変更できない問題を解決するには、原因にあわせた解決策を見つける必要があります。ここからは、パワポで背景透過がうまくいかない場合の具体的な解決方法を紹介します。
画像はPNGで保存する
PowerPointのプレゼンテーションに挿入した画像・写真の背景を、ちゃんと透明のまま保存するには、透過に対応した画像形式(PNG、GIF、TIFF)で保存する必要があります。
背景を透過した画像を右クリック→「図として保存」を選択→「ファイルの種類」を.png(.gif、または.tiff)に設定→「保存」をクリックします。
中でもPNG形式は高画質で汎用性も高いため、透過した画像を保存する際に最もおすすめです。
Officeを最新バージョンに更新する
最新版の Microsoft 365にアップグレードするか、Office 2021以降のバージョンを導入することを検討しましょう。
現在使用しているPowerPointのバージョンは、メニューバーの「ファイル」→「アカウント」→「製品情報」から確認できます。
無料のサードパーティツールを使用する
パワポでの背景透過がどうしてもうまくいかない場合は、外部の背景透過ツールを利用して画像・写真の背景を透明化するのも一つの方法です。特に、背景や被写体が複雑な写真では、PowerPointだけではきれいに透過できないことも少なくありません。
そんな時におすすめなのが、無料で使える背景透過ソフト「Aiarty Image Matting」です。操作が使いやすくて、高精度な背景透過が可能なため、誰でも簡単にプロ並みの仕上がりを楽しめます。
高精度で透明化したいのなら「Aiarty Image Matting」!

「Aiarty Image Matting」は、画像や写真の背景をAIの力で自動的に透明化できる無料ソフトです。
最先端のAIモデルを搭載しており、髪の毛やガラス、羽のような繊細で複雑な被写体でも、手動調整なしで精密に切り抜き、背景も自然に透過できます。

さらに、透過後の画像を編集する機能も豊富に用意されています。透過度の調整やモザイク・ぼかしの追加、背景の差し替えなど、多彩な加工が可能です。

パワポで背景透過がうまくいかない画像でも、「Aiarty Image Matting」を使えば簡単に処理できます。以下の手順で、高精度な背景透過を試してみましょう。
-
ステップ1.画像を読み込む
Aiarty Image Mattingを起動し、背景透過したい画像をドラッグ&ドロップするか、「+」アイコンから選択します。JPEG、PNG、WEBPなど、様々な画像形式に対応しています。
-
ステップ2.AIモデルを選択する
画面右側の「AIモデル」から、画像に適したモデルを選びます。たとえば、犬の写真を透過したい場合は「AlphaStandard V2」がおすすめです。
-
ステップ3.透過処理を開始する
「背景透過 開始」ボタンをクリックすると、AIが背景を自動で認識して透過処理を行います。
-
ステップ4.画像を保存する
数秒〜数十秒ほど待つと、背景が透明になった画像が表示されます。
画面右下の「書き出し」ボタンをクリックすれば、背景が透明な画像をPNG形式で保存できます。
以上の手順で、Aiarty Image Mattingを使用して画像・写真の背景を透明化することができます。
まとめ
今回は、パワポで背景透過がうまくいか原因と、その解決方法について詳しく解説してきました。
「パワポで画像の背景を透明にできない」「PowerPointで背景画像の透明度が変更できない」といった悩みをお持ちの方は、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。
なお、より高精度な背景透過を求める場合には、Aiarty Image MattingのようなAIツールがおすすめです。AIが自動で被写体を認識・切り抜いてくれるため、専門知識がなくても、誰でも簡単にクオリティーの高い背景透過画像を作成できます。
- 簡単操作:AIが自動で写真から背景をすばやく除去してくれる。
- 高精度:最先端のAI技術で、細かく複雑な形状も綺麗に切り抜く。
- 豊富な機能:背景加工、透明度調整、高解像度化など機能も備える。
- 完全無料:全機能が無料でコストを気にせずに導入しやすい。
- 一括処理:最大3,000枚の画像を同時にバッチ処理できる。

この記事を書いた人:かほ
画像補正や写真加工を中心に、最新のAIソリューションやソフトウェアなどに関する役立つ情報をタイムリーにお届けします。