人の髪の毛の切り抜きが一瞬できる方法:初心者でも簡単にプロ級の仕上がりに!

Photoshopを使用して、細かな髪の毛をきれいに切り抜くことができます。ただ、初心者の方にとってPhotoshopを設定や操作するのはかなりのハードルがあるため、おすすめしません。
本記事では、初心者でも簡単に背景から髪の毛を切り取りする方法やおすすめのツールを紹介し、切り抜いた髪の毛を背景に染ませるためのコツも解説します。
髪の毛の切り抜きが難しい?
髪の毛自体が非常に細かく、背景との境目がぼやけているため、背景から髪の毛をきれいに切り抜くことはとても難しいです。特に、髪の色と背景色が似ている場合や髪の毛が背景に溶け込んでいる場合、その難易度が急上昇しています。
それに、Photoshopで細かな髪の毛一本一本をきれいに切り抜くには、通常より多くの手間や時間がかかります。
最新のAI技術を活用したツールを使えば、これらの問題を一発で解決できます。
AIで髪の毛の部分を自動で判別し、背景から分離することで、作業時間の大幅な短縮だけでなく、髪の毛の切り抜きの難易度の低下も可能です。
おすすめの髪の毛の切り抜きソフト
PCがあれば、細かな髪の毛をきれいに切り抜くことができるAIツール「Aiarty Image Matting」がおすすめです。

Aiarty Image Mattingは、どんな画像や写真でも素早くきれいに切り抜くことができる無料ソフトです。
髪の毛に特化した「AlphaStandard V2」AIモデルが用意されており、髪の毛などの細かく複雑な被写体を、背景から精確に切り取りしてくれます。
AIによる自動検出機能で、複雑な形をしているカールでも、風になびいているロングヘアでも背景から一瞬できれいに切り抜くことが可能です。

- Aiarty Image Mattingの特徴:
- 髪の毛の細かい部分を自動認識し、背景を一瞬で除去。
- エッジ処理が柔らかく滑らかで、新しい背景とも自然に馴染む。
- 専門知識がなくても、数クリックでプロ級の仕上がりを実現。
- 時間や手間がかかる髪の毛の切り抜きが、通常数秒で完了。
一瞬で背景から髪の毛を切り取りする手順
ここからは、Aiarty Image Mattingを使用して髪の毛をきれいに切り抜くための具体的な手順について説明しています。
ステップ@:画像や写真を追加する

Aiarty Image Mattingを起動し、切り抜きたい画像や写真をソフトにドラッグ&ドロップします。
下側の「+追加」ボタンをクリックすることでも、画像や写真をAiarty Image Mattingで読み込めます。
ステップA:AIモデルを選択する

画面の右カラムから「AIモデル」の選択ボックスをクリックすると、下側にリストが出ます。
リストの中の「AlphaStandard V2」をクリックして、選びましょう。
ステップB:背景透過を開始する

右下の「開始」ボタンをクリックすると、髪の毛の切り抜きが始まります。
数秒〜数十秒ほど待つと、背景が透明になった画像がプレビューウィンドウに表示されるので、その品質を確認します。
プレビューに表示される結果が気に入らない場合は、左側のメニューバーにある編集ツールを使って手動で微調整を行います。
ステップC:PNG画像を保存する

「書き出し設定」を開き、「フォーマット」を「PNG [16 bits]」に設定します。
設定が完了したら、「書き出し」ボタンを押すことで、切り抜いた画像が背景を透明にしたままで、PNG形式(*.png)として保存されます。
切り抜いた髪の毛を背景に馴染ませるコツ
切り抜いた髪の隙間に不自然な色が残っていたり、境界線がくっきりしすぎてギザギザになっていると、合成時に切り抜いた部分が浮いて見え、背景に馴染ませないことがあります。
Aiarty Image Mattingの「フェザー」や「覆い焼き」、「平滑化処理」、「AI強化」機能を活用することで、切り抜いた髪の毛をより自然に仕上げ、別の画像の上に重ねてみても違和感なく行うことができます。
以下では、髪の毛を背景に馴染ませるための切り抜きのコツを紹介します。
1.エッジを調整する
Aiarty Image Mattingの「フェザー」と「平滑化処理」を設定することで、自然な仕上がりに近づけることができます。

背景透過の処理が完了したら、「フェザー」にチェックを入れます。
- 「幅」:フェザーを適用する範囲を調整します。
- 「強度」:値を大きくすると、髪の毛の境界がぼやけて、より自然に見えます。
右カラムから「微調整」をクリックすると、「平滑化処理」にチェックを入れます。

「平滑化処理」:切り抜いた画像のエッジのギザギザを滑らかにする可能です。
2.境界線をきれいにする
Aiarty Image Mattingの「覆い焼き」ツールを使用することで、境界線に残った背景を削除することができます。

左側の編集ツールから「覆い焼き」を選択して、右側の「エフェクト」欄をクリックすると、切り抜いた被写体がハイライト表示されます。
しきい値やサイズなどを設定して、境界線に残った不要な背景部分をブラシでなぞるようにドラッグします。
境界線をきれいに切り抜いた状態に!
- 閾値:編集可能な範囲を設定します。
- 値:数値が小さいほど透明度が増します。
- 硬さ:ブラシのエッジの硬さを変更できます。
- サイズ:ブラシのサイズを設定します。
3.「AI強化」を活用する
髪先など細かい部分の切り抜きができない場合は、Aiarty Image Mattingの「AI強化」機能を使用すると、画像を拡大して細かい切り抜き作業が行えます。

画面の右カラムから「編集」をクリックすると、下側にパネルが出ます。
「AIモデル」を「Real-Photo v3 」に設定します。イラストやアニメ風画像の場合は、「More Detail」または「Smooth Diff」を選択します。
「拡大」の横にある「x2」ボタンをクリックして、下側の「高画質化」をクリックします。
後は、背景透過を行うと、細かな髪の毛をきれいに切り抜くことができます。

この記事を書いた人:かほ
画像補正や写真加工を中心に、最新のAIソリューションやソフトウェアなどに関する役立つ情報をタイムリーにお届けします。