映像の細部まで鮮明に再現する
次世代AI高画質化ソフト
  • 一括処理対応:複数の動画を同時に高画質化できる。
  • ディテール再現:肌・髪など細部まで美しく仕上げる。
  • 強力なノイズ除去:映像・音声の両方を即座にクリアに。
  • 4Kアップスケール:古い映像や録画動画も4Kに拡大。
AI動画強化・画質向上

【高画質化】配信録画の画質を良くするためのソフトや、設定方法を解説!

配信録画を高画質化する

都合の良い時に視聴できることから、ウェビナーやライブ配信を録画したいと考える人は多いでしょう。

しかし、実際に録画したビデオは、ライブで視聴するのとは異なり、画質が低下したり、動きがカクついたりして、十分に楽しめないことがあります。

そこで今回は、配信録画を高画質化する方法をまとめて紹介します。また、配信録画の画質が悪い原因も解説しますので、原因に応じて最適な解決策を選択できます。

配信録画の画質が悪い?その原因をチェック

いい対策を見つけるためには、まず配信録画の画質が悪くなる原因を特定する必要があります。

ネットでの情報や過去の経験を踏まえると、以下のような要因によって起こされるかもしれません。

  • 録画側の設定が正しくない

録画ツールで解像度やビットレート、フレームレートの設定が低いと、本来の配信より画質が落ちた状態で保存されます。

  • 再生ソフトが古い

再生ソフトまたはそのバージョンが古いと、4K映像や高フレームレートの動画をスムーズに再生できない場合があります。

  • PCモニターの解像度が低い

画面収録の画質は根本的に、使用しているモニターの解像度にも依存します。PCモニターの解像度を超える設定をしても効果はありません。

  • PCのスペックが不足している

PCのスペックや容量が不足していると、高解像度の動画をクリアかつスムーズに録画・再生できず、フリーズやカクつきが頻発に発生されます。

  • 元の配信自体の画質が低い

そもそも配信側が低画質のコンテンツを提供していること。配信設定が不適切であったり、無断転載や録画を防ぐために意図的に低画質で配信している場合もあります。

また、通信状況に合わせて自動で画質を落とすプラットフォームでは、視聴者の環境次第で低画質の録画が残ることもあります。

こうした原因が重なることで、録画したものを後から見返すと、明らかに品質が落ちていると感じることがあります。

配信録画の画質を良くする・高画質化する方法

ここでは、配信録画を高画質に仕上げる具体的な方法を紹介します。


その一、今すぐ解決!専門なAI動画高画質化ソフトを使う

まずは、ライブ配信を録画したものの画質を上げる最速な方法です。

特におすすめなのが、Aiarty Video Enhancerという専門のAI動画高画質化ソフトです。このソフトは、AI によって自動でノイズを除去したり、ブレを補正したりして、低画質の配信録画を鮮明で見やすい映像に高画質化できます。映像を最大4Kクオリティまでアップスケールでき、本物そっくりの細部を復元します。

Aiarty Video Enhancer

Aiarty Video Enhancerで配信録画を高画質化する手順

  • 動画を読み込む

    Aiarty Video Enhanceを起動し、「+」をクリックするか、高画質化したい録画をドラッグ&ドロップで読み込みます。

    配信録画を高画質化する方法:Aiarty Video Enhancer
  • 高画質化設定

    画面の右側の「AIモデル」から目的に応じて適切なAIモデルを選択します。

    「拡大」のプルダウンメニューから、高画質化後の出力サイズ(解像度)を選択します。

    配信録画の画質を良くする方法:Aiarty Video Enhancer
  • 処理を開始する

    「プレビュー」をクリックすると、処理が開始されます。

  • 動画書き出し

    「書き出し設定」で動画の出力ファイル形式やコーデック、保存先などを設定したら、「選択項目を書き出す」をクリックして動画を保存します。

    Aiarty Video Enhancerで配信録画を高画質化する

その二、アップスケーリング再生ソフトを使う

リアルタイムで低解像度の配信録画を高画質で楽しみたい場合は、アップスケーリング再生ソフトを使う方法があります。

一見すると「方法1」で紹介したAI高画質化ソフトと似ていますが、仕組みが少し異なります。

アップスケーリング再生ソフトは、再生中の動画をリアルタイムで4K相当の画質に上げることで、より高品質な視聴体験を提供します。たとえば、720pなどの低解像度の動画を、4Kや2Kの高解像度モニターで再生する場合でも、映像は鮮明に見えます。

これは主に「RTX Video Super Resolution(VSR)」といったNVIDIA独自の超解像技術を活用することで実現されます。

RTX Video Super Resolutionを利用する条件
  • OS:Windows 10 / 11(64bit)
  • GPU:NVIDIA GeForce RTXシリーズ(30番台・40番台推奨)
  • 対応ブラウザ:Google Chrome、Microsoft Edge、Firefox(最新版)
  • 対応再生ソフト:VLC Media Player、PotPlayer、MPC-HC など

ここでは、VLCメディアプレイヤーを使って配信録画をリアルタイムにアップスケーリングし、低解像度のコンテンツを高画質で視聴する方法を解説します。

アップスケーリング再生ソフトで配信録画を高画質化する手順

  • GPUドライバーの更新

    まず、NVIDIA公式サイトからGPUドライバーを最新版にアップデートしてください。

  • NVIDIAコントロールパネルの設定

    NVIDIAコントロールパネルを開き、「ビデオイメージ設定の調整」>「RTXビデオ強調」のスーパー解像度」をオンにします。

    「クオリティ」を1〜4 で選択します。個人的には、3か4が良いです。

    アップスケーリング再生ソフトで配信録画を高画質化する方法
  • VLCの設定

    VLCを起動し、「ツール」>「設定」を開き、「設定の表示」を「すべて」に切り替えます。左側の「ビデオ」>「出力モジュール」を展開し、「Direct3D11出力」を選択します。

    アップスケーリング再生ソフトで配信録画を高画質化する方法

    「ハードウェアによるブレンディングサポートを使用」にチェックを入れ、「Video Upscaling Mode」で「Super Resolution」を選択します。

  • 動画を再生する

    設定を保存し、VLCを再起動します。こうしておけば、配信録画をより鮮明な画質でスムーズに視聴できます。

注意
  • PCモニターの解像度が低い場合は、アップスケーリングの効果を十分に体験できないことがあります。
  • また、映像によってはやや不自然に感じる場合もあります。
  • 本格的に高画質化を求めるなら、Aiarty Video Enhancerの利用をおすすめします。
  • AI超解像:アニメ・古い動画をAIで4Kアップスケーリング。
  • 自動補正:フレーム補間、ノイズ除去、雑音除去などを自動処理。
  • 細部復元:ぼやけた映像や不鮮明な部分もAIが高精度に補正。
  • 高速処理:Turboモードにより最大3倍の処理スピードを実現。

その三、録画側の設定を見直す

ネット配信を録画する際、パソコンの標準搭載画面録画機能、あるいは専門の録画ソフトを使っている方も多いでしょう。しかし、録画設定が不適切になっていると、画質が劣化してぼやけた映像になってしまうことがあります。

ということで、以下のような設定を見直すことが大切です。

1. 品質・解像度

多くの録画ツールでは、品質(高・低)や解像度(HD、フルHD、2Kなど)を選択できます。低い設定にしてしまうと、画質が低下する恐れがあります。

🍄 推奨設定:録画品質を「高」に、解像度をパソコンのモニター解像度に合わせてを設定する。

2. ビットレート・フレームレート

ビットレートとは、1秒間あたりに処理する情報量。数値が高いほど映像は鮮明になります。

フレームレートとは1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位のこと。数値が高いほど映像は滑らか、低いとカクカクします。

🍄 推奨設定:
映像ビットレート:5000kbps〜9000kbps;
音声ビットレート:96kbps〜320kbps;
フレームレート:通常の動画は30fps、動きの激しい動画(例:ゲーム実況)なら60〜120fps。

3. 録画フォーマット

録画したファイルはどのような形式で保存することです。MP4が一般的ですが、高画質を求める場合非圧縮・高ビットレート形式が推奨されます。

🍄 推奨設定:MOVやMKVなど(コーデックはH.264やHEVC/H.265が高画質向きです)。

注意
  • スペックに応じた適切な設定が重要です。
  • PCのスペックが低い場合、むやみに解像度やビットレートなどを高く設定してはいけません。高く設定すると、パソコンが過熱したり、遅延したり、フリーズしたりする可能性があります。

さて、具体的に録画設定を見直す方法を解説します。

Windowsゲームバーを使う場合:

Windowsゲームバー(Xbox Game Bar)とは、Windows 10/11に標準で付属しており、ゲームプレイの録画、スクリーンショットの撮影、パフォーマンスの管理ができる便利なツールです。

  • 「スタート」から「設定」>「ゲーム」の順にクリックします。

    Windowsの録画設定を見直すことで配信録画の画質を良くする
  • 「キャプチャ」で「録画されたビデオ」までスクロールし、ビデオフレームレートやビデオ品質、音質などを必要に応じて設定しましょう。

    Windowsの録画設定を見直すことで配信録画の画質を良くする

VideoProc Converter AIを使う場合:

VideoProc Converter AIとは、Windows&Macの画面や、web会議、ライブ配信などを簡単に録画できるソフトです。低スペックPCでも無制限・長時間で録画できるのが大きな特徴です。

  • VideoProc Converter AIを起動し、ホーム画面右上にある歯輪のアイコンをクリックして「設定」を選択します。

    VideoProc Converter AIでの高画質録画設定
  • 「録画」で「録画品質」、「録画フォーマット」など項目をチェックし、必要に変更してください。

    VideoProc Converter AIで配信を高画質に録画するための設定

OBS Studioを使う場合

OBS Studioとは、PCでライブ配信や画面録画が可能なオープンソースのフリーソフトです。

  • OBS Studioを起動し、「ファイル」>「設定」をクリックします。出力タブを開いて、録画品質やフォーマットを変更できます。

    OBSで高画質録画するための設定
  • 次は映像タブをクリックします。高画質な録画には、出力解像度を基本解像度と同じ値に設定するのがおすすめです。

    OBSで配信を高画質に録画するための設定

まとめ

以上、ネット配信を録画した映像の画質が悪くてぼやけて見える原因と、その改善方法を紹介しました。

  • 既存の低画質な配信録画を素早く高画質したい場合:Aiarty Video Enhancerが一番おすすめ。
  • リアルタイムで低画質の配信録画を高画質で楽しみたい場合:アップスケーリング再生ソフトを活用。(※NVIDIA RTX VSR対応PCが必要)
  • 高画質にネット配信を録画したい:お使いの録画ソフトの録画設定を正しく調整。

ご自身のPC環境や目的に合わせて、最適な方法を選んでみましょう。

編集者:ひまり

この記事を書いた人:ひまり

動画・画像処理などの記事作成を担当。現在はAI(人工知能)の分野を中心に、読者の方に向けて丁寧でわかりやすい内容を意識して執筆に努めます。