完全版｜Stable Diffusionのモデル読み込みエラーが出る原因と対処法9つを徹底解説
Stable Diffusionを使ってAI画像生成を楽しんでいるとき、突然「モデルの読み込みに失敗しました」というエラーが出て、画像生成がうまくできなくなってしまった経験はありませんか？
本記事では、Stable Diffusionの「モデル読み込みエラー（Error failed to load model）」が発生する主な原因と、実際に効果のある6つの対処法を分かりやすく解説します。
Stable Diffusionで新しいモデルをロードしたり、切り替えたりする時に、モデルの読み込みに失敗したトラブルが出会った方は、ぜひ参考にしてください。
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Stable Diffusionのモデル読み込みエラーが出る原因
Stable Diffusionでモデルを読み込む方法
Stable Diffusionで新たなモデルを読み込んで、画像生成に使用する方法は以下の4ステップで完了します。
- ステップ1. モデル配布サイトからお気に入りのモデルをダウンロードします。
- モデルを入手するサイト：
- Hugging Face: https://huggingface.co/models
- Civitai：https://civitai.com/models
- ステップ2. ダウンロードしたモデルファイルをStable Diffusionに配置します。
- Stable Diffusion Web UIをインストールしたフォルダ内の「models/stable-diffusion」ディレクトリを開きます。
- 先ほどダウンロードしたモデルファイルをコピーして、このこのフォルダに移動します。これでStable Diffusionでモデルを利用することができます。
- ステップ3. Stable Diffusionで追加したモデルを読み込みます。
- 最初にStable Diffusion Web UIを起動します。
- その後、Stable Diffusion の画面の一番上にある「Stable Diffusion checkpoint」の「更新」ボタンをクリックします。すると、追加したモデルの読み込みが開始されます。
- ステップ4. 追加したモデルを選択して画像生成を行います。
- モデル一覧の更新が終わったら、ドロップダウンメニューをクリックして、追加したモデルを選択します。これで、選択したモデルの特性を活かした画像生成ができるよになります。
さらに、既存モデルの間に切り替える場合は、Stable Diffusion の画面の一番上にある「Stable Diffusion checkpoint」のドロップダウンメニューから好みのモデルを選択するだけです。モデルの読み込みを完了したら、画像生成の作業が進めます。
この記事では、Stable Diffusionで利用できる人気のモデルを紹介します。また、モデルの導入方法や使用時の注意点なども合わせてお伝えします。どのモデルを使おうか迷っている方は、ぜひこの文章をチェックしてください。
Stable Diffusionのモデル読み込みエラーが出る原因
Stable Diffusionでは、画像生成時に「モデル」ファイルを読み込んでから処理を行います。
しかし、モデルの読み込み時に以下のようなエラーメッセージが表示され、画像生成が進まないことが時々発生します。
- エラー：モデルの読み込みに失敗しました（Error failed to load model）
それはなぜでしょうか。
調べてみると、Stable Diffusionでモデルが読み込めない原因は主に以下の7つあります。
原因❶GPUのドライバが古い
GPUのドライバが古かったりバグを抱えていると、Stable Diffusionでモデルの読み込みに失敗することがあります。
原因❷GPUメモリ（VRAM）の不足
Stable Diffusionは非常に大きなモデルを扱うため、VRAMが6GB未満のGPUではロード中にメモリ不足になることがあります。特に4KモデルやLoRAを複数読み込む場合は要注意です。
原因❸モデルファイルの不完全ダウンロード・破損
モデルダウンロード途中でネットワークが途切れたり、モデルファイル自体が壊れていると、Stable Diffusionでモデルが読み込めないエラーが発生します。
原因❹モデルバージョンはStable Diffusion WebUIと互換性がない
古いフォーマットのモデルの場合、使用しているStable Diffusion Web UIに対応していないから、読み込みエラーが生じます。
さらに、Stable Diffusion WebUIのバージョンが古い場合、最新モデルの読み込みができないことがあります。
原因❺キャッシュフォルダに破損したファイルがある
Hugging Faceのキャッシュフォルダに破損しているファイルがあると、Stable Diffusionのモデル読み込みエラーが発生します。
原因❻Python/pip環境に問題がある
Python/pip環境が破損していると、Stable Diffusionのモデル読み込みがうまくいかなくなります。
原因❼セキュリティソフトの干渉
Stable Diffusionでモデルを読み込みする時、セキュリティソフトにより一部ファイルをスキャン・隔離してしまうことで、読み込みが中断されることもあります。
Stable Diffusionでモデルが読み込めないエラーへの対処法9つ
原因に合わせて以下の対処法を試してみると、多くの場合はStable Diffusionのモデル読み込みエラーを解消することができます。
✅対処法1：GPUのドライバを最新に更新してみる
Stable Diffusionでモデルが読み込めないエラーが出たら、まずはGPUのドライバを最新バージョンに更新してみます。
- 手順
- ➀. 「Windowsキー＋R」を押し、「devmgmt.msc」と入力してデバイスマネージャーを開きます。
- ➁. 「ディスプレイアダプター」を展開し、使用しているグラフィックカードを右クリックし、「ドライバーの更新」＞「ドライバー ソフトウェアの自動検索」を選びます。
- ➂. 更新完了後、PCを再起動し、Stable Diffusionでモデルを再度読み込みます。
✅対処法2：「webui-user.bat」の設定を変更する
Stable Diffusion WebUI（AUTOMATIC1111）を利用している場合、「webui-user.bat」の設定を変更することで、メモリ使用量を最適化でき、モデルの読み込みエラーを回避できることがあります。
- 手順
- ➀. Stable Diffusionのインストールフォルダにある「webui-user.bat」ファイルをテキストエディタで開きます。
- ➁. 次の行を追記します：set COMMANDLINE_ARGS=--disable-safe-unpickle
- ➂. 保存後、Stable Diffusionを起動し、モデルの読み込みを再試行します。
✅対処法3：起動している他のアプリを停止する
Stable Diffusionで「モデル読み込みに失敗しました」というエラーを防ぐためには、十分なメインメモリ（RAM）とグラフィックメモリ（VRAM）を確保することが非常に重要です。
だから、Stable Diffusionを使う時に起動している他のアプリを全部停止したほうが良いです。
✅対処法4：仮想メモリを再設定する
仮想メモリをご自身で再設定することで、メモリ不足で引き起こすStable Diffusionのモデル読み込みエラーを解決できます。
- 手順
- ➀. パソコンの検索バーで「システムの詳細設定」を開きます
- ➁. 「パフォーマンス」の「設定」＞「詳細設定」＞「仮想メモリ」の「変更」をクリックします。
- ➂. 「自動管理」をオフにして、「カスタムサイズ」に以下の数値を設定し、「OK」を押します。
- ▶初期サイズ：12288MB
- ▶最大サイズ：24576MB（RAMが8GBの場合）
- ➃. PCを再起動し、Stable Diffusionモデルの読み込みを行います。
✅対処法5：モデルファイルを再ダウンロード・配置する
モデルファイル自体に問題があれば、Stable Diffusionでモデルが読み込めないです。
その時、モデルを入手するサイトからモデルファイルを再ダウンロードし、Stable Diffusionのモデルフォルダに正しく配置してください。
✅対処法6：Stable Diffusion WebUIを更新する
Stable Diffusion WebUI自体が古いバージョンだと、新しいモデルとの互換性に問題が生じることがあります。
Stable Diffusionでモデルをスムーズに読み込むため、GitHubから最新バージョンに更新する必要があります。
- 手順
- ➀. パソコンのエクスプローラーで、[Stable-diffusion-webui]のフォルダを開きます。
- ➁. 空白で右クリックし、「Open Git Bash here」を選択します。
- ➂. git pullコマンドで「git pull」と入力し、Enterキーを押ると、更新が開始されます。
- ➃. コマンドが完了するまでお待ちください。その後、Stable Diffusion WebUIを再起動し、モデルの読み込みを実行します。
Stable Diffusionの最新バージョンはより安定に動作でき、新機能も利用できます。この記事でStable Diffusionをアップデートして、最新バージョンにリリースする方法をご紹介します。"
✅対処法7：キャッシュファイルを削除してみる
Hugging Face から入手したモデルが読み込めない場合、キャッシュファイルを削除してから再度読み込みましょう。
- 手順
- ➀. パソコンのエクスプローラーに以下を入力します：
- C:\Users\＜ユーザー名＞\.cache\huggingface
- ➁. フォルダ内のデータをすべて削除します。
- ➂. Stable Diffusionを再起動し、モデルの読み込みを再試行します。
✅対処法8：Pythonを再インストールする
Python環境の不具合もStable Diffusionのモデル読み込みエラーが発生する原因の一つです。
そんな場合、Pythonを再インストールすることで解決できます。
✅対処法9：セキュリティソフトの干渉を確認する
セキュリティソフトがモデルをスキャン・隔離してしまうので、Stable Diffusionでモデルが読み込めないことも多いです。
Stable Diffusionでモデルの読み込みに失敗したら、セキュリティソフトの干渉を確認してください。
- 手順
- ➀. セキュリティソフトを一時的に停止します。
- ➁. Stable Diffusionを起動し、モデルを読み込みます。
- ➂.モデルが正常に読み込まれたら、「Stable Diffusion」フォルダをセキュリティソフトの「除外リスト」に登録してください。
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- ステップ1. Aiarty Image Enhancerを起動し、Stable Diffusionで生成した画像を読み込みます。
- ステップ2. 右側にある「AI細部加工」で「AIモデル」「拡大率」を設定します。
- ステップ3. プレビューが確認した後、書き出し設定を行い、「RUN」を押します。これで、画像の高画質化処理がすぐ開始されます。
この記事を書いた人：ミユキ
AI（人工知能）を活用したツールとその活用法等に関するコンテンツ制作を担当しています。読者目線で分かりやすいAI系の記事作りを心がけています。