Stable Diffusionで使えるおすすめのVAE8選|選び方・導入方法も解説【人気順】
VAEは、Stable Diffusionで生成する画像の“色味・鮮明さ・シャープ感”を大きく左右する重要な設定です。適切なVAEを導入することで、AIイラストや実写画像のクオリティを大幅に向上できます。
しかし、Stable Diffusionで使えるVAEにはさまざまな種類があり、「どのVAEを選べばいいのかわからない」という初心者の方も多いでしょう。
そこで本記事では、Stable Diffusionで使える人気のおすすめVAE8選をはじめ、VAEの選び方・導入方法(使い方)まで初心者向けにわかりやすく解説します。
Stable DiffusionにおけるVAEの利用で生成した画像をもっと高品質にしたいという方は、ぜひ参考にしてください。
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1. Stable Diffusion VAEとは
VAEはVariational Auto Encorderの略で、既存データの特徴を学習して似たような新たなデータを生成できるモデルの一種です。VAEはさまざまな分野で応用されていますが、特に画像生成において活躍しています。
画像生成AI「Stable Diffusion」におけるVAEは画像生成モデルに属する補助ツールとしてよく使われています。
Stable DiffusionでVAEを活用するのは多くのメリットがあります。例えば、
- ✅ AIによって生成された画像を鮮明にする;
- ✅ AI画像の画質劣化を低減する;
- ✅ 画像内の細かい描写や装飾などのパーツを補正する;
- ✅ AI人物などの肌の色みや光彩のバランスを保つ;
下記画像を見ると、VAEありで生成した画像はVAEなしで生成した画像により、全体が鮮明にし、高画質化に仕上げるのが分かると思います。
要するに、Stable DiffusionにVAEを使用することによって、生成されたAI画像の質が向上します。
2. Stable DiffusionおすすめVAE8選
Stable Diffusionでクオリティーが高い画像を生成するには、VAEは必須です。
ここから、Stable Diffusionで画像を生成する際におすすめのVAEを8つ紹介します。
Stable DiffusionおすすめVAEの比較表(違い一覧)
| VAE | 特徴 | 向いている画像 | 彩度 | シャープ感 |
|---|---|---|---|---|
| vae-ft-mse-840000-ema-pruned | 汎用性が高く定番人気 | 実写・アニメ両対応 | 高 | 高 |
| kl-f8-anime/kl-f8-anime2 | 明るく鮮やかな色味 | アニメ・イラスト | 高 | 中〜高 |
| clear vae | 色味・シャープ感のバランス型 | アニメ・描画系 | 中〜高 | 高 |
| pastel-waifu-diffusion | 柔らかく淡い雰囲気 | 美少女・パステル系イラスト | 中 | 中 |
| orangemix | 落ち着いた自然な色味 | アニメ・二次元系 | 低〜中 | 中 |
| counterfeit-v2.5 | リアル寄りで陰影が自然 | 実写・リアル系 | 低 | 高 |
| anything 4.0 | 柔らかい質感で扱いやすい | アニメ初心者向け | 中 | 中 |
| blessed / blessed2 | コントラストが強く映える | ダーク系・高コントラスト画像 | 中〜高 | 高 |
❶vae-ft-mse-840000-ema-pruned
【特徴】
- イラスト系でも実写系(リアル系)でも対応;
- 彩度が高くて明るい画像を生成したい場合におすすめ;
- 汎用のVAE;
【ダウンロードサイト】
- Hugging Face
- CIVITAI
❷kl-f8-anime/ kl-f8-anime2
【特徴】
- イラスト系や描画系で多用される;
- 彩度・輝度の高いイラストの生成に適する;
【ダウンロードサイト】
- Hugging Face
- CIVITAI
❸clear vae
【特徴】
- イラストと描画系でよく使われる;
- Checkpointモデルの推奨VAEとして指定されている場合が多い;
- 彩度とシャープ感の両方でバランスの良い画像を生成できる;
【ダウンロードサイト】
- CIVITAI
❹pastel-waifu-diffusion
【特徴】
- pastel-mixモデルと合わせて使用する;
- 淡く柔らかいタッチのイラスト生成が可能になる;
- 彩度とシャープ感を程よいバランスにしたい場合におすすめ;
【ダウンロードサイト】
- Hugging Face
❺orangemix
【特徴】
- OrangeMixチェックポイントモデルはもちろん、イラスト系やアニメ系モデルでも使える;
- 彩度を抑えて落ち着いた画像を生成できる;
【ダウンロードサイト】
- Hugging Face
❻counterfeit-v2.5
【特徴】
- counterfeit-v2.5モデル専用のVAE;
- 彩度を低めにして落ち着いた画像を上手に生成したい場合におすすめ;
【ダウンロードサイト】
- Hugging Face
❼anything 4.0
【特徴】
- anything 4.0モデルと合わせて使用する;
- やや彩度・シャープ感が低め、柔らかい画像を生成したい場合におすすめ;
【ダウンロードサイト】
- Hugging Face
❽blessed/blessed-fix/blessed2
【特徴】
- counterfeit-v2.5モデル専用のVAE;
- 明暗のコントラストが強調される画像の生成におすすめ;
【ダウンロードサイト】
- Hugging Face
3. Stable Diffusion VAEの選び方
Stable DiffusionにVAEを導入すると同じプロンプトでも生成された画像の質が向上します。
各VAEによって彩度や色味、クリア質感、シャープ感などにそれぞれ違うので、画像生成の際にどのVAEを使用使用すればいいかは、モデルの種類や目的によって異なります。
- Stable Diffusionで彩度を高くして明るい画像を生成したい場合
- ▶ vae-ft-mse-840000-ema-pruned
- ▶ kl-f8-anime
がおすすめです。
- Stable Diffusionで彩度とシャープ感のバランスがよい画像を生成したい場合
- ▶ kl-f8-anime2
- ▶ pastel-waifu-diffusion
- ▶ clear vae
がおすすめです。
- Stable Diffusionで彩度を高くして明るい画像を生成したい場合
- ▶ orangemix
- ▶ counterfeit-v2.5
- ▶ anything 4.0
がおすすめです。
また、Stable Diffusionで使えるVAEには、大きく分けて2種類あります。
- ◉ 汎用的に使えるVAE
- ◉ 独自のモデル専用に作られたVAE
モデルに合うVAEを選択することも重要なことです。
一般的に、モデルの説明ページでは、推奨しているVAEが記載されています。もし何も書いていなければ、既にモデルにデフォルトのVAEが提供されているのかもしれません。

この記事では、Stable Diffusionのモデルに焦点を当てて、おすすめのモデルやその入れ方・使い方、さらに使用時の注意点について詳しくご紹介します。Stable Diffusionでクオリティの高い画像を生成したい人は必見!
4. Stable DiffusionでVAEを導入する方法(使い方)
Stable DiffusionでVAEを導入して使うには、以下の3ステップが必要です。
-
STEP.1 Hugging Face、またはCIVITAIからお好みのVAEをダウンロードする
Stable Diffusionで使えるVAEはHugging FaceとCIVITAIのサイトで公開されています。
該当するサイトを開き、ダウンロードしたいVAEを検索し、「Files and versions」をクリックし、ダウンロードしたいVAEの「ダウンロード」ボタンをクリックします。 これで、VAEのダウンロードが完了します。
-
STEP.2 Stable DiffusionにVAEを導入する
ダウンロードしたファイルをStable DiffusionのVAEフォルダに入れます。
Stable Diffusion Web UIを使用する場合、ディレクトリパスは以下の通りです。
「stable-diffusion」→「stable-diffusion-webui」 → 「models」 → 「VAE」
-
STEP.3 Stable Diffusionで先ほど導入したVAEを適用する
まず、Stable Diffusionを起動し、「Settings(設定)」>「VAE」をクリックします。
そして、「SD_VAE」欄のプルダウンの横にあるリロードアイコンをクリックすると、利用可能なVAEが表示されます。先ほどフォルダに追加したVAEを選択してください。
最後に、「設定を適用(Apply Settings)」をクリックすれば、選択したVAEが適用されます。
以上です。そのあと、この状態でいつも通りプロンプトを入力して画像を生成すればOKです。
5. Stable DiffusionのVAEに関するよくある質問
質問❶. Stable DiffusionでVAEは必須ですか?
- 必須ではありませんが、Stable Diffusionで高品質なAI画像を生成したい場合は、VAEの導入がおすすめです。
- VAEを適用することで、画像の色味・鮮明さ・シャープ感が改善され、肌の質感や光の表現もより自然になります。特に「画像がぼやける」「色が薄い」と感じる場合は、VAEを変更するだけで改善するケースがあります。
-
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質問❷. Stable Diffusion初心者におすすめのVAEは?
- 初心者には「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」がおすすめです。
- 実写・アニメの両方に対応しやすく、色味やシャープ感のバランスが良いため、Stable Diffusion定番の汎用VAEとして人気があります。
質問❸. Stable DiffusionでVAEが表示されない原因は?
- VAEが表示されない場合は、以下の原因が考えられます。
- ▶ VAEファイルを「models/VAE」フォルダに入れていない
- ▶ Stable Diffusion WebUIを再起動していない
- ▶ ファイル形式(.vae.pt / .safetensors)が対応していない
- ▶ 設定画面でリロードをしていない
- 特に正しいフォルダ配置と再起動で解決するケースがほとんどです。
質問❹. Stable DiffusionのVAEとLoRAの違い?
- VAEとLoRAは役割がまったく異なります。
- VAE:画像の色味・鮮明さ・シャープ感を調整する(画質補正)
- LoRA:キャラクター・画風・スタイルなどを追加する(表現追加)
- つまりVAEは「画質を整えるもの」、LoRAは「見た目や表現を変えるもの」です。両者は競合するものではなく、組み合わせて使うことでより高品質なAI画像生成が可能になります。

この記事では、Stable Diffusion LoRAの概要やダウンロード・導入する方法、そしてStable DiffusionでLoRAを使う方法について詳しく紹介していきます。
6. まとめ
本記事では、Stable Diffusionで使える人気のVAEを8種類紹介しました。
Stable Diffusionで生成された画像がややぼんやりして彩度が低いと感じた方、適切なVAEを導入して画像生成をやってみましょう。
迷ったらまずは「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」を試すのがおすすめです。
アニメ系なら「clearvae」「kl-f8-anime2」、リアル系なら「counterfeit-v2.5」が人気です。
この記事を書いた人:莉子
AI(人工知能)を活用したツールとその活用法等に関するコンテンツ制作を担当しています。読者目線で分かりやすいAI系の記事作りを心がけています。