Aiarty Image Enhancer
画像の細部まで綺麗にアップスケールできるAIツール
  • ワンクリックでノイズ除去、色補正、アップスケールが行える
  • 8K/16K/32KにアップスケーリングしてもぼやけないHOT
  • バッチ処理で複数の画像を一括で高画質化できるNEW

AIで写真の画素数を上げる方法!簡単に高画質で美しい仕上がりに!

写真の画素数を上げる方法

「撮影した写真の解像度が低くて、もっと高画質にできたらいいのに…」と思ったことはありませんか?

スマートフォンやデジタルカメラで撮影した画像を拡大すると、ぼやけたり、粗くなったりしてしまうことがあります。

本記事では、AI技術を活用して写真の画素数を上げる方法をわかりやすく解説します。

(1)写真の画素数を上げるとは?その仕組みとメリット

「写真の画素数を上げる」という言葉を耳にしたことはあっても、その仕組みや原理、そして具体的なメリットについて詳しく理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。

1. 画素数とは?

写真の「画素数」とは、画像を構成するピクセル(小さな点)の総数を指します。

例えば、「1920×1080」の画像なら、横1920ピクセル × 縦1080ピクセル = 約207万画素(2MP) となります。

画素数が多ければ多いほど、画像はより多くの情報を持つため、高画質で精細な表現が可能になります。

2. 画素数を上げる仕組みと原理

写真の解像度を向上させる方法はいくつかありますが、主に以下の技術が使われます。

① バイキュービック補間(Bicubic Interpolation)

仕組み:周囲のピクセル情報を計算し、滑らかな拡大を行う。
特徴:細かいディテールの再現は難しく、ぼやけることがある。

② フラクタル補間

仕組み:画像のパターンを解析し、拡大時にディテールを保持する。
特徴:バイキュービック補間よりも高品質な仕上がり。

③ AI(人工知能)による超解像技術(現在の主流技術)

仕組み:機械学習を活用して、拡大時にディテールを補完する。
特徴:膨大な高解像度画像データを学習するすることで、ぼやけた部分を推測し、より自然で鮮明な拡大が可能。

3. 画素数を上げることのメリット

写真の画素数を上げることによって、様々なメリットが得られます。

  • 画像がより鮮明になり、細部までくっきりと表現される。
  • 画像を拡大したり、トリミングしたりしても、画質の劣化を抑えることができる。
  • 高画素数の画像は、印刷時の解像度が高くなるため、より美しい印刷結果を得られる。

(2)AIツールを使って本格で写真の画素数を上げる方法

現在、写真の画素数を上げる方法のほとんどは、AI技術を活用したものが主流です。

こうしたAI技術を実用化したツールは多数存在しており、主に3つのタイプに分類されます。目的、予算や利用環境に応じて、最適なツールを選ぶことが重要です。

タイプ メリット デメリット 代表なツール
PCソフト ・高精度な処理
・RAWデータ対応
・バッチ処理可能
・高性能PCが必要
・有料ソフトが多い
・Topaz Gigapixel AI
・Aiarty Image Enhancer
スマホアプリ ・手軽な操作
・SNS向け即時処理
・無料版は画質制限
・広告表示や課金が必要
・Remini
・YouCam Enhance
Webサイト ・インストール不要
・低解像度なら無料利用可
・ファイルサイズ制限
・プライバシーリスク
・Waifu2x
・VanceAI

数あるAIツールの中で、今回はAiarty Image EnhancerというPCソフトをおすすめします。

「コストを抑えつつ、プロフェッショナルな仕上がりを求めている」という方には、ピッタリ!

それでは、Aiarty Image Enhancerを使って、写真の画素数を上げるやり方を説明しましょう。

基本的な流れは、以下の4ステップで完了しますよ。

1. Aiarty Image Enhancerを起動

2. 写真ファイルをドロップ

3. 希望の画素数(拡大サイズ/解像度)を選択

4. エクスポート

より詳細な図解付きの説明は、以下をご覧ください。

1. Aiarty Image Enhancerを起動すると、このような画面になります。

Aiarty Image Enhancerの起動画面

2. 画素数を上げたい写真(複数も可能)を直接ドラッグ&ドロップして取り込みます。すると、写真の自動補正が適用されます。

写真を取り込む

※自動補正では、「ぼやけを除く ⇒ ノイズを除去 ⇒ 圧縮による劣化を低減 ⇒ 2倍アップスケール」っていう順番に作業するようです。

3. 写真の用途や種類に応じて、「拡大」機能を使用して希望の画素数を設定します。

希望の画素数を設定
  • 拡大サイズ:1倍〜8倍
  • 使用したい解像度:1K〜8K
  • カスタマイズ機能を使って、横幅と縦幅の数値を直接入力することも可能。

※このソフトは、最大32K(4K * 8倍)まで画像をアップスケールすることができます。

ちなみに、より高度な仕上がりを求める場合は、AIモデルの設定を調整することもおすすめです。

AIモデルの設定
  • 細部加工 GAN v2:人物画像や風景写真を美しく強化。
  • 鮮明化 Diff v2:ぼやけた写真やアニメ画像の鮮明化。
  • 写真向け v3:ポートレートや大判写真のプロ仕様調整。

4. 「開始」をクリックすると、自動で処理が始まります。処理が完了したら、プレビュー画面で前後の比較ができます。

「開始」をクリック

5. 最後に、右下の「RUN」をクリックして、編集後の写真をエクスポートして保存しましょう。

右下の「RUN」をクリック

Aiarty Image Enhancerには無料版があり、10枚まで画像を処理できます。先ずは無料版でお試しするのが良いと思います。

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(3)写真の画素数を上げる時に注意すべきこと

写真の画素数を上げることで、解像度の高い画像を得ることができますが、いくつかの注意点を守ることが重要です。

以下では、画素数を上げる際に気をつけるべきポイントを紹介します。

✅ 写真の元の品質を確認する

元画像が粗い、ピンボケしている、ノイズが多いなどの場合、画素数を上げても画質向上は限定的です。目安として、元画像は300×300px以上を確保しましょう。

✅ 過度な画素数増加はNG

画素数を上げすぎると、画像が不自然になることがあります。一般的には、2倍から4倍程度の増加が目安とされています。8倍以上の拡大は、100%→200%→400%と複数回に分けて拡大すると、AIの処理精度が向上。

✅ 解像度とファイルサイズのバランスを考える

画素数を上げると、当然ファイルサイズも大きくなります。画像が大きくなることで、保存やアップロード、印刷の際に扱いづらくなる場合があります。

✅ 出力形式に合わせた最適化を行う

JPEGやPNGなど、用途に応じた最適なファイル形式を選択することで、画像の品質を保ちつつ、容量を抑えることができます。

ヒント
  • これらのポイントを理解しておけば、画質劣化を防ぎ、より美しい画像を再現できるでしょう。

(4)感想

いかがでしたでしょうか?

AI技術の進化により、写真の画素数を上げることは以前よりもずっと手軽になりました。

本記事では、AI技術を活用した写真の画素数向上方法について詳しく解説しました。

AIを活用した画素数向上技術は、単なる「解像度の数値上げ」ではなく、「記憶の再構築」とも言える作業です。

例えば、祖父母の古びたアルバム写真がAI処理によって服の柄や表情の細部まで鮮明になれば、家族の歴史をより深く感じられるのではないでしょうか。

この記事で紹介した方法を参考に、ぜひあなたの写真もより美しく、より鮮やかにしてみてください。

編集者:小林浅

この記事を書いた人:小林浅

好きな仕事を追い求めるうちにweb業界へと流れ着く。AI(人工知能)に関する技術や、製品・サービスなどの紹介記事を提供しています。