iPhone写真解像度を変更するためのツールと、詳しい手順を紹介
解像度は、写真の詳細度や画質に直接影響を与える重要な要素です。高解像度の写真は詳細がより鮮明に写りますが、ファイルサイズが大きくなり、ストレージを多く消費します。一方、低解像度の写真はファイルサイズが小さくなりますが、詳細度が低下します。
ここでは、iPhoneの写真解像度を変更するためのツールと、詳しい手順について説明します。
iPhone画像の解像度変更の前に知っておきたいこと
画像の解像度とは
画像や動画のデータを取り扱う際に必ず耳にする「解像度」とは、「画像や写真、映像のデータを構成する密度」を指しています。
単位はdpi「dots per inch(ドット・パー・インチ)の略、読み方はディーピーアイ」、またはppi「pixel per inch(ピクセル・パー・インチ)の略、読み方はピーピーアイ」です。画像データは、拡大すると多くのドットが集まってできています。
画像の鮮明さは「1インチにドットが何個並んでいるか」で決まってきます。具体的に言うと、1インチ(2.54cm)を10分割したものを「10dpi」、100分割したものを「100dpi」と表し、dpiは数値が上がれば上がるほど精細な画像になります。「解像度が高い(高解像度)=画像がきめ細かく綺麗に表現されている」「解像度が低い(低解像度)=画像の質が粗い」と判断できます。
解像度が高いほど写真が高画質になりますが、その代わりデータ容量が多くなり、空き容量が必要になります。
iPhone画像解像度の確認方法
写真の解像度はiPhoneで簡単に確認、変更ができます。
- ステップ➀. はじめにiPhone写真アプリを開き、解像度を確認したい写真を選択します;
- ステップ➁. 写真を下から上に向けてスワイプするか、画面下の「i」アイコンをタップすると、解像度含め、撮影日や撮影場所、カメラレンズなどの情報を確認することができます。
iPhone画像の解像度変更方法@、iPhoneカメラの解像度を変える
iPhoneの設定アプリを使用して、カメラの設定を調整することで、撮影する写真やビデオのピクセル数(解像度)を調整することができ、写真の解像度を間接的に変更することができます。
一般的にカメラ解像度は「画素数」として表されます。近年発売されているiPhoneは、一部のハイエンドモデルを除き、1,200万画素のカメラを搭載しているのが主流です。1,200万画素は、1,200万個のピクセルで1枚の画像を表現できることを意味します。画素数が多いほど撮影した画像は高精細です。拡大しても、紙に印刷しても、キレイな画質を維持することができます。
以下の手順に従って設定を調整してください。
メインカメラ(広角カメラ)で解像度を変更
現時点では、メインカメラ(広角カメラ)の解像度・画素数を変更可能なiPhoneは、iPhone 14 Pro/Pro Max、iPhone 15 Pro/15 Pro Max、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxです。
- ステップ➀. iPhoneの設定アプリから、カメラの項目を開きます;
- ステップ➁. 「フォーマット」オプションをタップし、「写真モード」と選択してから、「12 MP」「24 MP」または「48MP」を選びます。
画像形式変更から解像度を変更
メインカメラ(広角カメラ)搭載していない機種では、画像形式の変更によって解像度を変更できます。
- ステップ➀. iPhoneの設定アプリから、カメラの項目を開きます;
- ステップ➁. 「フォーマット」オプションをタップし、カメラ撮影から「高効率」がHEIF(.HEIC)、「互換性優先」はJPEGを示します。「高効率」を選択しておくと、従来の写真フォーマット(JPEG)の半分近くにデータ量を抑えられる「HEIF(ヒーフ)」として保存されるので、内蔵ストレージを節約できます。
iPhone画像の解像度変更方法A、アプリを使って解像度を変更
写真の解像度を変更するためのアプリは、画像のピクセル数を増減させてサイズや画質を調整するためのツールです。これらのアプリは、写真の品質を維持しながら特定の用途に合わせたサイズに変更することができます。
写真の解像度を変更するためのアプリは多数あります。次は「Meitu」を使ってiPhone画像の解像度を無料で変更する方法を紹介していきます。
写真サイズ変更アプリ:Meitu
- 対応OS:iOS、Android
- 価格:基本機能が無料
Meituとは、多彩な機能を搭載している写真加工アプリです。
顔補正、フィルターやスタンプ、文字入れなど、さまざまな機能を搭載しています。解像度変更の機能も備えています。この機能を使用することで、iPhoneで写真の画質を高めたり、ファイルサイズを減らしたりすることができます。例えば、高解像度のまま保存することで印刷時の画質を保つことができたり、低解像度に変更することでSNSへのアップロードがスムーズに行えるようになります。
さらに、Meituはサイズの変更を行っても画質が劣化しない、シンプルなデザインで直感的にリサイズができるなどのメリットもあります。
MeituでiPhone画像の解像度を変更する方法
- ステップ➀. Meituを開き、ホーム画面の「写真」ボタンをタップし加工したい写真を追加します。
- ステップ➁. 写真が出たら、「編集」を選択します。
- ステップ➂. 「ピクセル編集」を選択し、「タップしてピクセルを編集」で好みの数値を指定して等倍で変更出来るので便利です。
- ステップ➃. 完了したら「保存」ボタンをタップして写真を保存できます。
iPhone画像の解像度変更方法B、サイトを使って解像度を変更
iPhone画像の解像度変更サイトは、特別なソフトウェアのインストールが不要なため、すぐに利用を開始できるので、アプリをインストールしたくない方にオススメです。
次は「Meitu」を使ってiPhone画像の解像度を無料で変更する方法を紹介していきます。
写真サイズ変更サイト:iLoveIMG
iLoveIMGは、完全無料で、オンライン上で簡単に画像編集処理ができるツールです。このプラットフォームでは、画像の圧縮、リサイズ、トリミング、フォーマットの変換など、さまざまな画像編集機能を提供しています。
オンラインで画像の解像度を簡単に変更する機能も搭載で、このツールを使用すると、画像のサイズを変更し、解像度を調整することができます。
使いやすいインターフェースを提供しており、初心者でも簡単に画像の解像度を変更できます。特別なソフトウェアのインストールが不要なため、すぐに利用を開始できます。
iLoveIMGでiPhone画像の解像度を変更する方法
- ステップ➀. iPhoneブラウザでiLoveIMG公式サイトを開き、ホーム画面の「画像を選択」ボタンをタップし加工したい写真を追加します。
- ステップ➁. 写真が出たら、「幅」や「高さ」で解像度を変更します。
- ステップ➂. 「画像のサイズを変更」をタップすると、写真解像度の変更が始まります。
- ステップ➃. 「変更された画像をダウンロード」をタップすると、写真を保存できます。
まとめ
この記事では、iPhone画像の解像度変更方法を紹介しました。これにより、iPhone写真やビデオの詳細度やファイルサイズを適切に管理できます。
ただし、解像度変更すると、特に解像度を下げると、画質が少々劣化することがあります。その場合は、Aiarty Image EnhancerというAI画像エンハンサーを利用して、写真の画質を上げることをお勧めします。Aiarty Image Enhancerは、劣化した画像を高画質に変換するための優れたツールで、加工後の写真も美しく保つことができます。
- AIを活用して、インテリジェント的に画像のぼやけ、ノイズを解析し、簡単に画質を強化、ディテールを補正して、iPhone写真を高画質化します。
この記事を書いた人:ミツキ
ライター・編集者として、AI(人工知能)に関する画像生成&背景透過・変更&画像高画質化、業界や技術別の活用事例などの記事を中心に編集・執筆をしております。