動画を4Kに高画質化!低画質の動画を4Kに変換する方法とおすすめツール

スマホで撮った動画や古いDVD映像を4Kテレビや4Kモニターで再生すると、画質が粗く見えてしまうことがあります。
そのため、低画質の動画を4Kに変換して、より高精細に楽しみたいと考える人も多いでしょう。しかし、画質を劣化せずに4K画質に解像度を上げるにはどうすればいいでしょうか。
今回は、低画質の動画を4Kに変換する方法とおすすめの高画質化ツールについて詳しく紹介します。
動画を4Kに変換するには?
動画を4Kに変換する方法には、大きく分けて「リサイズ」と「アップスケーリング」の2種類があります。

リサイズ処理:リサイズとは、動画を引き伸ばして全体のピクセル寸法を拡大する方法です。隣接するピクセルを複製することで映像全体のサイズを4Kに変換しますが、映像がぼやけたり荒れたり、ノイズが目立ちやすくなります。
アップスケーリング処理:アップスケーリングは、AI技術を活用して元の映像を解析し、欠損したピクセルを生成しながら解像度を向上させる高度な処理です。これにより、4K画質に解像度を上げて高精細な映像を楽しめるようになります。
そのため、画質を劣化させずに動画を4Kに変換したい場合は、AIによる4Kアップスケーリングがおすすめです。
動画を4Kに高画質化するツールおすすめ3選
高画質で動画を4Kに変換できるアップスケーリングツールは数多くあります。ここでは、その中でも特におすすめしたい3つのツールをご紹介します。
1.Aiarty Video Enhancer
次世代のAIアルゴリズムを搭載したAiarty Video Enhancerは、簡単な操作で低解像度の動画を4Kに高画質化できるソフトです。すべての機能を無料で使える90日間の無料体験版も用意されており、初心者にも安心です。

最先端(SoTA)レベルのAIアルゴリズムが採用されており、元の映像情報を学習・解析しながら、元々高解像度で撮影されたかのようなリアルなディテールを再構築します。解像度を上げても細部まで鮮明に再現され、自然な仕上がりになります。
さらに、「Turbo」モードによって、1080pの動画もわずか約2分で高精細な4K動画に変換することができます。高速かつ高品質な処理が大きな魅力です。
Aiarty Video Enhancerを使って動画をフルHDから4Kに変換する方法
以下に、Aiarty Video Enhancerを使って動画をフルHDから4Kに変換する具体的な手順を、ステップ形式で紹介します。
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ステップ1. Aiarty Video Enhancerをインストール
まずは以下のダウンロードボタンからAiarty Video Enhancerをダウンロードし、PCにインストールします。
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ステップ2. ソフトを起動して動画を読み込む
Aiarty Video Enhancer起動後、「+」ボタンをクリックして、4K解像度に変換したいフルHD動画(例:.mp4、.movなど)を選択して読み込みます。
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ステップ3. AI高画質化設定を行う
画面右側の「AI高画質化」設定パネルで、AIモデルや出力解像度を選択します。
- AIモデル:細部をクリアに再現する「moDetail-HQ」、全体の鮮明度を高める「Smooth-HQ」、暗所や夜間に撮影された映像の修復に特化した「superVideo vHQ」の中から選択できます。
- 拡大:出力解像度として「4K(UHD)」を選択します。
- Turbo:高速変換したい場合は、「Turbo」モードを有効にしたら変換にかかる時間を大幅に短縮可能です。
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ステップ4. 出力形式と保存先を指定
出力フォーマット(MP4またはMOV)を選択し、変換後の保存先フォルダを指定します。
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ステップ5. 「選択項目を書き出す」をクリック
すべての設定が完了したら、「選択項目を書き出す」ボタンをクリックして4K変換を開始します。
数分で動画をフルHDから4Kに変換できます。
2.VideoProc Converter AI
VideoProc Converter AIは、動画の変換・編集・高画質化などがひとつになったオールインワンの動画処理ソフトです。
1,000種類以上のファイル形式に対応しており、画質を劣化せずに動画を4Kに変換することができます。形式の互換性に悩まされることなく、直感的な操作でプロ品質の出力が得られるのが特徴です。
また、 GPUアクセラレーションに対応しているため、低スペックのPCでもスムーズに4K画質に解像度を上げることが可能です。
3.AVCLabs Video Enhancer AI
AVCLabs Video Enhancer AIは、4Kアップスケーリングをはじめ、顔修正・カラー化・フレーム補間など、さまざまな機能を備えた多機能な動画高画質化ソフトです。
AI超解像技術を活用し、簡単に古い映像や低解像度の動画を4Kに高画質化だけでなく、最大8K解像度まで上げることも可能です。
また、使いやすいインターフェースも大きな魅力です。シンプルで直感的な操作画面により、初心者でも迷わず扱うことができます。
4K画質に解像度を上げるときに注意すべきこと
低解像度の動画を4Kに高画質化する際は、以下の点に特に注意が必要です。
音声の補正も重要
動画を4Kに変換する際は、画質の向上ばかりに注目しがちですが、音声の品質も視聴体験を左右する重要な要素です。音声に雑音やノイズが混じっていると、せっかく映像が高精細でも、全体のクオリティも大きく損なわれてしまいます。
そのため、4K画質に解像度を上げると同時に、音声ノイズ除去や音質補正を行うことで、動画をよりハイクオリティに仕上げやすいでしょう。
当記事で紹介したAiarty Video EnhancerやVideoProc Converter AIには、音声ノイズ除去や音量調整などの補正機能も搭載されており、音声の品質を向上させることが可能です。
PCのスペック不足に注意
低画質の動画を4Kに変換するには、CPUやGPUに大きな負荷がかかります。
特に古い映像や、480p以下の低解像度の動画を4Kに高画質化では、膨大な演算処理が求められるため、低スペックのPCでは変換にかかる時間が長くなったり、プレビューがカクついたり、最悪の場合ソフトがクラッシュすることもあります。
こうした不安定な状況を回避するには、まず解像度をHDか2K(1440p)に上げてから、4Kに変換するといった方法も有効です。
オンラインの4K変換サイトがおすすめできない
無料で動画を4Kに変換できるオンラインサイトも存在しますが、アップロード可能な動画サイズや変換時間に制限があるうえ、処理速度が遅いケースも多いため、あまりおすすめできません。
特に、業務用途や個人のプライバシーに関する動画を扱う場合は、信頼できるローカルの4K変換ソフトやアプリの利用をおすすめします。

この記事を書いた人:かほ
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