【無料】4KをフルHDに変換するソフト・サイト5選|画質を保って動画サイズを軽量化!

近年、スマホ・デジカメ・GoProなどの普及により、誰でも簡単に「4K動画」が撮影できるようになりました。4KはフルHDの4倍の解像度(3840×2160)を誇り、非常に鮮明な映像を残すことができます。
しかし一方で、こんな悩みも多く聞かれます:
- 4K動画のファイルサイズが大きすぎる
- 編集時や再生時にパソコンが重くなる
- SNSやYouTubeにアップする際の時間がかかる
このような場面では、「4KをフルHD(1920×1080)に変換する」という選択肢が非常に有効です。
というわけで、この記事では4KをフルHDに変換するソフトとオンラインサイトを5つ厳選して紹介したいと思います。おすすめツールのメリット・デメリットや使い方の他、「逆にフルHDを4Kに変換できる?」といった疑問にもお答えします。
- AI超解像:アニメ・古い動画をAIで4Kアップスケーリング。
- 自動補正:フレーム補間、ノイズ除去、雑音除去などを自動処理。
- 細部復元:ぼやけた映像や不鮮明な部分もAIが高精度に補正。
- 高速処理:Turboモードにより最大3倍の処理スピードを実現。
4KとフルHDの違いとは?
まずは「4K」と「フルHD」の基本的な違いを理解しておきましょう。
項目 | 4K(Ultra HD) | フルHD(Full HD) |
---|---|---|
解像度 | 3840 × 2160 p | 1920 × 1080 p |
画素数 | 約830万画素 | 約200万画素 |
ファイルサイズ | 大きい(数GB〜) | 小さめ(数百MB〜) |
処理の重さ | 編集・再生に高負荷 | 軽くて扱いやすい |
このように、4Kは高解像度で映像が非常にきれいですが、扱うためにはそれなりのスペックや容量が求められます。4Kに比べてみると、「フルHD」は画質と容量のバランスが取れています。
普段使いには、4K動画をフルHDに変換するのが最適なケースも多いのです。
4KをフルHDに変換するフリーソフト3つ
高画質を保ちながら、安定的に4K動画をフルHDに変換するには、パソコン用の動画変換ソフトを使う方法が最もおすすめです。ここでは、初心者向けから中級者向けまで、実際に多くのユーザーに使われているフリーソフトを3つ紹介します。
VideoProc Converter AI
- 開発元:Digiarty Software
- 対応OS:Windows/Mac
- 価格:無料(有料版あり)
- 公式サイト:https://jp.videoproc.com/video-compress-features.htm
VideoProc Converter AIは、多機能の動画処理ソフトソフトで、各形式の動画ファイルを相互変換するだけではなく、解像度変更で動画のファイルサイズを圧縮することもできます。4K動画をフルHDに変換する際にも、画質劣化を極限まで抑えながら軽量化できます。さらに、GPU加速に対応しており、大容量ファイルの処理もサクサクです。
- ほとんどすべての動画ファイルに対応
- 4Kなど高解像度動画にも対応
- 高画質・高速変換が可能(ハードウェア支援・高画質エンジンあり)
- トリミング・クロップ・回転・ノイズ除去・字幕追加など編集機能もあり;
- AIにより変換後の動画を鮮明でクリアな動画に補正可能(画質補正・手ブレ補正・フレーム補完など);
- 初心者でもわかりやすいインターフェース;
- 無料版では機能制限あり(時間制限・透かし等);
VideoProc Converter AIで4K動画をフルHDに変換する手順
- step1. VideoProc Converter AIを開き、トップ画面にある「動画」をクリックします。
- step2. 動画の編集画面が表示されたら、上部の「動画+」アイコンをクリックし、変換したい動画ファイルを読み込みます。
- step3. 下部の「ツールボック」を開き、「圧縮」をダブルクリックします。
- step4. 圧縮画面が出たら、解像度を「1920X1080」に設定し、「OK」を押します。
- step5. 最後に、「RUN」クリックして、動画を4Kから1080Pに変換します。

HandBrake
- 開発元:HandBrake Project(オープンソース)
- 対応OS:Windows/Mac/Linux
- 価格:無料
- 公式サイト:https://handbrake.fr/downloads.php
HandBrakeは、世界中で支持されている無料の動画変換ソフトです。細かい変換設定が可能で、解像度変更やビットレート調整、音声トラックのカスタマイズにも対応しています。4K動画をフルHDに変換するなら、これも意外と簡単です。
- 完全無料で広告・透かしなし;
- 高画質での変換が可能;
- 詳細なエンコード設定が可能(自由度が高い);
- バッチ処理で複数ファイルの一括変換にも対応
- 専門用語や設定がやや複雑で、初心者なら操作にやや慣れが必要;
- 編集機能がほぼない;
- 入力・出力フォーマットは少なめ;
HandBrakeで4K動画をフルHDに変換する手順
- step1. HandBrakeを起動し、変換したい4K動画を読み込みます。
- step2. 「コンテナ」をMP4またはMKVから選択します。
- step3. 「寸法」タブをクリックし、「解像度制限」リストから必要な解像度(1080p)を選択します。
- step4. 最後に「エンコード開始」をクリックすると、4Kから1080Pへの変換処理が開始します。

VLC
- 開発元:VideoLAN Project(オープンソース)
- 対応OS:Windows/Mac/Linux
- 価格:無料
- 公式サイト:https://www.videolan.org/vlc/index.ja.html
VLCは高機能なメディアプレイヤーとして知られていますが、実は簡易的な動画形式変換や、解像度変更機能も搭載しています。日常的に使っている人には便利な裏機能として使えます。
- 再生から変換まで1つのソフトで完結;
- 完全無料で非常に多くの動画フォーマットに対応;
- インストール済みの人も多く、導入不要な場合あり
- 変換機能は最低限で設定がわかりにくい;
- 4KからフルHDへの変換設定がやや面倒;
- 高画質処理には不向き;
VLCで4K動画をフルHDに変換する手順
- step1. VLCを開き、「メディア」>「変換/保存…」をクリックします。
- step2. 「ファイル」タブで「+追加…」ボタンをクリックし、変換したい4K動画を読み込み、「変換/保存」をクリックします。
- step3. 「プロファイル」ドロップダウンメニューから出力形式を選択します。
- step4. 「プロファイルのエディション」をクリックし、「ビデオコーデック」タブを開き、「解像度」を1920x1080 (フルHD) に設定し、「保存」を押します。
- step5. 出力先のフォルダとファイル名を指定し、「開始」を押します。しばらく待って、4Kから1080pの変換が終わります。

オンラインで4KをフルHDに変換するサイト2つ
「ソフトのインストールはしたくない」「短い動画だけ変換したい」そんな時に便利なのがオンラインで使える動画変換サイトです。ブラウザ上で完結し、操作も簡単です。次では動画の解像度を4KからフルHDへの変換ができる2つのサイトをご紹介します。
FreeConvert
- 開発元:TRMedia Inc.
- 料金:無料(有料版あり)
- 公式サイト:https://www.freeconvert.com/ja
FreeConvertはブラウザ上で動作するオンライン動画変換ツールで、数多くの動画フォーマットに対応しています。「ビットレート」「解像度」「コーデック」などの高度な設定も行えるため、4K→フルHDへの解像度変更も可能です。しかも、1GB未満の動画なら無料で利用可能なので、オンラインで手軽に4K動画を1080pにダウンスケーリングしたい方におすすめです。
- ブラウザ上で動作する;
- 変換の時に解像度、ビットレート、コーデックなど細かく設定可能
- 多くの動画フォーマットに対応;
- 1GB以上の大容量動画を変換するなら、有料版にアップグレードする必要;
- ファイルサイズや通信環境により時間がかかる;
FreeConvertで4K動画をフルHDに変換する手順
- step1. FreeConvertの「ファイルコンバータ」ページにアクセスします。
- step2. 「ファイルを選択」をクリックして、変換したい4K動画を追加します。
- step3. 希望の出力形式を指定します。
- step4. 「詳細設定」を開き、「ビデオのサイズ変更」項目を「解像度の変更」に設定し、「解決」ドロップダウンメニューから「1920×1080(1080p)」を選択し、「設定を適用」を押します。
- step5. 「変換」ボタンを押すと、動画の変換処理が開始します。変換が終わったら、動画ファイルをローカルにダウンロードすれば完了します。

123APPS
- 開発元:123APPS
- 料金:無料(有料版あり)
- 公式サイト:https://online-video-cutter.com/ja/resize-video
123APPSはブラウザ上で使えるマルチメディア編集とファイル変換の総合Webツール群です。中の「Video Resizer」ツールを使って、4K動画をフルHD(1920×1080)に変換することができます。特に、ちょっとした動画形式の変換や解像度変更には最適です。ただし、ファイルサイズやセキュリティには注意しながら使いましょう。
- アプリ不要・インストール不要で、完全にウェブブラウザだけで完結;
- 無料で使える;
- 300種類を超える動画フォーマットをサポート;
- 初心者でも操作が直感的で簡単;
- 無料ではファイルサイズ(500MB〜1GBまで)・動画長さに上限あり(有料プランだと最大4GBまで対応);
- 処理時間は動画サイズと通信環境に依存;
- 広告表示あり;
Online Video Converterで4K動画をフルHDに変換する手順
- step1. 123APPSの「ビデオリサイザー」ページにアクセスします。
- step2. 「ファイルを開く」をクリックして、変換したい4K動画を追加します。
- step3. 希望の解像度(1080P)を選択します。
- step4. 「保存」をボタンを押します。
- step5. 4KからフルHDへの変換処理が終わったら、「保存」ボタンをクリックして、処理後の動画ファイルをパソコンにダウンロードします。

よくある質問:フルHDを4Kに変換できる?
Q:フルHDの動画を4Kに変換することはできますか?
A:はい、できます。ただし、AI(人工知能)による高画質化処理を備えたアップスケーリングソフトが必要です。
フルHDの動画を4Kにアップスケーリングすることは、技術的には可能です。しかし、単に解像度を上げるだけでは画質が向上することができません。むしろ、「ぼやける」「ノイズが増える」「粗さが目立つ」といった逆効果が生じることもあります。
動画の画質を本当に良くするには、AIによる高画質化機能を備えたアップスケーリングソフトが有効です。
フルHDを4KにアップスケーリングするならAiarty Video Enhancer

【特徴】
Aiarty Video Enhancer はAI技術を活用して動画の解像度や画質を劇的に向上させる高性能なソフトです。
AIが映像内のディテールを自動で解析・補完し、ぼやけや劣化を抑えながら驚くほど自然な高解像度化を実現します。最大8倍(4Kまで)にアップスケーリング可能です。
初心者でもクリック操作だけで高画質化処理を実現できるので、「昔撮ったフルHD映像を4K化したい」「HD動画の見栄えを更に良くしたい」時にぴったりです。
Aiarty Video EnhancerでフルHD動画を4Kに変換する手順
- step1. ソフトウェアを起動し、メイン画面上の「+」または「メディアを追加」をクリックします。その後、フルHD動画ファイルを選んで読み込みます。
- step2. 動画のタイプによって、「MoDetail-HQ v2」「Smooth-HQ v2」「SuperVideo vHQ」という3つのAIモデルから該当するものを選択します。
- step3. 「拡大」に「4K UHD(3840×2160)」の解像度を選んでください。
- step4. プレビューを生成して、補正後の動画を確認します。
- step5. 「タスク追加」>「選択した項目を書き出す」をクリックすれば完了します。



【最終効果】
まとめ|4KをフルHDに変換して動画をもっと快適に!
4K動画は美しい映像を残せる反面、扱いづらいという一面もあります。そんなときは、4KからフルHDへ変換することで容量を軽くし、あらゆるデバイスで快適に再生・編集・共有できるようになります。
本記事では4KをフルHDに変換する5つのツールを詳しく紹介しました。中でも、VideoProc Converter AIは、高画質・高速・簡単操作をすべて兼ね備えた理想的なツールです。是非一度試してみましょう。
更に、逆にフルHDの動画を高解像度の4Kに変換するなら、高度なAIを駆動した「Aiarty Video Enhancer」を強くおすすめします。

この記事を書いた人:莉子
AI(人工知能)を活用したツールとその活用法等に関するコンテンツ制作を担当しています。読者目線で分かりやすいAI系の記事作りを心がけています。