Googleスライドで画像の背景切り抜きができる方法4選(初心者向け)!画像の背景をキレイに透過・削除!

Googleスライドで資料を作っているとき、「画像の背景が邪魔で文字が見づらい…」「人物やロゴだけをキレイに抜き出したい…」と思ったことはありませんか?
残念ながらGoogleスライドには「画像の背景を削除する機能」がありません。しかし、工夫すれば誰でも簡単に画像の背景を切り抜くことができます。
この記事では、Googleスライドで画像の背景切り抜きができる4つの方法を初心者向けにわかりやすく解説します。発表用の資料や商品紹介に使いたい画像の背景を透明に切り抜き、人物や商品を目立つ際は、ぜひ参考にしてください。

- AIで画像の背景を高精度に切り抜く。
- 背景合成、透明度調整、リサイズ、回転なども行える。
- AIアルゴリズムで、画質を劣化せずに、画像を200%まで拡大
- 最大3,000枚の画像を同時にバッチ処理できる。
- 髪の毛など複雑なオブジェクトを綺麗に透過したい方
- イラスト素材、商品の背景を一瞬で消したい方
- おしゃれなぼかし効果を追加したい方
Googleスライドで画像の背景を切り抜く方法4選
Googleスライドは、Googleが提供するPowerPointのような無料のプレゼンテーション作成ツールで、文字・画像・動画を配置して、発表用の資料を作成することができます。
Googleスライドで背景を削除した画像を使えば、資料の見栄えが大きく変わり、伝えたい情報をより効果的に強調できます。
ここからはGoogleスライドで画像の背景を切り抜く方法を以下の4つ紹介していきます。
- 基本的な切り抜き機能を使う方法
- Google Workspace Marketplace拡張機能(画像の背景削除)を使う方法
- ソフトウェア型の画像切り抜きツール(Aiarty Image Matting)を使う方法
- オンラインの画像切り抜きツール(remove.bg)を使う方法
用途や精度に応じて使い分ければ、誰でもきれいなプレゼン資料が作れます。
方法一:Googleスライドでの基本的な切り抜き機能
まずは、Googleスライドに標準で備わっている画像切り抜き機能を紹介します。
画像の背景を完全に消すことはできませんが、画像から不要な背景部分をある程度切り抜いたり、不要な部分を見えにくくしたりことができます。
切り抜き機能で不要な背景部分をカットする手順
- Googleスライドで「挿入」>「画像」をクリックし、背景を切り抜きたい画像を追加します。
- ツールバーにある「画像を切り抜く」アイコンをクリックします。
- 画像周辺の黒いハンドルをドラッグして範囲を調整します。
- 完了後、Enterキーで確定すればよいです。これで、画像から余計な背景をある程度削除することができます。


図形マスクで画像の背景を切り抜く手順
- Googleスライドで背景を切り抜きたい画像を選択します。
- ツールバーにある「画像を切り抜く」アイコン横の「▼」をクリックします。
- 丸・星・矢印など好きな形を選択すると、画像を図形の形に切り抜けます。

メモ:図形マスクは人物の顔を丸く切り抜いてアイコン風に見せたいときに便利です。
透明度調整で画像を透過する手順
- Googleスライドで背景を切り抜きたい画像を選択します。
- 右クリック して 「書式オプション」を選択します。
- 「調整」タブで「透明度」をスライドしてください。これで、背景を完全に消せなくても、画像の透明度を下げれば目立たなくなります。

- Googleスライドでの基本的な切り抜き機能は「背景を完全に消す」ことはできないため、本格的な切り抜きが必要なら次の方法がおすすめです。
方法二:Google Workspace Marketplace拡張機能ー画像の背景削除
「Google Workspace Marketplace」から背景削除に特化した拡張機能「画像の背景削除」をインストールすることで、Googleスライドで画像の背景を切り抜くことができます。
画像の背景削除で画像の背景を切り抜く手順
- 「Google Workspace Marketplace」から背景削除に特化した拡張機能「画像の背景削除」をインストールします。
- Googleスライドを再読み込みします。
- 上部メニューから「拡張機能」>「画像の背景削除」>「open」をクリックします。
- 背景を削除したい画像を選択して、「Start Remove」ボタンをクリックします。
- しばらく待っていて、画像の背景が透過させます。「Replace original image」ボタンをクリックすると完了します。


- Google Workspace Marketplace拡張機能「画像の背景削除」の無料プランでは1枚の画像しか処理できません。
方法三:AI画像切り抜きソフトーAiarty Image Matting
「プレゼンで商品をきれいに見せたい」「髪の毛や小物など細かい部分も自然に残したい」そんなときは、専用ソフトを使ったほうが確実です。
おすすめなのがAI搭載のAiarty Image Mattingです。
Aiarty Image Matting






Aiarty Image Mattingは、高度なAI技術を搭載した本格的な画像背景切り抜きソフトです。AIを駆使して画像の背景を自動的かつ高精度に削除し、画像の背景を透明にし、お好みの異なる背景に置き換えることができます。
プロレベルの画像背景切り抜きを求めている方に最適なツールです。背景を透過した画像を書き出し、Googleスライドに直接に挿入して使えます。Googleスライドで高精度な切り抜きが必要なビジネス資料や商品紹介を制作するときに特におすすめです。
Aiarty Image Mattingで画像の背景を切り抜く手順:
- ソフトを起動し、画像をソフトにドラッグ&ドロップして追加します。
- 「AI背景透過」では画像処理に使用するハードウェア(CPUもしくはGPU)、AIモデルを選択し、「背景透過」の「開始」ボタンを押ると、背景透過処理が行われます。
- 処理完了の後、プレビュー画面で加工前・加工後の比較となります。消しゴムツールで微調整したり、「AI検出」および「手動選択」で範囲を指定して背景部分を再び透過することも可能です。
- 最後に、「書き出し設定」でフォーマットと圧縮レベルを選択し、「書き出し」ボタンをクリックします。すると、背景を透明にした画像がパソコンに保存されます。



- 無料プランでは毎日10枚の画像しか処理できません。

場合によって、写真や画像から背景を削除する必要があります。この記事では、人気な背景削除フリーソフトを厳選して紹介します。すべて無料で利用できるため、それぞれの機能を確認した後に一度試してみることをおすすめします。
方法四:オンラインの画像切り抜きツールーremove.bg
「インストール不要で画像の背景を手軽に削除したい」という人には、オンラインの画像背景切り抜きツールがおすすめです。
おすすめしたいのは「remove.bg」です。
remove.bg
公式サイト:https://www.remove.bg/ja
remove.bgはAI技術を活用した背景削除ツールです。
画像をアップロードするだけで、背景を自動で削除し、透明にすることができるので、初心者に一番優しいです。
アップロードから処理完了まで数秒だけです。
人物、製品、動物など多様な被写体に対応しており、髪の毛や複雑な形状も高精度で認識できます。
更に、無料で使えます。処理枚数や出力解像度に制限がありますが、「画像の背景を手軽に削除したい」「専門知識なしでプロのような切り抜きをしたい」という方に大人気です。
Googleスライドで画像の背景を切り抜きたいけど、どうすればいいかわからない人なら、とりあえず試してみましょう。
remove.bgで画像の背景を切り抜く手順:
- remove.bgの公式サイトにアクセスします。
- 「画像をアップロード」をクリックし、背景を切り抜きたい画像をアップロードします。
- 自動で背景が削除されるので、完了まで待ちます。
- 「ダウンロード」ボタンをクリックして、PNG画像としてダウンロードします。


- 無料プランでは低解像度の画像しかダウンロードできません。

本記事では「Aiarty Image Matting」と「Remove.bg」を機能の豊富さ・使いやすさ・切り抜き精度・料金で比較してみました。どの背景透過ツールがよいか徹底検証したので、是非参考してください。
最後に
今回はGoogleスライドで画像の背景を切り抜く方法を4つお届けしました。それぞれのメリット・デメリット・向いている人については以下の表で確認してください。
方法 | メリット | デメリット | 向いている人 |
Googleスライドの基本機能 | 追加ツール不要/無料 | 完全に背景を削除することは不可 | 余白を切りたい人、簡単な加工で十分な人 |
拡張機能 | Googleスライド内で直接使える/ワンクリックで自動処理 | 精度に限界がある/無料版は1回しか使えない | Googleスライド内で完結させたい人 |
Aiarty Image Matting | 高精度/大量処理/微調整可能 | ソフト導入が必要 | ビジネス用途・商品画像をきれいに見せたい人 |
remove.bg | 無料で手軽/操作が簡単 | 無料版は低解像度/細部の調整不可 | 1〜2枚だけサクッと背景を消したい人 |
まとめて言えば、Googleスライド単体では背景を完全に消すことはできませんが、外部の画像背景切り抜きツールを組み合わせることで簡単に背景を切り抜けます。
- 画像の背景をちょっとした調整するなら、Google スライドでの基本機能
- Googleスライド内で画像背景の削除を完結させたいなら、Google Workspace Marketplace拡張機能ー画像の背景削除
- 手軽さを重視するなら、remove.bg
- 切り抜きの高精度・大量処理を求めるなら、Aiarty Image Matting
用途に合わせて画像の背景を切り抜く方法を選択してください。
- 背景透過:ロゴやデジタルグラフィックを不要な背景から切り取る
- 画像編集:画像サイズを自在に変更できる「リサイズ」、回転、反転を搭載
- 透明度調整:ブラシ・消しゴムを搭載、透明度をかんたんに調整可能
- 画像拡大・高画質化:AIアルゴリズムで、ロゴを200%まで拡大

この記事を書いた人:莉子
AI(人工知能)を活用したツールとその活用法等に関するコンテンツ制作を担当しています。読者目線で分かりやすいAI系の記事作りを心がけています。