AI実写化サイト・アプリ・ソフト無料版!アニメ・ゲームキャラ・イラスト・漫画をリアルな人物に変換
AI技術の利用は現在、ますます広範囲に及んでいます。多くのネットユーザーは、この技術をアニメやゲームに応用しています。
最近では、あるネットユーザーがAI技術を使って、日本のアーケード格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ」のキャラクターやアニメ「鬼滅の刃」「名探偵コナン」「推しの子」「ジョジョ」のキャラクターを実写化しました。実写化されたキャラクターは、元のピクセル風のキャラクターと比べて見栄えが良いと言えます。
そこで今回は、パソコン・スマホでアニメ・ゲームキャラ・イラスト・漫画をリアルな人物に変換したい人に向けて、おすすめのAI実写化サイト・アプリ・ソフトを厳選して紹介します。やり方も解説していますので、無料でお試しください。
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AIテクノロジーを採用して、インテリジェントにイラストや実写画像の画質を強化、ディテールを補正できます。最大8倍(32K)まで拡大できます。
AI実写化とは?仕組み・活用例について
AI実写化とは、人工知能(AI)技術を用いて、イラストやアニメ/ゲームのキャラクターなどを現実の人物のような画像や動画に変換する技術です。
近年、画像生成や自然言語処理などのAI技術が飛躍的に進歩した結果、AI実写化はよりリアルで精巧な表現が可能となり、注目を集めています。
- AI実写化の仕組み
- AI実写化は、主に以下の2つの技術を組み合わせることで実現されます。
- 🟣 画像生成:
深層学習などのAI技術を使って、大量の画像データから学習し、新しい画像を生成します。AI実写化においては、「生成対抗ネットワーク(GAN)」と「拡散モデル」という2種類の画像生成技術が用いられます。 - 🟣 顔認識:
画像生成技術に加え、AI実写化には顔認識技術も重要な役割を果たします。AIが画像や動画から人物の顔を認識し、その顔の特徴を分析します。つまり、「顔検出」→「顔特徴抽出」→「顔認証」という簡単なステップで顔認識が行われます。
これらの技術を組み合わせることで、イラストやアニメ/ゲームのキャラクターの顔の特徴を抽出し、現実の人物の顔に自然に落とし込むことができます。
- AI実写化の活用例
- AI実写化は、様々な用途で活用されています。
- 🟣 エンターテインメント業界:新たな表現の可能性
映画・ドラマ:架空のキャラクターをリアルな俳優に変換することで、より説得力のある映像表現が可能になります。
ゲーム:ゲーム内のキャラクターをAI実写化することで、より没入感のあるゲーム体験を提供することができます。
アニメ・漫画:原作のキャラクターをリアルに表現した実写版作品を制作したり、アニメーション制作の過程でAI実写化を活用したりすることで、表現の幅を広げることができます。 - 🟣 教育・研究:理解を深め、新たな発見を
歴史上の人物の再現:歴史上の人物の肖像画や写真がなかったり、写真が古くて不鮮明な場合でも、AI実写化技術を使ってその人物の顔を推定・復元することで、よりリアルな歴史学習が可能になります。
文学作品:小説のキャラクターをAI実写化することで、作品の世界観をよりリアルに体感することができます。
科学・医学:細胞や分子などの目に見えないものをAI実写化することで、より理解しやすい可視化資料を作ることができます。
心理学:人間の感情や表情をAI実写化することで、人間の心理メカニズムをより深く理解することができます。 - 🟣 コスプレ・ファッション:理想の自分に出会える
衣装・メイクの参考資料:イラストやアニメのキャラクターをAI実写化することで、よりリアルで完成度の高いコスプレ衣装やメイクを実現できます。
ファッションコーディネート:AI実写化技術を使って、自分の顔写真に様々な服やメイクを試し当てすることができます。実際に試着しなくても、自分に似合うコーディネートを見つけることが可能になります。
バーチャルコスプレ:実際にコスプレをすることなく、AI実写化技術を使ってバーチャルなコスプレを楽しむことができます。 - 🟣 個人利用:自分自身を新たな視点で
自分自身の別の姿:自分の顔を別の年齢、性別、民族などに変化させた画像や動画を生成し、シミュレーションすることができます。
SNS:AI実写化された画像や動画をSNSで共有することで、友人や家族と楽しむことができます。
AI実写化サイト・アプリ・ソフト無料版おすすめ!やり方もあり
ここからはおすすめのAI実写化サイト・アプリ・ソフトを紹介します。
パソコン操作が苦手な方も使える、スマホ対応のアプリを厳選しました。やり方も合わせて解説するので、初心者の方も安心して利用できるでしょう。
SeaArt(シーアート):驚くほどのAIアート作品を無料で創造
SeaArt AIは2023年に公開された無料のAI画像生成サービスです。
Stable Diffusionと同等の高度な設定と高品質な画像生成を提供しながら、初心者にも使いやすいという特性が注目を集めています。
SeaArt AIのAI実写化は、「img2img」という機能を利用します。
この機能では、アップロードした画像を基に、別の画像と置き換えることができます。つまり、イラストやアニメキャラクターの画像を実在の人物の画像に置き換えることで、AI実写化が可能になります。
タイプ | ブラウザ型 |
アカウント登録 | 必要 |
日本語 | 対応 |
価格 | 無料 |
公式サイト | https://www.seaart.ai/ja |
- 【やり方】SeaArt AIでアニメイラスト、漫画を実写化する方法
- SeaArt AIでアニメイラスト、漫画を実写化する方法は、以下の手順で使用することができます。
- 1SeaArt AIの公式サイトにアクセスします。
- 2「クイックAI」または「無料のAIアートジェネレーターとクイックAIツール」にある「マンガから実写へ」をクリックします。
- 3左上の「アニメの画像を選んでください」にある「+」をクリックして、アニメイラスト、漫画画像をアップロードします。
- 4左下の「創作」ボタンをクリックして、AIが自動的に画像を実写化します。
- または
- 1SeaArt AIの広場にある画像を選び、「創作」をクリックします。
- 2右上の「モデル」では「Chilloutmix」をクリックし、写実風のモデルを選択してください。または、「もっと選ぶ」をクリックして「Chilloutmix」を検索欄に入力して、写実風のモデルを選択します。
- 3右下の「送信」アイコンをクリックして、AIが自動的に画像を実写化します。
Stable Diffusion(ステイブル・ディフュージョン):全世界最高峰の画像生成AI
Stable Diffusionは、2022年にGoogle AIとOpenAIによって共同開発されたAI画像生成モデルです。
強力な画像生成能力と、比較的低いハードウェア要件で動作することが特徴です。
Stable Diffusionには、「img2img」という機能があります。この機能を活用すると、イラストやアニメキャラクターの画像を、実在の人物の画像に置き換え、AIによる実写化が可能です。つまり、Stable Diffusionを使ってアニメを実写化することができます。
タイプ | ブラウザ型 |
アカウント登録 | 必要 |
日本語 | 対応 |
価格 | 無料 |
公式サイト | https://ja.stability.ai/ |
- 【やり方】Stable Diffusionでアニメをリアルな人物に変換する方法
- Stable Diffusionでアニメを実写化する方法は、以下の手順で使用することができます。
- 1Stable Diffusionを起動して、「img2img」タブを選択します。
- 2パラメーターを調整します。
- Enable:チェックを入れます。
- Control Type:Tile
- Control Mode:ControlNet is more important
- Resize Mode:Resize and Fill
- 3実写化したいアニメの画像をアップロードします。
- 4「Chilloutmix」モデルを使うので、CIVITAIの「Chilloutmix」のページの下の方に、適当なプロンプトをコピーし、Stable Diffusionのプロンプト欄に貼り付けます。ネガティブプロンプトも同じです。
- 📝プロンプト例文:1girl, (Impasto),dress, solo, brown hair, long hair, white dress, earrings, detached collar, bare shoulders, jewelry, breasts, flower, sky, cleavage, looking at viewer,(pretty face),beautiful detailed face,extremely delicate and beautiful girls,blurry background, blue sky, outdoors,
- 📝ネガティブプロンプト例文:verybadimagenegative_v1.3,watermark,(worst quality, low quality:1.4),(extra fingers, deformed hands, polydactyl:1.4),
- 5「Generate」ボタンをクリックして、画像が実写化されます。
この記事では、Stable Diffusionで利用できる人気のモデルを紹介します。また、モデルの導入方法や使用時の注意点なども合わせてお伝えします。
Stable Diffusionを使えば、主に完成形のイメージや雰囲気などを情報として与えるだけで、誰でも簡単にクオリティの高い画像を作成できます。今回の記事では、Stable Diffusionの呪文についての詳細な解説を行っています。
Midjourney(ミッドジャーニー):AIで非常に精巧な実写化画像を生成できる
Midjourneyは、2022年に公開され、Discordを通じて利用できるAI画像生成サービスです。
高度なAI技術と創造的な機能が組み合わさっており、近年注目を集めています。特に、イラストやアニメのキャラクターをリアルな人物に変換するAI実写化機能は、多くのユーザーを引きつけています。
MidjourneyのAI実写化機能は、「/imagine」コマンドを使って行います。imagineコマンドにイラストやアニメキャラクターの画像URLと、実在の人物の特徴を記述したプロンプト(in real life)を入力することで、AIがその指示に基づいてイラストの構図を写実的に生成してくれます。
タイプ | ブラウザ型 |
アカウント登録 | 必要 |
日本語 | 対応不可 |
価格 | 有料 |
公式サイト | https://www.midjourney.com/ |
- 【やり方】Midjourneyでイラスト/アニメキャラクターをリアルな人物に変換する方法
- Midjourneyでイラストを実写化する方法は、以下の手順で使用することができます。
- 1MidjourneyのDiscordサーバーに加入します。
- 2「/imagine」コマンドを入力します。
- 3イラストやアニメキャラクターの画像のURLを添付し、「in real life」と記載して、実在の人物の特徴を記述したプロンプトを入力します。
- 📝プロンプト例文:https://s.mj.run/li6U_SezvEY in real life one girl --v 6.0-
- 4「Enter」キーを押すと、AIが指示に基づいてリアルな画像を生成し、Discordチャットに表示されます。
この記事では、Midjourney(ミッドジャーニー)を使用する際に必要なプロンプトの基本情報、書き方のコツや例文、使用可能なテンプレートを分かりやすく解説します。
本記事では、Midjourneyの基本的な情報から商用利用の可否、料金プラン、具体的な使用方法まで、詳しく解説します。
Artbreeder(アートブリーダー):驚きと発見のAIアート体験
Artbreederは2019年に公開されたAI実写化ツールで、イラストやアニメキャラクターをリアルな人物に変換できます。
Artbreederの実写化は、「Breed」という機能を用いて行われます。
このBreed機能を利用すると、2つの画像を合成し、その画像の特徴を融合した新しい画像を生成することが可能です。
高度なAI技術と直感的なインターフェースが備わっているため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
タイプ | ブラウザ型 |
アカウント登録 | 必要 |
日本語 | 対応不可 |
価格 | 無料 |
公式サイト | https://www.artbreeder.com/ |
- 【やり方】Artbreederでアニメキャラを実写化する方法
- Artbreederでアニメキャラを実写化する方法は、以下の手順で使用することができます。
- 1ArtbreederのWebサイトにアクセスします。
- 2上部の「Create」をクリックして、「Splicer」Toolを見つけて、「Browse」をクリックします。
- 3イラストやアニメキャラクターの画像が一覧で並べ替え、そこから実写化したいイラストやアニメキャラクターの画像を選んで、「Remix this image」→「Remix in Splicer」ボタンをクリックします。
- 4右部のパラメーター(chaos(混沌)/age(年齢)/gender(性別)/color(カラー)/hair and eyes(髪と目)/brightness(明るさ)/saturation(彩度)/expression(表情)/emotion(感情)/race(人種)/clothes(服))などを調整して、「更新」ボタンをクリックして、画像が実写化されます。
AI実写化の注意点
AI実写化は、便利な技術ですが、倫理的な問題や著作権の問題など、様々な注意点があります。利用する際には、以下の点に注意する必要があります。
1、著作権
イラストやアニメのキャラクターの著作権は基本的に作者にあります。
AI実写化ツールで生成された画像は、AIの創作物であり、その著作権は作者に帰属します。
しかし、生成された画像が元のイラストやアニメのキャラクターの著作権を侵害する可能性があります。
2、プライバシー
AI実写化ツールで生成された画像は、実在の人物の顔写真に似ていることがあります。
そのような画像を公開したり、SNSで共有したりすると、その人物のプライバシーを侵害する可能性があります。
肖像権を侵害しないためには、その人物の許諾が必要です。
3、名誉毀損
名誉毀損とは、他人の名誉を傷つける行為を指します。
AI実写化ツールによって生成された画像が、実在の人物の容姿や性格を侮辱する内容であれば、これは名誉毀損に該当する可能性があります。
だから、AI実写化を利用する前に、著作権法や肖像権に関する知識を身につけることをおすすめします。
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この記事を書いた人:ミユキ
Digiartyに従事し、現在は主にAI系の記事制作(人工知能ソリューションの活用方法、ソフトウェア、トレンド情報)を担当しています。初心者目線で親しみやすい記事作りを心がけています。