DPIを上げる方法|画像画質を無料で高画質化(Windows/Mac/スマホ)Canva・Photoshop不要
「画像を印刷したらぼやけてしまった」「プロの印刷会社から『解像度が足りない』と言われた」
そんな経験はありませんか?この問題を解決する鍵がDPI(Dots Per Inch)の理解と調整です。
DPIとは、印刷時に1インチあたりに配置されるドット(点)の数を表し、この値が高いほど印刷品質が向上します。多くのプロフェッショナル印刷では300 DPIが推奨されており、この解像度であれば、近くで見ても鮮明でディテールのしっかりした仕上がりになります。
しかし、いざDPIを上げようとすると、こんな悩みに直面しませんか?
「画像を印刷したいのに、DPIが足りませんと言われた…」「Photoshopは持っていないし、Canvaの有料プランや高機能なソフトに月額料金を払いたくない…」「今すぐ、無料でDPIを上げる方法が知りたい!」
この記事は、そんなお悩みを持つあなたに向けたものです。
現在、高価な専門ソフトに頼らずに、無料で画像のDPIを上げる方法をWindows・Mac・スマホ別に詳しく解説します。この記事を読めば、誰でも今すぐ、安全に「DPIの設定値だけを変更する方法」と、「AIなどで根本的に画質を向上させる方法」がわかります。
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(1)、DPIとは何か、なぜ重要なのか?

DPI(Dots Per Inch)とは、プリンターが画像を印刷する際に、1インチ(約2.54cm)あたりにどれだけ多くのインクの点(ドット)を打つかを表す単位です。
この値が高いほど、ドットが細かく高密度に配置されるため、詳細で鮮明な印刷結果が得られます。
例えば、300DPIは高品質な印刷の業界標準となっています。この解像度では、印刷された点が非常に小さく密になるため、人間の目には滑らかで詳細な画像として認識されます。これに対し、低いDPI(例:72 DPI)で印刷すると、画像がぼやけたり、ピクセル(画像のギザギザ)が目立ったりする可能性があります。
| 用途 | 推奨DPI |
|---|---|
| ウェブ・モニター表示(Webサイト・SNS用) | 約72dpi〜96dpi程度 |
| ポスター・大型プリント(少し離れて見る) | 約150〜200dpi程度 |
| 超大型プリント(ビルボードなど、かなり離れて見る) | 約100dpi以下も可 |
| 高品質な写真・フォトプリント(手に取って見る冊子・写真) | 約300dpiまたはそれ以上 |
- 豆知識:DPIとPPIの違い、知っておくべきこと
- 🔸 DPI vs PPI:「DPI」が「印刷時のドット密度」であるのに対し、「PPI(Pixels Per Inch)」は「デジタル画面上のピクセル密度」を指します。厳密には異なりますが、一般的にはほぼ同義で使われることも多いです。
🔸 ピクセル数が最重要:印刷品質は、DPI設定値だけでなく、元画像の「ピクセル数(解像度)」が最も重要です。例えば、たった100x100ピクセルの画像を無理やり300DPIで印刷指定しても、画像は粗くぼやけてしまいます。
🔸 観覧距離が肝心:近年は、用途や観覧距離に応じてDPIの要件を柔軟に設定する(例:大型プリントでは150 DPI程度で十分とする)実践的なケースも増えています。
🔸 ファイルサイズ:必要以上に高DPI・高解像度にすると、ファイルサイズが極端に大きくなり、編集・保存・印刷時のPCへの負担が増えます。
(2)、【目的別】PC(Windows・Mac)で無料でDPIを上げる方法
「DPIを上げる」と言っても、あなたの目的は次のどちらかではありませんか?
- ✅ 目的1:画質は今のままでいい。印刷所やアプリの仕様(例:350DPI必須)をクリアするために、DPIの「設定値(メタデータ)」だけを変更したい。
- ✅ 目的2:元画像の画質が粗い。AIなどを使って、画質(ピクセル数)自体を根本的に向上させたい。
それぞれの目的に合った、無料の方法を紹介します。
目的1:DPI設定値(メタデータ)だけ変更したい場合
画質(ピクセル数)は変えずに、画像の「DPI」というラベル(設定値)だけを書き換える方法です。
【Windows】標準機能「ペイント」
Windows 10 / 11 の標準機能「ペイント」でも、DPI設定の変更が可能です。
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STEP.1
ペイントでDPIを変更したい画像を開きます。
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STEP.2
「ホーム」タブをクリックし、「イメージ」グループにある「サイズ変更」をクリックします。

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STEP.3
「サイズ変更と傾斜」ウィンドウが表示されたら、「縦横比を維持する」にチェックを入れます(縦横比を保ちたい場合)。
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STEP.4
「パーセント」の数値を直接入力するか、数値を調整して画像を拡大します。DPIの数値を直接入力するのではなく、画像全体のサイズを大きくすることで、実質的にDPI(解像度)が上がります。
- < メリット >
- Windowsに標準搭載されており、すぐに使えます。
- < デメリット >
- ペイントは、DPIを変更すると自動的にピクセルの再サンプリング(ピクセル数の変更)が行われる仕様です。そのため、「画像の再サンプル」をオフにできず、意図せず画質がぼやけたり、品質が低下したりする可能性が高いです。画質を維持したままDPI値だけを変更したい場合は、次に紹介する専門ソフト「Aiarty Image Enhancer」の利用を推奨します。
【Mac】標準機能「プレビュー」(推奨・簡単)
Macユーザーは、追加のソフトなしでDPIを変更できます。これが最も簡単で安全な方法です。
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STEP.1
解像度を変更したい画像を、Mac標準アプリの「プレビュー」で開きます。

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STEP.2
画面上部メニューから「ツール」→「サイズを調整」を選択します。
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STEP.3
「画像の再サンプル」にチェックを入れ、「解像度」欄に現在より高い数値を入力します。必要に応じて「幅」や「高さ」の単位(ピクセル・インチ・cmなど)を選択し、数値も調整できます。

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STEP.4
「OK」をクリックすると反映されます。画質維持のため、元画像を上書きせず「ファイル」→「別名で保存」で新しいファイルとして保存することをおすすめします。
- < メリット >
- Macに標準搭載。画像のピクセル数を変更しないため、画質の劣化が一切ありません。
- < デメリット >
- 特になし。
目的2:画質(ピクセル数)ごと向上させたい場合
「DPI設定値だけ変えても、元の画質が粗すぎて印刷に耐えられない」という場合は、AIを使って画像の解像度(ピクセル数)自体を増やす必要があります。
【Windows・Mac】無料体験版があるAI搭載ソフト(Aiarty Image Enhancer)
Aiarty Image Enhancer は、「メタデータとしてのDPI値の変更」と、「画素数そのものを増やし、印刷時に高精細に見せること」を同時に実現するAI搭載の画像強化ソフトです。
⚠️ 注:このソフトは有料ですが、高機能なAIアップスケールを無料体験版で試すことができます。「無料でDPIを上げる」一つの選択肢として紹介します。
- Aiarty Image Enhancerの特徴(DPI上げ)
- » DPIと解像度の同時向上: 単にDPIの数値を変更するだけでなく、AIを使って画像をアップスケール(拡大)し、新しい画素情報を生成することで、解像度と詳細さを同時に向上させます。
- » 複数の専用AIモデル: 画像の種類や目的に応じて、最適なAIモデルが用意されています。
- » 高い出力自由度: DPI設定では72、96、150、200、300、500、1000など、多様な値が選択できます。
Aiarty Image EnhancerでDPIと画質を上げる手順
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STEP.1
ソフトを起動し、メイン画面にDPIを上げたい画像ファイルをドラッグ&ドロップします。
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STEP.2
画像の種類に合ったAIモデル(例:詳細を強化したい場合は「More-Detail GAN v3」)を選択します。
「拡大」 で、画像を何倍に拡大するか、あるいはどの解像度までアップスケールするかを設定します。

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STEP.3
「書き出し設定」 を開き、「DPI」 項目で希望の数値(例えば印刷用なら300)を選択します。
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STEP.4
「書き出し」または「一括書き出し」ボタンをクリックして処理を実行します。AIにより「ノイズ除去/ぼけ補正/ディテール生成」+「解像度アップ」+「DPIメタデータ変更」が同時に行われます。

比較表:Aiarty Image Enhancer vs プリント/プレビュー
| 項目 | Aiarty Image Enhancer(Windows・Mac) | 標準機能ペイント(Windows) | 標準機能プレビュー(Mac) |
|---|---|---|---|
| DPI変更の本質 | DPI向上&解像度アップサンプリング |
メタデータのみ変更 |
メタデータのみ変更 |
| 対応DPI範囲 | 72〜1000 DPIまで幅広く設定可能 |
96とそれ以外(手動入力)の基本的な設定 |
任意の値に手動設定可能 |
| 画質・印刷適性 | 高い |
低い |
低い |
| コスト | 無料体験版・有料版 |
無料 |
無料 |
| 汎用性と柔軟性 | 非常に高い DPI変更に加え、ノイズ除去、ぼかし補正、顔の補正など多機能 |
低い 基本的な画像編集機能に限定される |
中程度 基本的な画像編集とPDF編集に強い |
| 用途 | ポスター、写真集、商品パンフレットなど、プロフェッショナルな印刷全般 |
DPIの指定が必要なWebサイトへの画像アップロードなど、画質を問わない書類。 |
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選択のポイントとして、画質を保ったまま「DPI値」の変更を行いたい場合、Macユーザーには「プレビュー」が最善の選択肢となります。一方で、Windowsユーザーには「ペイント」を避けることを推奨します。
また、画像全体の品質を向上させ、高DPI印刷に対応したい場合は、「Aiarty Image Enhancer」のようなAIアップスケーラーの無料体験版を試してみるのが良いでしょう。その効果に納得がいけば、有料版の導入を検討するのが一番賢明な判断です。
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AIで画質を考慮してDPIを上げるソフト:Aiarty Image Enhancer対応画像形式:JPEG、JPEG2000、PNG、TIFF、Bitmap、RAW、SRWなど
特徴:最大32Kへの高画質化・拡大;解像度維持での鮮明化・ディテール強化;実したAI補正機能(AI色補正、AIノイズ除去、AIぼかし除去、AI顔レタッチ、プロンプト抽出など);超高速処理(DirectML/TensorRT高速化)
(3)、【スマホ編】無料アプリでDPIを上げる方法
スマホでも画像のDPI(または解像度)を変更できるアプリが多数リリースされています。
ただし、多くのスマホアプリは、DPIの「メタデータ」を直接変更する機能よりも、「ピクセル数を変更(リサイズ)する」機能がメインです。ピクセル数を大きくすれば、結果的に高DPIでの印刷に対応しやすくなります。
- おすすめのスマホアプリ例:
- » Image Size(Android/iOS)
- » PhotoDirector(iOS/Android)
- » Photo Editor Pro(Android/iOS)
以下では、シンプルで分かりやすい「Image Size」アプリを例に、**ピクセル数を変更(リサイズ)**する方法をご紹介します。
「Image Size」アプリでの操作手順(例)
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STEP.1
アプリを開き、DPIを上げたい画像を読み込みます。
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STEP.2
単位を「インチ」または「cm」に設定します。
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STEP.3
印刷したいサイズ(例:幅4インチ、高さ6インチ)を入力します。)
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STEP.4
「DPI」の欄に希望の数値(例:300)を入力します。

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STEP.5
アプリが自動的に必要なピクセル数を計算し、画像をリサイズ(再サンプル)します。
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STEP.6
画像を保存します。
- < メリット >
- 印刷寸法を指定しながらDPIを設定できます。
- < デメリット >
- 元の画質以上にキレイになるわけではなく、元のピクセル数が足りなければぼやけた画像になります。
⚠️ 注意点:スマホアプリは手軽ですが、機能が限られている場合があります。また、元のピクセル数が少ない画像を無理に引き伸ばすと画質が荒れます。重要な印刷物の場合は、AIアップスケラーも使えるPCでの処理を推奨します。
(4)、まとめ:あなたの「DPIを上げたい」目的はどっち?
最後に、あなたの目的に合った解決策を再確認しましょう。
1. 印刷入稿などの「DPI設定値」だけ変えたい方へ
(画質・ピクセル数はそのままでOK)
- » Windows:「ペイント」は画質が劣化する可能性があるため非推奨。
- » Mac:「プレビュー」アプリで「画像の再サンプル」のチェックを外して変更するのが最も安全・簡単です。
2. 画像の「画質自体」をキレイにしたい(ピクセル数を増やしたい)方へ
- » OS共通:Windows・Mac両方で使える「AIアップスケーラー」(Aiarty Image Enhancerなど)の無料体験版を利用するのがおすすめです。
- » スマホ:「Image Size」などのリサイズアプリでピクセル数を増やせますが、元画像が粗い場合はPCのAIツールに劣ります。
現在、画像のDPIや画質の問題は、フォトショップやCanvaの有料プランといった高機能な専門ソフトがなくても、無料の標準機能やAIの力で簡単に解決できる時代になっています。
ぜひ、この記事で紹介したテクニックを試してみてください。
(5)、FAQ:よくあるトラブルと解決策
Q1. DPIを変更しても画質が悪化したら、どうして?
原因: もともとの画像のピクセル数が不足しているか、Windowsの「ペイント」のように意図せず再サンプリング(画質劣化)が行われたためです。
解決策:
- 【根本解決】 Aiarty Image EnhancerのようなAIアップスケーラーを使い、元画像のピクセル数自体を増やします。
- 【設定値のみ変更】 Macの「プレビュー」を使い、「画像の再サンプル」のチェックを外してDPI値だけを変更します。
Q2. DPIを上げた後、画像がぼやける、または歪みます。解決策って?
原因: リサイズ時に「縦横比が固定」されていなかったり、不適切なリサンプリング方法が選択されたりするためです。
解決策:
- 編集ソフトで「縦横比を固定(鎖マークなど)」を必ず有効にしてください。
- (高機能な画像編集ソフトを利用する場合)リサンプリング方法を、写真なら「バイキュービック法」、イラストなら「ニアレストネイバー法」など、画像に適したものに変更します。
Q3. DPIを上げる際の注意点ってありますか?
はい、いくつかあります。
- ❈ マウスのDPIとは別物:PC操作時の「マウスの感度(DPI)」と、画像の「印刷解像度(DPI)」は、用語が同じですが全く別のものです。
- ❈ 画面の見た目は変わらない:DPI設定値を変更しても、PCやスマホの画面上で見たときの鮮明さは変わりません。DPIはあくまで「印刷時にどう出力するか」の設計値です。
- ❈ 印刷と画面表示の目的:デジタル画像では、PPI(pixels per inch)が使われることもあります。ウェブやSNS用の画像(72〜96 DPI)をそのまま印刷しようとすると粗くなります。高品質な印刷には、通常300 DPI以上に対応できるピクセル数が必要です。
この記事を書いた人:ミユキ
Digiartyに従事し、現在は主にAI系の記事制作(人工知能ソリューションの活用方法、ソフトウェア、トレンド情報)を担当しています。初心者目線で親しみやすい記事作りを心がけています。