Photoshopで画像・写真を高画質化!低解像度・ぼやけた画像を鮮明にする方法を紹介

「せっかく撮ったお気に入り写真がぼやけてしまう」「ネットから保存した画像が小さすぎて印刷出来ない」といった現象に悩まされた経験がある人も多いかもしれません。これらのぼやけた写真や低解像度の画像は、Photoshopを使えば画質を向上させることが可能です。
この記事では、Photoshopで画像・写真を高画質化する方法を解説します。小さな写真を綺麗に拡大する方法から、Photoshopでぼやけた画像を鮮明にするテニックまで詳しく紹介するので、ぜひご覧ください。
Photoshopで画像の解像度を上げる方法
基本的なやり方として、Photoshopで画像の解像度を上げる場合には、画像解像度の数値を直接変更するのが一般的です。手順は次のとおりです。
メニューバーの[イメージ]→[画像解像度]→ 解像度の数値を入力→[OK]をクリックする
この方法では、写真や画像を再サンプリングすることで解像度を向上させますが、そのまま拡大すると画質が著しく落ちて、全体にもぼやけていてしまうこともあります。
Photoshop CC 2021以降に、「スーパー解像度」というAI技術を活用した解像度上げる機能が実装され、これを使うと、小さな写真を綺麗に拡大でき、見た目も自然で違和感がありません。
「スーパー解像度」は、Photoshopに内蔵されているCamera Rawプラグインの機能で、AI技術により画像の細部を自動的に補完することで、元の画質を保持したまま解像度を縦横それぞれ2倍、総面積4倍まで拡大できます。
古い写真や解像度の低いスマホ写真を、Photoshopで画質良くしたい場合にとても便利な機能ですので、検証しみます。
Aiarty Image Enhancer
- 使いやすい: 非常にシンプルでわかりやすい操作性。
- AI細部復元: 細部のディテールまで鮮明できれいに復元できる。
- バッチ処理: 最大100枚の画像を一気に高画質化できる。
- AI超解像: ロスレスで最大32K解像度にアップスケールする可能。
Photoshopのスーパー解像度で小さな写真を綺麗に拡大する
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Photoshopを開き、メニューバーの[編集]→[環境設定]→[Camera Raw]→[ファイル管理]の順にクリックします。
[JPEGおよびTIFFの処理]の項目で、
- - [JPEG]を[すべてのサポートされているJPEGファイルを自動的に開く]
- - [TIFF]を[すべてのサポートされているTIFFファイルを自動的に開く]
に設定すれば、[OK]をクリックします。
注意:Photoshopのスーパー解像度に対応できる画像ファイル形式は、RAW、JPEG、TIFF、HEICとなります。PNGやGIF、Webpなどには対応していません。
解像度を上げたい画像や写真をPhotoshopで開き、画像上で右クリックし、表示されたメニューから[強化]を選びます。
「強化のプレビュー」ダイアログが表示されるので、「スーパー解像度」にチェックを入れ、「強化」ボタンをクリックします。
強化処理が完了すると、Camera Rawの画面に強化後のサムネイル画像が表示され、クリックすると拡大表示で確認できます。
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サムネイル右上の[…]メニューから[画像を保存]を選び、高画質化した写真や画像を保存することができます。

スーパー解像度機能を使えば、画質を保ったまま、Photoshopで画像の解像度を上げるだけでなく、ぼやけた画像や荒い写真を高画質化することもできます。
ただし、元の解像度が低すぎる場合は、期待通りの効果が得られないこともあるため注意が必要です。
Photoshopでぼやけた画像を鮮明にする方法
Photoshopのスーパー解像度機能を使っても、依然として画像の一部がぼやけたり、見た目に大きな変化が感じられない場合は、以下の方法を試してみましょう。
ここからは、Photoshopで画像・写真を高画質化する3つの方法をご紹介します。スマートシャープフィルターやCamera Rawフィルター、ハイパスフィルターを活用することで、Photoshopでぼやけた写真を鮮明にすることが可能です。
スマートシャープフィルターを利用する
Photoshopでぼやけた画像を鮮明にするために代表的な方法としては、スマートシャープフィルターの利用が挙げられます。手順は次の通りです。
Photoshopで高画質化したい画像や写真を開き、Ctrl+ Jキーでレイヤーを複製します。
レイヤーパネルで複製した画像レイヤーを右クリックして、[スマートオブジェクトに変換]を選択します。
メニューバーから[フィルター]→[シャープ]→[スマートシャープ]をクリックします。
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「スマートシャープ」ダイアログが表示されるので、プレビューで変化を確認しながら[量][半径][ノイズを軽減][除去]を調整しましょう。
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各設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックして適用します。
Camera Rawフィルターを利用する
お使いのPhotoshopにCamera Rawプラグインが搭載されている場合は、Camera Rawフィルターを適用することで、自然な質感を保ちながら画像を高画質化することが可能です。以下の手順に従って、荒い画像をPhotoshopで画質良くしてみましょう。
- メニューバーから[フィルター]→[Camera Rawフィルター]を選択します。
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右側のパネルから[ディテール]項目を展開し、プレビューを確認しながら[シャープ][ノイズ軽減][カラーノイズの軽減]を必要に応じて調整します。
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[自動補正]をクリックし、不鮮明な画像のコントラストや明るさ、色調などが自動的に補正されます。
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すべての調整が終わったら、右下の[OK]ボタンをクリックして適用します。
ハイパスフィルターを利用する
よりハイクオリティな仕上がりを求める場合、ハイパスフィルターを使った方法がおすすめです。Photoshopで画像全体を高画質化できるだけでなく、ディテールの細かい部分までもよりシャープに見せることもわかります。
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Photoshopで高画質化したい画像や写真を開き、Ctrl+ Jキーでレイヤーを複製します。
- 複製したレイヤーをスマートオブジェクトに変換し、メニューバーの[フィルター]→[そのほか]→[ハイパス]を選択します。
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「ハイパス」ダイアログで[半径]を1〜5 pixelに設定して、[OK]をクリックします。
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ハイパスフィルターを適用したレイヤーの描画モードを[オーバーレイ]に変更します。
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必要に応じて調整レイヤーを追加し、明るさやコントラストを調整すると、より色鮮やかな仕上がりになります。
Photoshopで画像・写真を高画質化できない場合の対処法
Photoshopを使えば、画像の解像度を上げたり、ぼやけた画像を鮮明にしたりすることが可能です。しかし、Photoshopは万能ではなく、以下のようなケースで十分な強化効果が得られないことがあります。
- 解像度が極端に低いWebサイト上の画像
- ノイズやざらつきが激しい画像
- 複雑な模様や細かいテクスチャを含む画像
さらに、Photoshopで画像・写真を高画質化するには、一定以上の専門知識やスキルが必要となり、初心者の方にとっては少し難しく感じるかもしれません。そのような場合には、簡単に写真や画像を高画質化できるAiarty Image Enhancerを利用すると良いでしょう。
写真・画像の高画質化をもっと簡単に!Aiarty Image Enhancer
Aiarty Image Enhancerは、最先端のAI技術を駆使して写真・画像を自動で高画質化できるソフトウェアです。Photoshopのような複雑な操作は一切不要で、専門知識がなくても簡単に使えます。
画質を保ちつつ画像の解像度を最大32Kまで拡大するだけでなく、ぼやけた写真を鮮明にして、細部やエッジまでもよりくっきりとさせます。
Aiarty Image Enhanceで画像・写真の高画質化する方法は次の通りです。
- Aiarty Image Enhancerを起動したら、高画質化したい画像を読み込みます。
読み込み後、高画質化AI加工が自動的に開始されるので、そのまましばらく待ちます。
加工が完了すると、高画質化された画像がプレビューウィンドウの右側に表示されます。マウスのスクロール操作で拡大表示が可能です。
画面の右側にある「拡大」のドロップダウンリストから、希望する出力サイズを選択します。
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「書き出し設定」パネルを開き、出力形式を設定し、「DPI」で希望する解像度を選択します。
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すべての設定が完了したら、画面右下の「書き出し」をクリックし処理が始まります。

左側が処理前の画像、右側がAiarty Image Enhancerで処理後の画像になります。


▼ AIで簡単に画像を高画質化Aiarty Image Enhancerがこんな人におすすめ!
- Photoshopの操作が難しいと感じている方
- 複雑な設定なしで、簡単に写真や画像を高画質化したい方
- PNGやWebp形式のアニメ画像を画質良くしたい方
- Web用の画像をそのまま印刷に使いたい方
- 小さい写真を綺麗に拡大したい方
- 複数の画像を一括で処理したい方
- 自然に写真内の顔を自動でレタッチしたい方
- JPEGなど圧縮劣化で荒くなった画像を高画質化したい方
まとめ
この記事では、Photoshopで画像・写真を高画質化する方法について詳しく解説しました。Photoshopで画像の解像度を上げる基本手順から、スーパー解像度の使い方、ぼやけた画像を鮮明にするための各種フィルター活用術までご紹介しました。
ただし、Photoshopでの高画質化には限界があり、場合によっては満足のいく仕上がりにならないこともあります。
そんなときにおすすめなのが、Aiarty Image EnhancerのようなAI搭載の高画質化ツールです。画像をドラッグ&ドロップするだけで、誰でも手軽にプロ並みの仕上がりを楽しめます。Photoshopでの高画質化に限界を感じたら、ぜひ一度試してみてください。

この記事を書いた人:かほ
画像補正や写真加工を中心に、最新のAIソリューションやソフトウェアなどに関する役立つ情報をタイムリーにお届けします。