【具体例あり】Lightroomで写真のノイズを除去・軽減する方法は？うまくいかない時の対処法も紹介

暗い場所での撮影、カメラのISO感度を上げると写真にノイズが多く発生してしまいます。ノイズを減らして鮮明な写真に仕上げたいときは、撮影写真の編集・管理ソフト「Lightroom（ライトルーム）」を使えば簡単に加工することができます。

本記事では、Lightroomで写真のノイズを軽減する方法や、ノイズ除去がうまくいかないときの対処法について解説します。また、LightroomのAIノイズ除去のやり方方法もご紹介するので必見です。

Lightroomで写真のノイズを軽減する方法

デジタルカメラで撮影した写真に出るノイズは、主に以下の2種類です。

写真や画像のノイズとは何でしょう？撮影時に写真のノイズを低減するためのテクニックや、撮影後に画像や写真からノイズを取り除く方法、初心者におすすめの画像ノイズ除去フリーソフトについて紹介していきます。

Lightroomで写真のノイズを除去するには、カラーノイズを減らしてから、輝度ノイズの軽減を行うのは一般的です。

Lightroomを開き、ノイズを除去したい写真を読み込みます。

画面右上の［現像］をクリックしてから、右側の「ディテール」パネルを開きます。

「ノイズ軽減」項目にある「カラー」スライダーを右にドラッグすることで、カラーノイズを抑え、無地の輝度ノイズに変換できます。

次に、写真の輝度ノイズを調整します。

「輝度」スライダーをドラッグし、右に動かすほど写真に現れる粒状のノイズが目立たなくなります。

「輝度」を上げすぎると写真が全体的にぼやけて見えるので、変化を確認しつつ少しずつ調整します。

「ディテール」スライドを右に動かすと、ぼんやりした画像のディテールを復元しできますが、ノイズも再び出てきてしまいます。そのため、調整中はプレビューを確認しながら、適切なバランスを見つけましょう。

超高感度で撮影したRAW 写真のノイズを除去したい場合は、LightroomのAIノイズ除去機能を使用すると簡単に写真からノイズを取り除くことができます。この機能は、Web版Lightroom、Lightroom 6.3、Lightroom Classic 12.3以降で利用可能。

画面右側の編集項目から「ディテール」パネルを選択し、「ノイズ除去」ボタンをクリックします。

「適用量」スライダーを動かしてノイズの軽減量を調整して、右下の「強化」ボタンを押します。

適用量を上げすぎると写真のディテールが失われ、AI画像っぽく見える可能性があるため注意が必要です。

少し待つと、LightroomのAIノイズ除去処理が完了し、写真が新しいRAWファイルとして保存されます。

Lightroomで写真のノイズを除去する際は、以下の手順を繰り返し少しずつ調整しています。

ただし、前後の効果を比較しながらノイズ除去の度合いを確認する必要があるので、時間や手間がかかってしまい、非常に効率が悪くなります。

LightroomのAIノイズ除去機能を使えば、手軽に写真のノイズを軽減することができます。ただしRAWで撮影した写真のみ扱え、JPEGやHEICの写真には適用できません。なお、LightroomのAIノイズ除去機能は、高ISO感度撮影時に発生するノイズのみに有効です。

より簡単に写真のノイズをきれいに除去したい初心者には、「Aiarty Image Enhancer」がおすすめです。

Win 11/10

macOS10.15以降

Aiarty Image Enhancerは、最新のAI技術を駆使して画像を自動で高画質化できるソフトです。

鮮明なディテールを保ちつつ画像・写真のノイズを無料で除去するだけでなく、細部までもより細やかできれいに仕上げます。

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ここでは、ISO 1万2800で撮影した夜景写真を例に、ノイズ除去する手順を解説します。

STEP.1

左下の「＋」をクリックし、ノイズ除去したい写真を読み込みます。
STEP.2

AIによる高画質化加工が自動で開始されるのでそのままの状態でしばらく待ちます。

加工が完了すると、ノイズ除去後の写真がプレビューウィンドウの右側に表示されます。カラーノイズと輝度ノイズはきれいに消えて、ディテールも自然に補正されます。
STEP.3

右側の「AI細部加工」パネルで「AIモデル」を「Real-Photo v3」、「拡大」を「x1」に選択します。
STEP.4

画面右下の「書き出し」をクリックしてノイズを除去した夜景写真が高画質で保存されます。