【実用】Photoshopで逆光写真を明るく補正する方法ご紹介!初心者でも簡単!
逆光で撮れてしまった写真を見返すと、悔しい気持ちと感じている方も多いでしょう。
日常の撮影では、うっかり逆光で撮影してしまい、写っている人物が暗く、背景が明るすぎる写真になってしまうことがよくあります。
しかし心配無用!写真編集ソフトを使って簡単な色調補正を行えば、十分に修正することができます。
この記事では、Photoshopで逆光写真を補正する方法について解説します。
Aiarty Image Enhancer
- 使いやすい: 非常にシンプルでわかりやすい操作性。
- AI細部復元: 細部のディテールまで鮮明できれいに復元できる。
- バッチ処理: 最大100枚の画像を一気に高画質化できる。
- AI超解像: ロスレスで最大32K解像度にアップスケールする可能。
逆光の特徴について
Photoshopで逆光写真を明るく補正する前に、まずは「逆光」そのものについて簡単に説明しておきましょう。
基本的な仕組みを理解しておくと、補正作業もぐっとやりやすくなります。
「逆光」とは、被写体の背後から光が当たっている状態のことです。
光源が被写体の後ろにあるため、被写体には強い明暗のコントラストが生じ、光の輪(ハロー)やシルエットのような美しい効果が現れるのが魅力的です。
逆光撮影をうまく活用すると、被写体の輪郭を際立たせたり、神秘的で幻想的な雰囲気を演出したりでき、写真をより印象的に仕上げることができます。
ただし、意図せず逆光で撮影した場合は失敗写真になってしまうことが多いようです。
光が被写体の背後から当たるため、正面部分が影になりやすく、露出補正を正しく行わないと人物の表情が見えにくくなったり、細部のディテールが失われてしまうことがあります。
それでは、Photoshopで逆光写真の補正方法を紹介しています。
Photoshopで簡単ステップで逆光写真を補正する
まず、写真全体の明るさを素早く上げる方法を解説します。操作手順は非常に簡単で、効果も抜群です。
- 1 Photoshopで写真を開きます。
- 2レイヤーパネル上でスマートオブジェクトにしたいレイヤーを選択の上、オプションメニューから「スマートオブジェクトに変換」を選択します。これは、元画像の情報を失わずに編集ができる機能です。
- 3「Ctrl + Alt + 2」キーを同時に押すと、写真のハイライト部分を検出します。
- 4続いて、「Shift + Ctrl + i」を押して、選択範囲を反転します。これで、写真の暗い部分が選択されます。
- 5「Ctrl + J」を押して、選択範囲をコピーした新規レイヤーを作成します。
- 6後は、コピーしたレイヤーの描画モードを「通常」から「スクリーン」に変更します。すると、写真の暗い部分が自然に明るくなります。
Photoshopで逆光写真を補正する基本的な方法
逆光で撮影した写真を細かく補正したい、特に被写体だけを明るくしたいと思ったことはありませんか?
ここでは、逆光で暗く写ってしまった写真をPhotoshopで補正する基本的な方法を解説します。
主に調整する項目は、以下の通りです。
- 🍄 明るさ・コントラスト
- 🍄 レベル補正
- 🍄 トーンカーブ
- 🍄 シャドウ・ハイライト
- 🍄 HDRトーン
1:「明るさ・コントラスト」で逆光写真を補正する
Photoshopの「明るさ・コントラスト」は、その名の通り、写真の明るさとコントラストを調整する機能です。明るさ・コントラストを調整することで、画像の明暗を補正できます。
- 1 画像をPhotoshopで開きます。
- ※ 被写体だけを明るくしたい場合は、画面上部の 「選択範囲」>「被写体を選択」 をクリックして、被写体を選択しておきましょう。
- 2レイヤーパネル下部の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」から、 「明るさ・コントラスト」 を選択します。
- ※ 「イメージ」>「色調補正」から「明るさ・コントラスト」を実行することもできますが、この場合は元の写真に直接効果が適用されるので注意が必要です。
- 3続いて、右側のプロパティパネルで明るさとコントラストを調整するスライダーが表示されるので、適宜に設定を行いましょう。
- - 明るさ:スライダーを右に動かすと写真全体が明るくなります。
- - コントラスト:スライダーを左に動かすほど、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
- 4多くの場合、これだけで写真が明るくなります。
2:「レベル補正」で逆光写真を補正する
レベル補正は、画像のシャドウ(暗い部分)、中間調、ハイライト(明るい部分)を個別に調整することで、逆光写真や暗く写った写真を自然に補正することができます。
- 1 レイヤーパネル下部の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」 から、「レベル補正」 を選択します。
- 2ヒストグラム下のスライダー(3つ)または数値入力で明るさを調整します。
- 一般的には、中間調(中央のスライダー)を調整するだけで十分です。
3:「トーンカーブ」で逆光写真を補正する
トーンカーブは、写真の明るさやコントラスト、カラーなどをより細かく調整できる補正機能です。スライダーではなくグラフを使用します。
グラフは主に3つの領域に分かれています。
・右上:ハイライト(明るい部分)
・中央:中間調
・左下:シャドウ(暗い部分)
それぞれの領域を個別に調整できるため、全体のバランスを自然に整えることが可能です。ただし、機能が多い上に調整が複雑で、使いこなすには経験が必要です。
- 1「トーンカーブ」 を追加すると、斜めの線をクリック&ドラッグするとポイントを追加でき、最大14個まで設定可能です。各ポイントを上下に移動させることで、明るさを自由にコントロールできます。
- - 左下側を上に → 暗い部分を明るく
- - 右上側を下に → 明るい部分を暗く
- - 中央を動かす → 中間調(全体の明るさ)を調整
- 2例えば、逆光で人物が暗くなっている場合は、左側のポイントを上方向に引き上げることで、暗部を明るく補正できます。
4:「シャドウ・ハイライト」で逆光写真を補正する
「シャドウ・ハイライト」は、強い逆光のせいで影になった写真を補正するのに役立つ機能です。画像のシャドウ部分を明るくしたり、ハイライト部分を落ち着かせたりすることができます。
- 1メニューから「イメージ」>「色調補正」>「シャドウ・ハイライト」を選択します。
- 2すると、自動的に逆光補正が行われ、写真全体が明るくなります。
- 3また、シャドウとハイライトのスライダーを動かして、プレビューを確認しながら細かく調整することもできます。
5:「HDRトーン」で逆光写真を補正する
HDRとは High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ) の略で、明るさの異なる複数の画像を組み合わせることで、最も明るい部分と最も暗い部分のディテールを同時に表現することができます。
一方、Photoshopの「HDRトーン」は、複数の露出の異なる写真を使用せず、1枚の画像だけでHDR効果を再現できる機能です。これにより、ディテールを保ちながら、より豊かな色彩とコントラストを表現することができます。特に、逆光写真や明暗差の大きいシーンなど、コントラストが強い画像の補正に最適です。
- 1やり方はメニューから「イメージ」>「色調補正」>「HDRトーン」を選択します。
- 2Photoshopがデフォルト設定「ローカル割り付け」で自動的に補正を行います。この時点で仕上がりに満足できる場合は、右上の「OK」をクリックして完了です。
- 3さらに細かな調整をしたい場合は、下部にある「エッジ光彩」、「トーンとディテール」、「詳細」、「トーンカーブおよびヒストグラム」などの項目を個別に調整してみましょう。
Photoshopで逆光写真の補正がうまくいかないとき
以上では、Photoshopを使って逆光写真の補正方法について解説しました。
単一の方法では理想的な結果が得られない場合、複数の方法を組み合わせて使用することをおすすめします。
ただし、Photoshopは多機能でありながら、逆光補正をする際に、以下のようなデメリットがあります。
- 1調整項目が多くて複雑、初心者には少しハードルが高い
- 2写真が明るく補正できたとしても、色合いが不自然に見えたり、ノイズが目立ったりする場合がある
そこで役に立つのは、「Aiarty Image Enhancer」です。
自然で高画質に逆光写真を補正するソフト「Aiarty Image Enhancer」
Aiarty Image Enhancerは低解像度の写真を高画質化できるAIソフトです。これを使えば、単に明るくすることではなく、写真全体のバランスを整え、より自然で美しい仕上がりを期待できます。
ぼかし除去、ノイズ軽減、色補正などが自動で行ってくれますので、特別な技術や知識がなくてもOK。写真をアップロードするだけ、低解像度の写真を一瞬で鮮明に、色彩の自然さやディテールを再現します。
さらに、手動で色調補正を行うことも可能で、露光、コントラスト、ハイライト・シャドウなどを細かく調整することが簡単です。
- 簡単操作:画像をアップロードするだけでAIが最適な補正を自動で行う
- 高速処理:高性能AIアルゴリズムにより、画質向上やノイズ除去は短時間で完了
- 多機能搭載:解像度向上、ノイズ除去、色補正、顔レタッチなど、さまざまな機能を搭載
Aiarty Image Enhancerで逆光写真を明るく補正する手順
- 1左下の「+」をクリックし、逆光で暗くなった写真を読み込みます。
- 2AIによる高画質化加工が自動で開始されるのでそのままの状態でしばらく待ちます。
- 3加工が完了すると、処理後の写真がプレビューウィンドウの右側に表示されます。これにより、元写真のノイズやぼかしをきれいに除去し、ディテールも自然に補正されます。
- 4写真全体の明るさをさらに上げる場合、右側の「色」にチェックを入れます。色温度や色合い、露光、コントラスト、ハイライト・シャドウなど項目を適切に調整しましょう。
- 6調整完了したら、「書き出し」をクリックして写真が保存されます。
まとめ
今回は、Photoshopで逆光写真を補正するいくつかの方法を紹介しました。
逆光で暗く写ってしまった写真を補正するには、ショートカットキーを活用するほか、Photoshopの「明るさとコントラスト」「レベル補正」「トーンカーブ」「シャドウ・ハイライト」「HDRトーン」などの機能も有効です。
いずれも基本機能ですが、調整にはかなりの時間がかかります。
逆光写真を素早く簡単に補正し、画質を維持または向上させたい場合は、Aiarty Image Enhancerが優れた選択肢です。
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Aiarty Image Enhancer - 逆光写真を一瞬で明るく、鮮明にするAIを駆動して写真の明るさや色合いを自動で最適化したり、手ブレやぼやけを補正したり、さらに細部までくっきりと再現することで、自然で美しい写真を仕上げます。
この記事を書いた人:ひまり
画像処理などの記事作成を担当。現在はAI(人工知能)の分野を中心に、読者の方に向けて丁寧でわかりやすい内容を意識して執筆に努めます。