Googleフォト消しゴムマジックは無料で使える!対応機種や使い方を紹介

撮った写真に映り込んでしまった不要なオブジェクトや人物を簡単に削除できるGoogleの「消しゴムマジック」。「消しゴムマジックを無料で使いたい!」 と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、消しゴムマジックを無料で使う方法を皆さんにご紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
- 簡単操作:AIが自動で写真から背景をすばやく除去してくれる。
- 高精度:最先端のAI技術で、細かく複雑な形状も綺麗に切り抜く。
- 豊富な機能:背景加工、透明度調整、高解像度化など機能も備える。
- 完全無料:全機能が無料でコストを気にせずに導入しやすい。
- 一括処理:最大3,000枚の画像を同時にバッチ処理できる。
消しゴムマジックとは

「消しゴムマジック」は、写真内の不要な部分を消去する機能で、Google Pixelスマホ上のGoogleフォトアプリの中で使えます。
- Googleフォトとは
- Googleフォトは、Googleが提供するクラウドベースの写真管理サービスで、ユーザーがスマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真やビデオを自動的にバックアップし、保存、整理することができます。
- 最大の特徴は、容量無制限の写真と動画の保存が可能な点で、高解像度の写真や4Kの動画であっても、Googleフォトのストレージ内では無料で保存できます。
「消しゴムマジック」を使って、写真の中の対象物を消すことができ、風景写真から人物を消したり、空の写真から電線を消したり、なかなかのクオリティで不要なものを消去してくれるのでとても便利な機能です。
使い方は非常に簡単で、対象となる不要な部分を指やスタイラスでなぞるだけで、AIがそれらを自動的に認識し、消去してくれます。
消しゴムマジックの2つの機能
消しゴムマジック機能には主に「消去」と「カモフラージュ」の2つの機能があります。
「消去」:
写真内の不要なオブジェクトを完全に削除することができ、特にポートレート写真で写り込んでしまった他の人物や、風景写真に入ってしまった看板などを簡単に取り除くことが可能です。
「カモフラージュ」:
対象物を完全に消すのではなく、背景に溶け込むように色や明るさを調整し、目立たなくすることを目的としています。これにより、写真全体のバランスを保ちながら不要な要素を目立たなくすることができます。
消しゴムマジックメリット&デメリット
- メリット
- 不要なものを簡単に消せる
- 通行人、電線、ゴミ箱など、写真に写り込んだ余計な要素をなぞるだけで消去できます。旅行写真や記念写真の“理想の一枚”を作るのに最適です。
- 自動検出機能がある
- アプリが写真を解析し、消せそうな対象(人や物)を自動で提案してくれるため、タップするだけで消去できるケースも多いです。
- 自然な仕上がり
- 背景をAIが自動で補完してくれるため、単なる切り抜きではなく、消した跡が目立ちにくいです。青空や芝生など単純な背景では特にきれいに処理されます。
- 追加アプリが不要
- Google フォト内の標準機能として利用できるため、別途専用アプリをインストールしなくてもいいです。
- 直感的で使いやすい
- 操作は「消したい場所をなぞる or 自動検出を承認する」だけですから、専門的な知識や高度な編集スキルがなくても扱えます。
- デメリット
- 完全には自然にならない場合がある
- 背景が複雑(人混み・建物・模様入りの壁など)の場合、消した跡が不自然になったり歪みが出たりすることがあります。
- 対象の一部しか消せないことがある
- 大きな物体や、手前の人物と後ろの風景が重なっている場合はうまく消えず、残骸のようなものが残ることもあります。
- 無料利用に制限あり
- Pixelスマホ以外のユーザーは「Google One」などの有料サブスクリプションに加入しないと利用できない場合があります。
- 処理に時間がかかることがある
- 高解像度画像や複雑な写真では補完に数秒もしくは数十秒かかることもあり、スムーズにいかない場合があります。
- スマホの性能に依存
- 端末の処理能力が低いと、動作が遅かったりアプリが落ちたりするケースがあります。
- 編集痕が残ると逆効果
- 無理に消そうとするとかえって「加工した感」が目立ち、自然さを損ねる場合がある。SNSなどで公開する際は注意が必要があります。
消しゴムマジックお役立ちシーン
- 1 思い出の写真から不要なものを消去;
- 2 撮影の際に使用した三脚や反射板、その他の補助アイテムを消す;
- 3 個人情報を消去;
- 3 観光地での写真編集;
- 3 風景写真の整理整頓。
消しゴムマジックは無料で使える?!

消しゴムマジックは、もともとGoogle Pixel スマホや、有料のクラウドストレージサービス Google One プラン(月額250円〜)に登録すれば、Google Pixel 以外の Android スマホや iPhone で利用できます。
ただ、消しゴムマジックなどの機能を利用するには、スマホ本体のスペックが最小要件に満たしている必要があります。
iPhoneで消しゴムマジックが無料で使える条件
- 1 iOS15.0以上;
- 2 RAM容量が3GB以上;
- 3 iPhone X以降;
- 4 Googleフォトアプリをダウンロード済み;
- 5 GoogleアカウントでのログインとiPhoneの写真へのフルアクセス権限が必要。
Androidで消しゴムマジックが無料で使える条件
- 1 Android 8.0以上;
- 2 RAM容量が3GB以上。
消しゴムマジック無料制限
もちろん、無料制限があります。2024年5月15日から数週間をかけて、すべてのPixelデバイスで使えるようにするほか、AndroidやiOSのGoogleフォトユーザーも、消しゴムマジック機能が無料で使えるようになり、毎月10回までの保存が可能になります。
というわけで、Pixelユーザーが気軽に使えます。ほかのAndroidスマホとiPhoneを使っているお方は、編集中に消しゴムマジックを無料に使えますが、この機能を使って編集した画像を書き出す時に制限があります。
消しゴムマジックを無料で使う方法
次は、消しゴムマジックを使って写真から不要なオブジェクトなどを消す方法を紹介していきます。
- ステップ➀. Googleフォトアプリをダウンロードしてから開いて、編集したい写真をタップして追加します。
- ステップ➁. 写真を追加した後、画面下部のツールバーから「編集」タブをタップし、表示されたメニューから「フルエディタ」をタップします。
- ステップ➂. 下のメニューから「ツール」をタップすると、「消しゴムマジック」が表示されるのでタップします。
- ステップ➃. AIが自動で写真を分析して、削除する対象が自動で検出され白く囲まれているので、すべて削除したい場合は「すべてを消去」をタップします。一部の箇所だけ削除したい場合は、指で対象を囲うと消去してくれます。
- ステップ➄. 「完了」をタップして写真を保存できます。




まとめ
この記事では、消しゴムマジックとは何か、対象機種、無料で使う方法を紹介しました。これにより、写真に写りこんでしまったいらないオブジェクトを自然に消すことができます。
- 高品質作業:AIが自動で写真から背景を精確に認識して削除する。
- 自動作業:最先端のAI技術がすべての作業を自動的に完成してくれる。
- 豊富な機能:背景削除のかたわら、背景の加工と変更など機能も豊富。
- 完全無料:AI機能を含め、すべての機能が完全無料に使える。
- 複数作業:最大3,000枚の画像を同時にバッチ処理できる。

この記事を書いた人:ミツキ
ライター・編集者として、AI(人工知能)に関する画像生成&背景透過・変更&画像高画質化、業界や技術別の活用事例などの記事を中心に編集・執筆をしております。