超簡単！画像や写真をモノクロに加工する方法【iPhone/オンライン/PC】
日常の風景や思い出の写真を、より印象的に演出してみたいと思ったことはありませんか？
そんなときにおすすめなのが、モノクロ加工です。色を取り除くことで、写真の質感や構図、光と影のコントラストが際立ち、まるでアート作品のような雰囲気を作り出せます。
本記事では、デバイス・OSを問わず、初心者でも簡単にモノクロ加工ができる方法をご紹介します。
- 簡単操作：AIが自動で写真から背景をすばやく除去してくれる。
- 高精度：最先端のAI技術で、細かく複雑な形状も綺麗に切り抜く。
- 豊富な機能：背景加工、透明度調整、高解像度化など機能も備える。
- 一括処理：最大3,000枚の画像を同時にバッチ処理できる。
（1）モノクロとは何か？
「モノクロ」とは、画像を単一の色調で表現する手法で、一般的には黒から白までのグレースケールで構成されることを指します。
「白黒」という言葉と混同されることもありますが、厳密にはニュアンスが異なります。
「白黒」：純粋に「白」と「黒」の2色のみで構成されることを強調します。
「モノクロ」：白と黒の2色以外にも様々な濃淡を含んでいることを含意します。
つまり、モノクロは白黒よりも表現の幅が広く、より豊かな階調を持つ画像を表現できるのです。
画像をモノクロに加工することで、色彩に頼らず、光と影や構図の美しさを強調することができ、印象的な作品に仕上げることができます。
（2）パソコンで画像をモノクロに加工する方法
パソコンで画像をモノクロにする方法はいくつかありますが、中でも最も手軽で効果的なのが「Aiarty Image Matting」を使う方法です。
一方で、パソコンにインストールされている「Adobe Photoshop」を使ってモノクロ加工をしたいと考える方も多いでしょう。
以下では、この2つのソフトを使い分けて、パソコンで画像をモノクロにする手順を詳しく解説します。
1. Aiarty Image Mattingで画像をモノクロにする方法
Aiarty Image Mattingは、AI技術を活用した画像編集ツールで、特に背景の削除や色調の変更に優れています。
初心者でも使いやすい直感的な操作性が特徴で、画像全体をモノクロにするだけでなく、特定の要素だけを強調したい場合にも役立つ多機能なツールです。
1. Aiarty Image Mattingを起動して、編集したい画像をドラッグ＆ドロップでソフトに取り込みます。
2. 赤色で囲まれた「開始」アイコンをクリックします。すると、AIモデルの読み込みとAI加工が自動に行われます。
3. AI加工が終わると、以下の画面になっています。「背景」のチェックを外してから、「白黒」を選択します。
4. 画像全体をモノクロにする場合は、背景と主体の両方にグレースケールを100％適用します。主体のみをモノクロにしたい場合は、主体に対してグレースケールを100％設定してください。反対に、背景のみをモノクロにする場合は、背景のグレースケールを100％に設定すれば完成です。
5. 最後に、画面右下にある「書き出し」アイコンをクリックすれば、作業は完了です。
賞品：
1. Aiarty Image Matting の[60日間使い放題ライセンスコード] もれなくプレゼント（全員）
2. QUOカード 1000円分（60日間プランの登録者から抽選で10名様）
特設ページ：https://jp.aiarty.com/photo-cutout/free-image-cutout-tool-for-pc.htm
締切：2025年2月12日（水）
2. Photoshopで画像をモノクロにする方法
1.「グレースケール」を使う
特徴：これはこれでアリだけど均一で整いすぎてるかも
「イメージ」⇒「モード」⇒「グレースケール」
全て自動で変換されるため、最も簡単な変換方式です。
簡単にできてこのままでも十分使えますが、もっとこだわりたいときは物足りないかもしれません。
2.「色相・彩度」を使う
特徴：少し暗くするとモノクロならではの雰囲気に
「イメージ」⇒「色調補正」⇒「色相・彩度」⇒ 彩度を-100に下げる
明るさが調節できるので若干明るくor暗くが可能です。
背景や文字を載せたい場合などはこの方法がオススメです。
3. 「白黒」を使う
特徴：細かく色味の調整ができる他、カラー情報が破棄されない
- 方法➊：「イメージ」⇒「色調補正」⇒「白黒」
- 方法➋：「レイヤー」⇒「新規調整レイヤー」⇒「白黒」
この方法の特徴は各色のバランスが調整できることです。数値を増やせば白くなり、減らせば濃くなります。
4.「チャンネルミキサー」を使う
特徴：レッド、ブルー、グリーンの各色合いを細かく調整できる
「レイヤー」⇒「新規調整レイヤー」⇒「チャンネルミキサー」⇒「モノクロ」にチェックを入れる
そして、レッド、ブルー、グリーンの各色合いを変えながら全体の明るさを「平衡調整」で行えます。
上記の方法では、画像全体がモノクロに加工されます。
もし画像の一部だけをモノクロにしたい場合は、まず前述の「チャンネルミキサー」を使って全体をモノクロに変換します。
その後、必要な部分だけをカラーに戻すことで、部分的なモノクロ化ができます。
＜被写体か背景のどちらかをモノクロにする場合＞
選択範囲メニューから「被写体を選択」を選びます。すると、被写体が自動に選択されています。
- 背景の部分をモノクロにする：このままに。
- 被写体をモノクロにする：画像上で右クリックで「選択範囲の反転」をクリックします。
そして、「Delete」キーを押して完了です。
＜任意の領域をモノクロにする場合＞
Photoshop には、さまざまな選択ツールがあります。
これらの選択ツールを活用して、モノクロにしたい領域を選択します。
そして、画像上で右クリックで「選択範囲の反転」⇒「Delete」キーを押して完了です。
これで、Photoshopを使って画像をモノクロに加工する方法の紹介が終わりました。
（3）iPhoneやAndroidで写真をモノクロにする方法
スマートフォンの純正カメラアプリには、ほとんどが写真編集機能が備わっており、追加のアプリなしでモノクロ写真に加工できます。
1. iPhoneの場合
iPhoneでは、標準の「写真」アプリを使って、写真をモノクロに変換することができます。
2. Androidの場合
一方、Androidでも似たような操作が可能です。
多くのAndroid端末では、標準の「ギャラリー」アプリまたは「Google フォト」アプリを使用してモノクロ化できます。
機種によっては、さらに細かな調整が可能で、明暗のコントラストを強調したり、シャドウやハイライトを調整することもできます。
また、GoogleフォトにはAIを活用した自動補正機能があり、これを使うことで、写真が自動的にモノクロ調に変換され、より美しく仕上がります。
これらの手順は、特別なアプリをインストールせずに、スマートフォンに内蔵された機能のみでモノクロ写真を作成できるため、非常に便利です。
（4）オンラインで画像をモノクロに加工する方法
画像をモノクロに加工するために、オンラインサービスを利用する方法もあります。
ここから、画像をモノクロ化できるおすすめWebサイトとして、以下の4つを紹介します。
| サイト | 会員登録 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
バナー工房 |
不要 | 無料 | 手動設定なしで簡単にモノクロ画像を作れるが、細かい調整は難しい。 |
| ResizePixel |
不要 | 無料 | モノクロ化したい画像を「グレースケール」か「白黒」のどちらかに、簡単に変換できる。 |
| PEKO STEP |
不要 | 無料 | 画像をグレースケールやセピアに変換したり、色数や明るさを調整できる。 |
| Fotor |
必要 | 有料 （無料トライアルがあり） |
4種類のモノクロフィルターが用意されており、濃淡を細かく調整できる。 |
※アカウント登録が必要かどうか、有料プランがあるのかどうかは、私が一度だけ画像を加工してみた時点での情報です。大量の画像を処理したり、高度な機能を利用する場合は、条件が変わる可能性があります。
次は、ResizePixel」を使用して、オンラインで画像をモノクロに加工する手順を説明します。
1.「ResizePixel」の公式ページをブラウザで開いておきます。
2.「画像をアップロード」をクリックして、モノクロに加工したい画像を選択してアップロードします。
3.「グレースケール」か「白黒のみ」を選択して、「変換」を押します。
4.「ダウンロードへ移動」⇒「画像をダウンロード」をクリップすると、画像が自動に保存されます。
（5）感想
今回は、パソコン、スマートフォン、オンラインの様々な環境で画像や写真をモノクロに加工する方法をご紹介しました。
それぞれの方法に特徴があり、利用シーンや操作のしやすさに応じて選択できる点が魅力です。
お好みの方法で、写真に新たな表現を加えてみてはいかがでしょうか。
モノクロにすることで、写真に奥行きや重厚感が生まれ、より印象的な作品に仕上がります。
ぜひ試してみて、自分のスタイルに合ったモノクロ加工を楽しんでください。
この記事を書いた人：小林浅
好きな仕事を追い求めるうちにweb業界へと流れ着く。AI（人工知能）に関する技術や、製品・サービスなどの紹介記事を提供しています。