Googleドキュメントで文字起こしをする方法:音声・動画データを簡単テキスト化

Googleドキュメントには、音声を文字起こしする便利な機能が搭載されており、専門のソフトやアプリを購入しなくても、無料で高精度の文字起こしが可能です。
本記事では、Googleドキュメントで音声を文字起こしする方法について詳しく解説します。リアルタイム音声をテキスト化する方法だけでなく、Googleドキュメントで音声データから文字起こしする方法もご紹介するので必見です。
そもそもGoogleでの文字起こしとは?
Googleでの文字起こしとは、音声データやリアルタイム音声を自動的にテキスト化する機能を指します。
Googleが提供している文書作成ツールの「Googleドキュメント」や、ビデオ会議ツールの「Meet」、さらにPixelに標準搭載されている「レコーダー」アプリなどで利用できます。
Googleでの文字起こし機能を使用することで、話した内容が自動でテキスト化され、業務効率を劇的に向上させます。議事録の作成やインタビュー内容の記録、YouTube動画の字幕作成、講演会記録などさまざまなシーンで役立ちます。
Googleドキュメントで音声を文字起こしする方法
Googleでの文字起こしを行う前に準備しておくものは下記の通りです。
- Googleアカウント
- 文字起こししたい音声データ
- 安定したインターネット接続
- PCまたはスマートフォン
- マイク(リアルタイム入力の場合)
上記のものが用意されていましたら、Googleドキュメントで音声を文字起こしすることが可能です。具体的に説明していきましょう。
Googleドキュメントで音声入力をリアルタイムでテキスト化する手順
手順1:Googleドキュメントを開く
まず、ブラウザでGoogleドキュメントにアクセスし、新しいドキュメントを作成。
手順2:音声入力を有効化
メニューバーの「ツール」→「音声入力」を選択して、画面左側にマイクのアイコンが表示されるのでクリックします。
手順3:音声を入力
マイクに向かって話しかけると、話した内容がリアルタイムでテキスト化され、そのまま文字に変換されます。途中で停止したい場合はマイクアイコンを再度クリックします。
Googleドキュメントで音声入力をリアルタイムでテキスト化する際、文字起こしの精度を向上させるには、以下のポイントに注意しましょう。
- 静かな環境で録音する
- できるだけゆっくり、はっきりと発音
- ヘッドセットマイクを使用する
- センテンスを短く切って話す
この方法を使えば、すばやく手軽にGoogleドキュメントで音声入力を文字起こしすることができます。
ただし、リアルタイムの音声入力にしか対応していないため、録音済みの音声データから文字起こししたい場合は、別の方法を検討する必要があります。
Googleドキュメントで音声データから文字起こしする手順
Google ドキュメント自体では、事前に録音した音声データを取り込んで文字起こしする機能がありません。しかし、パソコンのサウンドを設定して、スピーカーから流れる音声をGoogleドキュメントの音声入力機能で認識させることで、文字起こしが可能になります。
手順1:PCのサウンドを設定
Windowsの場合、タスクバーの右下に表示されている音声マークを右クリックして、「サウンドの設定を開く」→「サウンド デバイスを管理する」→「入力デバイス」項目の「ステレオミキサー」を有効にします。
Macの場合、「Soundflower」と「LadioCast」といった仮想オーディオデバイスを事前にインストールして、LadioCastを開き、「入力1」を「Soundflower(64ch)」→「出力メイン」を「Soundflower (2ch)」→「出力Aux1」を「内蔵入力」に設定します。
手順2:Googleドキュメントの音声入力を有効化
Googleドキュメントメニューバーの「ツール」→「音声入力」を選択して、画面左側にマイクのアイコンが表示されるのでクリックします。
手順3:音声ファイルを再生
文字起こししたい音声データをPC上で再生すると、Googleでの文字起こしが自動で開始されます。
この方法を使えば、Googleドキュメントで音声データから文字起こしが可能になります。ただし、長時間の音声データの入力には手間がかかるので注意しましょう。
Googleドキュメントで動画を文字起こしする方法
動画の字幕作成や内容のテキスト化をしたい場合、Googleドキュメントの音声入力機能を活用すれば、簡単に動画を文字起こしすることもできます。
手順1:PCのサウンドを設定
Googleドキュメントで動画を文字起こしするには、PCのサウンドを設定する必要があります。前述したやり方で入力・出力音声の設定を行います。
手順2:Googleドキュメントの音声入力を有効化
Googleドキュメントを開き、「ツール」→「音声入力」の順にクリックして、画面の左側にマイクのアイコンが表示されます。
手順3:文字起こししたい動画を再生
文字起こししたい動画を再生して、マイクアイコンをクリックすると、Googleでの文字起こしが始まります。
以上の手順で、Googleドキュメントで動画を文字起こしすることが手軽に行えます。ただし、Googleドキュメントの音声認識精度には限界があるため、より正確な文字起こしを求める場合は、AI文字起こしツールを検討するのもおすすめです。
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この記事を書いた人:かほ
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