【保存版】写真を高画質化するにおすすめのAIツールまとめ9選!
デジカメやスマホの画素数は年々進化しているので、数年前に撮った写真を見ると低解像度で荒く感じますよね。
そんな写真をきれいにしたいけど、どうすれば良いか分からない...。そんな悩みをお持ちのあなたへ。
本記事では、AIを活用した写真の高画質化に特化したツール(PCソフト/Webサービス/スマホアプリ)をまとめて紹介していきます。
(1)AIによる写真の高画質化とは?
AIによる写真の高画質化とは、人工知能(AI)を使って、低解像度や劣化した写真を高解像度に向上させる技術です。
AIは、膨大な量の画像データを学習し、画像の細部を補完・再現するアルゴリズムを用いて、元の写真のディテールを予測しながら補正を行います。
これにより、ぼやけた部分が鮮明になり、失われた細かい部分も再現されることで、より鮮明で高品質な画像が生成されます。
一方、AIは、いわば学習経験の積み重ねで成長していくものなんです。AIモデル(アルゴリズム)の性能は、学習データの質と量に大きく依存します。そのため、異なるメーカーのAIモデルでは、写真の細部再現性やノイズ耐性などに差が生じます。
また、性能抜群で優秀なAIモデルと言っても、過度に劣化している写真や、情報量が極端に少ない写真では、完璧な復元は難しい場合があります。
(2)写真の高画質化を行えるPCソフトおすすめ
WindowsやMacパソコンの上で写真の画質を良くするPCソフトは、次の3つがおすすめです。
1. Aiarty Image Enhancer
Aiarty Image Enhancerは、AI 搭載で簡単に画像・写真・イラストを一瞬にして高画質化・高精細化できるAIソフトです。
3つのAIモデルを備え、ワンクリックで写真の画質を向上させ、自動的に明るさを調整し、ぼかし除去を行い、ぼやけた写真をクリアにします。
高度なAIアルゴリズムで、200%、400%、800%まで拡大し、32Kまでの書き出しが可能です。また、低解像度の写真に対して、細部に至るまで緻密な高画質化加工を行い、細部まで鮮明にします。
これだけ高度な処理を行うにも関わらず、操作はシンプルで簡単です。
対応OS |
Windows、macOS |
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有料版 |
1年間プラン:7,880円 永続ライセンス(買い切り):9,980円 ※ 無料版で画像を10枚処理可能 |
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特徴 |
・低スペックPCでも動作する ・AIで生成した画像との相性の高さ ・4K/8K/32Kまでのアップスケール |
2. Gigapixel AI
Gigapixel AIとは、アメリカのTopaz Labs社が提供する写真高画質化ソフトです。
Topaz Labsは人工知能を使って静止画・動画を自動編集するアプリをいくつか販売しています。代表的なアプリとしては、動画の画質を保ちつつ拡大する「Topaz Video AI」があります。
Gigapixel AIは、膨大な写真データを用いてその特徴やパターンを学習し、多様なAIモデルを構築しています。例えば、風景写真、人物写真、建築物の写真など、各ジャンルごとの特性に合わせたAIモデルが用意されており、それぞれに最適化された処理が行われます。
また、ノイズ除去やディテールの強調といった処理も自動で行うため、ユーザーは複雑な設定を行う必要がなく、簡単な操作で高品質な写真を生成することが可能です。
対応OS |
Windows、macOS |
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有料版 |
永続ライセンス(買い切り):99ドル アップグレードライセンス:49ドル ※ 無料アップデートサポート期間は1年間のみ |
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特徴 |
・業界初のAIで写真の高画質化を実現したソフト ・豊富なAIモデルを搭載して高精度で加工できる ・画質を劣化させずに写真を最大600%まで拡大可能 |
3. Adobe Photoshop
Photoshopは、世界中のデザイナーから愛用されている写真編集ソフトです。
昔は、Photoshopで写真をキレイにするには、専門的な知識がないと難しくて、時間もたくさんかけて作業する必要がありました。今ではAIを導入することで、難しい操作は不要で、ワンクリックで高画質化が可能になりました。
また、Photoshopには、レイヤーを駆使した高度な合成、細やかなレタッチ作業、テキストやシェイプの追加、色調整の精密さなど、多彩な機能が豊富に備わっています。これにより、写真の高画質化だけでなく、あらゆる写真編集や加工がこの一つのソフトで完結するのです。
対応OS |
Windows、macOS |
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有料版 |
個人向け:3,280 円/月 学生・教職員向け:2,180 円/月 法人向け(グループ版):5,080 円/月 |
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特徴 |
・写真を編集するフォトレタッチの分野では定番のソフト ・写真を2〜4倍に拡大しても鮮明に見えるよう加工できる ・AIで白黒写真のカラー化、背景の拡張も対応可能 |
(3)写真を高画質化するWebサービスおすすめ
低解像度の写真を高解像度化するWebサービス(オンラインサイト)は、最近増えています。
ここでは、無料と有料に分けて、使いやすいものを3選を紹介します。
1. Waifu2x
Waifu2xは、アニメイラストや写真の高画質化を行える無料なサイトです。
ノイズ低減レベルを選択して、写真のザラつきを除去することができ、ディテールを損なわずに2倍までの高解像度化が可能。
元々はアニメやイラストの画像をアップスケールするために設計されたサービスですが、現在では写真にも対応できるようになりました。
最大4倍まで拡大が可能ですが、実際に使ってみると「まあギリギリ大丈夫かな」という仕上がりになることがあります。
私の経験では、2倍の拡大を選択するのが妥当だと感じています。業務で本格的に高画質化を行いたい方には、あまり向いていないかもしれません。
アカウント登録 |
Windows、macOS |
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有料版 |
完全無料 |
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特徴 |
・完全無料で無制限で使用可能 ・アニメイラストに特化しているが写真も対応可能 ・写真を1.6倍、2倍、4倍までアップスケール |
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URL | https://www.waifu2x.net/index.ja.html |
2. MyEdit
MyEdit(マイエディット)は、オンラインで利用可能なAIベースの写真加工サービスです。
MyEditのAI画像高画質化機能は、ワンクリックで手ぶれ補正、ノイズ除去、アップスケールを自動で行ってくれます。
AIによる自動の手ぶれ補正とノイズ除去で、ぶれやノイズを抑えた鮮明な画像に仕上げられます。低解像度の画像は最大4倍にアップスケールし、ディテールを復元できます。
写真に関して、高画質化以外にも話題の AI 画像生成、AI イラスト化、不要物除去、背景透過・透明化、手ぶれ補正、ノイズ除去、切り抜き、画像反転など便利なツールが一通り揃っています。
アカウント登録 |
不要 |
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有料版 |
画像編集プラン:580円/月 画像編集Proプラン:980円/月 ※ 無料版では1日1回の高画質化が可能(ロゴが入る) |
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特徴 |
・最大4倍までのアップスケール ・AIを活用した機能がたくさん揃っている ・写真のバッチ処理も対応可能 |
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URL | https://myedit.online/jp/photo-editor/image-upscaler |
3. VanceAI
Vance AIは、AIを活用して写真を加工できるサービスです。
画像拡大、ノイズ除去、写真レタッチなど、非常に多くの機能が用意されています。また、近頃話題の画像生成AIやAIイラストメーカー機能も搭載されています。
Vance AIの画像拡大機能は、様々な低画質写真を高画質・超高画質写真に変換することが可能です。写真のピクセルを解析し、画像の内容や特徴に応じて最適な拡大処理を行うのです。
操作はとてもシンプルで、画像をアップロードし、適切な処理モードを選択するだけ。あとはVance AIが自動で高画質化を行ってくれます。
アカウント登録 |
必要 |
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有料版 |
100ポイント:650円/月 (≈ 160画像) 200ポイント:1032円/月 500ポイント:1682円/月 1000ポイント:2450/月 ※ 無料版は、サイズ制限あり、3ポイントが付与される |
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特徴 |
・最大8倍までの拡大が可能 ・写真に特化したモードが用意されている ・AIを駆使した高度な画像加工や修復が行なえる |
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URL | https://vanceai.com/ja/image-enhancer/ |
(4)スマホで写真の画質を良くするアプリおすすめ
ここからは、機能性や使いやすさを兼ね備えた、スマートフォン向けのおすすめ写真高画質化アプリを3選紹介します。
1. Remini
Remini(レミニ)は、人気で愛されている写真改善アプリのひとつです。
ピクセル化してしまった画像や、ぼやけた写真、傷んだ昔の写真を、AIが自動で鮮明ではっきりした画質に変換することができます。
また、解像度やノイズ除去、明るさやコントラストの調整などが可能で、初心者でもかなり直観的に操作しやすいです。
高画質化した写真は、一旦保存する必要がなく、同じ画面からすぐフェイスビューティー機能や背景ぼかしなど編集することができます。
ただ高画質化をした人物の写真は、顔だけが特化され、顔立ちが微妙に変化した仕上がりになってしまうことがあります。
対応OS |
iPhone、iPad、Android |
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有料版 |
アプリ内課金有り Remini Pro Weekly:1,500円 1 Month:550円 Remini Lite Weekly:700円 |
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特徴 |
・ピクセル化、ぼやけ、傷んだ昔の写真を高解像度に変換する ・写真だけではなく、動画の高画質化も対応可能 ・白黒写真のカラー化や傷が入った写真の修復もできる |
2. BeautyPlus
BeautyPlus(ビューティープラス)は、世界中で8億人以上が使用している写真編集カメラアプリ。
アプリに標準搭載されている「AIエンハンス」機能を使えば、ノイズを除去したり、夜景をよりきれいに見せたり、鮮明さを向上させたり、劣化した写真を高画質化にしたりなどさまざまな修復ができます。
加工したい写真と効果を選ぶだけで使えるので、操作はとても簡単。加工が苦手な人や、加工初心者の人も安心です。
また、AIで普通のポートレートを芸術作品に変えたり、写真の背景や不要なオブジェクトを削除したり、白黒写真をカラー化したりすることも可能です。
対応OS |
iPhone、iPad、Android |
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有料版 |
アプリ内課金有り BeautyPlus プレミアム - 年間:5,400 BeautyPlusプレミアム:6,100 月額プレミアムの自動更新:650 |
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特徴 |
・暗い室内の中や曇天の写真にも効果的に対応 ・写真だけではなく、動画の高画質化も対応可能 ・AI機能が豊富で、背景削除、白黒写真のカラー化なども対応 |
3. EnhanceFox
EnhanceFox(エンハンスフォックス)は、画質加工、写真の品質を向上させるためのアプリです。
AI技術を駆使することで、ぼやけたり、破損したり、ピクセル化してしまった写真も、ワンクリックで高解像度に変換できます。これにより、かつての思い出の写真をHDクオリティで蘇らせることが可能です。
また、EnhanceFoxは写真の画質を良くするだけでなく、高度なAIテクノロジーを活用して白黒写真を色付けして見栄えを良くすることができます。
そして、写真をアニメーション化し目や口の動きを加えることで、写真の顔が話したり歌をうたったりなど面白い機能も搭載されています。
対応OS |
iPhone、iPad、Android |
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有料版 |
アプリ内課金有り Monthly Subscription:500円 Yearly with Free Trial:3,000円 7 Pro Cards:700 |
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特徴 |
・画質は上がるが、線や色が濃くなる ・AI スマートブレ除去モードで写真のブレを除去可能 ・人物写真に効果が出やすいそうだ |
(5)感想
AIの力で、昔の思い出の写真を驚くほど鮮明に復元することができるようになりました。
以上は、OSごとに利用できる写真高画質化AIツールについて9選を紹介しました。
PCソフト、Webサービス、スマホアプリなど、あなたのライフスタイルに合わせたツールを選択しましょう。
たとえば、自宅でじっくりと写真を編集したい方にはPCソフトが、外出先でも手軽に使いたい方にはスマホアプリが最適です。
この記事をブックマークして、あなたのニーズに合った最適なAIツールを見つけるまで何度も確認してみてください。
この記事を書いた人:小林浅
好きな仕事を追い求めるうちにweb業界へと流れ着く。AI(人工知能)に関する技術や、製品・サービスなどの紹介記事を提供しています。