【吹き出し】背景透過の作り方・フリー素材サイト・活用法を徹底解説

ブログやSNS、資料作成などで便利な「吹き出し」デザイン。ですが、背景が白いままだと使いにくいこともありますよね。
そんなときに便利なのが背景透過の吹き出し。透明な背景なら、どんな画像やデザインにも自然に重ねられ、見た目もすっきりします。
本記事では、背景が透過された吹き出し素材の使い方や作成方法を初心者にもわかりやすく解説します。
(1)背景透過の吹き出しとは?
「背景透過の吹き出し」とは、背景が透明になっている吹き出し画像のことです。
画像ファイルの形式としては、PNG形式が一般的で、背景部分が透明(透過)になっているため、どんな画像や色の上に重ねても自然になじみます。
たとえば、白い背景がある吹き出しを使うと、他のデザインや写真の上に載せたときに「白い四角」が目立ってしまい、見た目が不自然になりがちです。
一方、背景透過の吹き出しなら吹き出しの形だけが表示されるため、デザイン性が高く、使い勝手も抜群です。
吹き出しの中にはセリフやコメントなどを入れることができ、会話風の表現や強調したいメッセージの視覚化にぴったり。
SNS画像、ブログ記事、プレゼン資料、動画のテロップなど、さまざまな場面で活躍します。
(2)自分で吹き出しを背景透過で作る方法(AIを使う)
吹き出し素材が見つからないときや、オリジナルデザインを使いたい場合は、自分で吹き出しを背景透過にする方法があります。
ここでは、初心者でも簡単に使える画像切り抜きソフト「Aiarty Image Matting」を使った手順をご紹介します。
Aiarty Image Mattingは、AIの力で画像から不要な背景を自動で取り除いてくれる無料ツールです。画像をアップロードするだけで、背景透過された吹き出し画像が簡単に作れます。
①. Aiarty Image Mattingを起動し、切り抜きたい画像をアップロードします。

②. 4つのAIモデルから、画像に最適なモデルを選択する。迷う場合は、順番に試すのがおすすめです。

③.「開始」ボタンをクリックすると、AIによる自動切り抜きが開始されます。

④. 切り抜き結果を確認し、必要に応じて微調整を行うことも可能です。
⑤. 完成した切り抜き画像を書き出して完了。
このように、Aiarty Image Mattingを使えば誰でも手軽に背景透過の吹き出し画像を作成できるので、素材探しに困っている方やオリジナリティを出したい方におすすめです。
(3)背景透過の吹き出し素材が手に入るサイト
吹き出しを自分で作らなくても、背景透過されたPNG形式の吹き出し素材を提供している便利なサイトが多数あります。以下に、特におすすめの素材サイトを用途別に紹介します。
1. イラストAC(イラストエーシー)
URL:https://www.ac-illust.com/
日本最大級の無料イラスト素材サイトである「イラストAC」では、「吹き出し」「セリフ」「会話」などのキーワードで検索することで、背景透過のPNG形式をはじめ、JPGやAI形式の素材もダウンロードできます。
- 和風・ポップ・ビジネス向けなど、テイストの幅が広い
- 会員登録(無料)するだけで、1日に複数回ダウンロード可能
- PowerPointやSNS用に使いやすいデザインが多数
2. Pixabay(ピクサベイ)
Pixabayは、世界中のクリエイターが投稿するフリー素材サイトで、「speech bubble png」などの英語キーワードで検索すると高い確率でヒットします。高解像度の画像が多く、商用利用も可能でクレジット表記も不要です。
- 欧米風のおしゃれでシンプルな吹き出しが多い
- 人物イラストとのセット素材もあり、ブログやバナーに活用しやすい
- 写真風の吹き出し合成素材など、独自性のあるデザインも豊富
3. O-DAN(オーダン)
O-DANは、Unsplash、Pexels、Pixabayなど複数の海外フリー画像サイトを一括で検索できるメタ検索サービスで、検索ワードを英語(例:「transparent speech bubble」)にすることで、より多様な素材にアクセスできます。
- 一度の検索で複数サイトから素材を探せるので効率的
- 透過PNGやベクター素材など、用途に応じた選択が可能
- 高品質な画像が多く、プレゼン資料や広告向けにも適している
4. いらすとや
URL:https://www.irasutoya.com/
いらすとやは、誰もが一度は見たことのある、ゆるくて親しみやすいイラストが特徴のサイトで、「吹き出し」「セリフ」「漫画」などのキーワードで検索が可能です。素材は基本的に背景透過のPNG形式で提供されています。
- 教育・医療・行政などフォーマルな場面でも使いやすい
- キャラクターとの組み合わせで感情表現がしやすい
- 使用例がブログやチラシ、動画にも多く、安心感がある
5. Canva(キャンバ)
Canvaは無料から使えるデザイン作成ツールで、画像編集と素材探しを同時に行うことができます。「吹き出し」「セリフ」「speech bubble」などのキーワードで素材を検索でき、背景を透明にしたままPNG形式で書き出すことも可能ですが、透過機能は有料プラン限定となっています。
- 吹き出しに直接テキストやイラストを加えて編集できる
- デザインテンプレートが豊富なので、時短にも最適
- SNS投稿画像やYouTubeサムネイル制作に向いている
このように、使いやすい素材サイトを活用すれば、高品質な背景透過の吹き出しを手軽に手に入れることができます。
(4)実際の使用例と活用シーン
背景透過の吹き出し素材は、さまざまな場面で視覚的なアクセントとして活用できます。
たとえば、ブログ記事の挿絵にキャラクターとセットで使えば、読者に話しかけるような演出ができ、親しみやすさがアップします。
また、プレゼン資料や学習教材では、補足説明や注意点を吹き出しで表現することで、視認性や理解度を高める効果があります。
さらに、YouTube動画やSNS投稿画像でも、吹き出しはよく使われています。たとえば、登場人物のセリフやナレーションを視覚的に示したり、注目してほしい情報を強調したりと、視聴者の目を引く演出に最適です。
背景が透過されていることで、どんな背景画像や動画にも自然に重ねて使うことができ、デザインの自由度も高まります。
ちょっとした一工夫で、情報の伝わりやすさやデザイン性が大きく変わるため、さまざまなシーンで積極的に取り入れてみましょう。
(5)まとめ
背景透過の吹き出し素材は、ブログやプレゼン資料、SNS投稿、動画制作など、幅広いシーンで活用できる便利なデザイン要素です。
自分で作成する方法としては、画像切り抜きソフト「Aiarty Image Matting」などを使えば、手軽にオリジナルの吹き出しを背景透過で作成できます。
また、「イラストAC」や「Pixabay」「Canva」などのサイトを活用すれば、既存の高品質な素材を簡単に入手することも可能です。
吹き出しは、情報をわかりやすく伝えたり、デザインに動きを加えたりするのに非常に効果的な要素です。
背景透過をうまく活かして、より魅力的で伝わるコンテンツ作りに役立ててみてください。

この記事を書いた人:小林浅
好きな仕事を追い求めるうちにweb業界へと流れ着く。AI(人工知能)に関する技術や、製品・サービスなどの紹介記事を提供しています。