超簡単!撮った写真をポートレートにする方法まとめ〜一眼レフがなくても大丈夫!
スマホやコンパクトデジタルカメラで撮った写真を、まるで一眼レフで撮影したような美しいポートレート写真に仕上げる方法を紹介します。最近のスマホやアプリを活用すれば、特別な機材がなくてもプロ並みの仕上がりに!
この記事では、初心者からでも簡単にポートレート風写真を作る方法をご紹介します。スマホの機能から、編集アプリ、オンラインツールまで、さまざまな選択肢を探っていきましょう。
T. 専門の画像背景編集ソフトで撮った写真をポートレートにする方法
U. スマホ標準搭載の機能で撮った写真をポートレートにする方法
ポートレート写真について
ポートレート写真とは、人の顔や上半身を中心に撮影された写真のことを指します。主に被写体の表情や個性、美しさを際立たせるために、背景をぼかしたり、光の使い方を工夫したりするのが特徴です。これは単なるスナップ写真とは異なり、特定の目的や雰囲気を伝えるための写真として撮影されます。
- ポートレート写真の特徴
- ・被写体が主役:ポートレート写真では、被写体が写真の中心的な存在です。背景や周囲の要素はあくまで脇役として、主役を引き立てるために調整されます。
- ・背景のぼかし(ボケ効果):ポートレート写真の代表的な技法として、背景をぼかすことで被写体を際立たせる手法があります。これにより、視線が自然に被写体へと向かうため、写真全体が印象的になります。
- ・光の活用:光の使い方も重要です。自然光や人工光を利用して、被写体の表情や質感、雰囲気を強調します。特に逆光や柔らかい光を使うと、被写体の輪郭が美しく浮かび上がります。
- ・感情やストーリーの表現:ポートレート写真は、単に顔を写すだけでなく、被写体の感情やストーリーを写真に込めることが目的です。これにより、写真を見る人に印象深いメッセージを伝えることができます。
専門の画像背景編集ソフトで撮った写真をポートレートにする方法
背景をぼかして被写体を引き立たせる作業は、プロの写真背景編集ソフトが得意とする分野です。ここで特におすすめしたいのはAI対応のAiarty Image Mattingというソフトです。背景が複雑な写真でもAIが自動的に処理を行うため、初心者でも簡単に撮った写真をポートレート風に加工することができます。
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Aiarty Image Matting- 画像背景編集ソフト
対応OS:Windows 10 (x64) 1809またはそれ以降;MacOS 11.0またはそれ以降
- おすすめポイント
- ・ AIが被写体と背景を瞬時に判別し、複雑な背景でも正確に処理
- ・ プロ仕様のぼかし機能で、写真全体の雰囲気を一気にポートレート風に変えることが可能
- ・ ぼかしスタイルも8種類搭載している
- ・ 必要に応じて、境界線やぼかしの強さをカスタマイズ可能
- ・ クロップ機能によって、構図もポートレート風に編集することができる
- ・ 背景を他の画像に変更してからぼかすこともできる
Aiarty Image Mattingで撮った写真をポートレートにする方法
続いてはこのPC画像背景編集ソフトを利用して、撮った写真をポートレート風に加工する方法を詳しく紹介します。事前にAiarty Image Mattingをダウンロードしてパソコンにインストールしましょう。
- 1 Aiarty Image Mattingを起動して、ポートレート風にしたい写真をソフトにドラッグ&ドロップして追加します。(複数追加可能)
- 2 追加した画像が表示されたら、AIモデルを選択します。必要によって、「編集」によって、写真をクロップして、構図をポートレート風にすることもできます。設定完了後、「開始」ボタンをクリックしたら、Aiarty Image MattingがAIによって、画像の前景と背景を分析して、被写体を切り抜く作業を行います。
- 3 分析が完了すると、背景が透明化された画像がプレビューエリアに表示されます。デフォルトではエフェクトの「背景」にチェックが入っていますが、背景をぼかしたい場合は「背景」のチェックを外し、「ぼかし」にチェックを入れてください。その後、プレビューウィンドウの属性パネルで「背景」を選択し、ぼかしの強度やスタイルを調整すれば設定完成です。
- 4 最後には、右下の「書き出し」をタップしてしたら、ポートレート風に加工された写真がパソコンに保存されます。
スマホ標準搭載の機能で撮った写真をポートレートにする方法
スマホの進化に伴い、カメラアプリの機能も大幅に向上しています。現在では、多くのスマホにポートレートモードや背景ぼかし機能が標準搭載されており、専用のアプリを使わなくても美しいポートレート写真を撮影したり編集したりすることが可能です。さらに、最近のiPhoneでは撮影後でも写真アプリを使ってポートレート風に仕上げることができるため、撮影時にポートレートモードの設定を忘れても安心です。
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スマホ標準搭載の写真アプリ - Free!
対応スマホ:一部のAndroidスマホ;iPhone 15以降のモデル
サードパーティー製アプリ必要なし!
- 注意
- iPhoneで写真モードで撮った写真をポートレート風に編集する機能は、iPhone 15以降のモデルで利用可能です。それ以前のモデルでは、同様の編集を行うためにサードパーティ製の編集アプリを使用する必要があります。
iPhoneの写真アプリで撮った写真をポートレートにする方法
以下では、iPhone(iOS 18の場合)の写真アプリを使って、撮影後にポートレート風の写真を作成する方法を詳しく解説します。
- 1 iPhoneの写真アプリを開きます。
- 2 写真アプリで撮った写真をタップして表示します。右上の調整アイコンをタップします。
- 3 ポートレートエフェクトを利用できる場合は、F値(絞り値)のアイコンをタップします。
- 4 被写界深度コントロールスライダを使って、ポートレートの背景のぼかしの度合いを増減して、「完了」をタップしたら、撮った写真がポートレート風に保存されます。
写真編集アプリでポートレート風に加工する
スマホアプリを使って写真をポートレート風に加工するのも、手軽で効果的な方法のひとつです。特にFocosは、ポートレート写真の編集に特化したアプリとして人気が高く、初心者でも簡単にプロ仕様の仕上がりを得ることができます。このアプリでは、背景をぼかすだけでなく、光の効果を追加したり、フォーカスポイントを自由に変更することができるため、創造性を存分に発揮することが可能です。
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ボケ、画像のぼかしアプリFocos - 7日間試す期間
対応OS:Android 7.0 以上; iOS 12.2以降; iPadOS 12.2以降
- おすすめポイント
- ・ 撮影後でもフォーカスポイントを変更できる機能
- ・ 背景ぼかしの強度をリアルタイムで調整可能
- ・ 光の効果を自由に追加して、よりドラマチックな仕上がりに
- ・ F値を1.4から20.0まで幅広く調節できる
写真編集アプリFocosを使ってポートレート風に加工する方法
- 1 App StoreまたはGoogle PlayからFocosをインストールします。インストール後、アプリを起動して、編集したい写真を選択しましょう。
- 2 写真を選択すると、FocosのAIが自動的に被写界深度を計算して背景と被写体を認識します。このプロセスは数秒で完了するため、すぐに編集を開始できます。
- 3 計算が完了したら、ピントを合わせたい部分を写真内でタップします。これだけで、選択した箇所が際立つポートレート風の写真が作成されます。
- 4 より自然な仕上がりを目指す場合は、左下にある「レンズ口径」メニューを選択し、絞り値を調整しましょう。絞り値を小さくすると背景が強くぼけ、大きくすると自然なボケ具合になります。写真に応じてボケ感を調整し、理想のポートレート写真に仕上げてください。
オンラインツールで撮った写真をポートレート風に編集する方法
手元のデバイスにアプリをインストールせずに写真をポートレート風に加工したい場合は、Fotorのようなオンライン編集ツールを利用するのがおすすめです。ブラウザから直接利用できるため、インターネット環境さえあればどこでも簡単にアクセスできるのが特徴です。
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AI 写真加工、画像編集&コラージュアプリFotor - Free!
対応OS:iOS、Android、macOS、Windows
Fotorはインターネット環境さえあれば、PCやスマホからすぐにアクセスできて、AIによる自動処理で、手作業なしに高品質なポートレート風加工が可能です。特別なソフトを使わず、簡単にポートレート風加工をしたい方にぴったりの選択肢です。処理された画像をダウンロードするにはクレジットが必要だが、友達を招待したら、3日間会員を無料で利用できます。
- おすすめポイント
- ・ アプリのインストールが不要
- ・ デバイスのOSを問わず、手軽に撮った写真をポートレート風に編集できる
- ・ 多彩な画像編集機能が利用できる
Fotorを利用してオンラインで撮った写真をポートレート風に加工する方法
- 1 Fotorのウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成しログインします。そして、「今すぐ写真の背景をぼかす」をクリックして、撮った写真をサイトにアップロードします。
- 2 アップロード完了後、サイトは自動的に写真の背景をぼかします。
- 3 必要によって、「ぼかし半径」をカスタマイズします。
- 4 最後に、「ダウンロード」ボタンをクリックしたら、ポートレート風に加工した写真はデバイスに保存されます。
専門のPC画像編集ソフトを使って撮った写真をポートレート風に加工する方法
写真編集の分野で不動の地位を築いているAdobe Photoshopは、ポートレート写真を本格的に加工したい方に最適なツールです。
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Photoshop - 熟練者向け
対応OS:iOS、Android、macOS、Windows
Photoshopの高度な編集機能により、背景ぼかしや被写体の際立たせ方を細部まで調整することが可能です。また、写真の色味や光の効果なども自由自在に編集できるため、創造性を活かした仕上がりが期待できます。
- おすすめポイント
- ・ 被写体選択や背景処理が高精度
- ・ ぼかしフィルターやレイヤー機能を駆使して自由度の高い編集が可能
- ・ プロフェッショナルな用途にも対応
Photoshopで撮った写真をポートレートにする方法
Photoshopで撮った写真おwポートレート風に編集する方法は複数あります。ここでは、Adobe Photoshop 2022 Ver.23.0以降のバージョンに搭載しているニューラルフィルターの「深度ぼかし」機能を利用する方法を紹介します。
- 1 Photoshopで編集したい画像のレイヤーを選択します。
- 2 メニューバーの「フィルター」をクリックします。
- 3 フィルターメニュー内にある「ニューラルフィルター」を選択して開きます。
- 4 ニューラルフィルターのリストから【深度ぼかし】を見つけて有効にします。
- 5 被写体が含まれている場合は、「被写体にフォーカス」のオプションにチェックを入れるか、フォーカスポイントをクリックして指定したら、被写体を強調しつつ背景をぼかすことができます。
- 6 編集が完了したら、出力先(新規レイヤーや元のレイヤー)を選択し、「OK」をクリックして仕上げます。
おわりに
ポートレート写真は、被写体を際立たせ、魅力を引き出す特別な写真表現です。一眼レフや高級カメラがなくても、スマホの標準機能や便利なアプリ、オンラインツール、さらに専門ソフトを活用すれば、手軽に美しいポートレート風の写真を作成できます。
今回ご紹介した方法は、初心者からプロまで幅広い方々に役立つ内容となっています。スマホやパソコンソフト(Aiarty Image Matting)、オンラインツールなど、自分の環境やスキルに合った方法を選び、ぜひお試しください。
- 簡単操作:AIが自動で写真から背景をすばやく除去してくれる。
- 高精度:最先端のAI技術で、細かく複雑な形状も綺麗に切り抜く。
- 豊富な機能:背景加工、透明度調整、高解像度化など機能も備える。
- 完全無料:全機能が無料でコストを気にせずに導入しやすい。
- 一括処理:最大3,000枚の画像を同時にバッチ処理できる。
この記事を書いた人:なな
画像処理と人工知能に興味があります。AI技術を活用した画像高画質化、生成、背景透過・変更についての記事を執筆し、読者にわかりやすく手法やソフトの使い方、問題点を伝えています。