【無料】AI画像生成サイトおすすめ6選と、それぞれの特徴やメリット・デメリットを徹底比較!
AIによる画像生成技術が急速に進化し、絵心がなくてもリアルで美しい画像の作成が可能となりました。特に、AI画像生成サイトはオンラインで動作できるため、便利で手軽に利用できます。
本記事では、無料で使えるおすすめのAI画像生成サイトを6つ厳選して、それぞれの特徴やメリット・デメリットも比較して紹介します。
無料のAI画像生成サイトおすすめ6選
ここでは、無料で使えるAI画像生成サイトを紹介していきましょう。
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Aiarty Image Enhancer - AIで生成した画像を高画質化できるソフト
AIテクノロジーを採用して、インテリジェント的に動画の手ブレ、ノイズを解析し、簡単に画質を強化、ディテールを補正できます。古い写真やぼやけた写真、荒い画質の写真、二次元画像などの高画質化に対応しています。
無料のAI画像生成サイト@〜PixAI.Art
- 対応言語日本語、英語
- 同時に生成する画像枚数4枚
- ネガティブプロンプト入力〇
- 無料制限使用可能なモデルやLoRAは限られている
- 商用利用画像によって異なる
- アカウント登録必要
- 主な機能テキスト・画像から画像生成、画像編集、画像高画質化、画像からキーワード抽出、生成した画像から動画生成、リアルタイム生成など
PixAI.Artは2022年にアメリカで開発された高性能の画像生成AIです。画像を生成するには基本的にクレジットが必要ですが、毎日ログインするだけでクレジットが貰えるので、実は無料で使うことが可能です。
PixAIにはアニメ風やリアル風の画像生成に向いているモデルが多数提供しており、LoRA学習により既存のモデルを調整する機能も備えています。また、ポーズコントロールを追加したり、構図を指定したりするなど、様々なパラメータ設定を調整することで、よりイメージに近い画像を生成可能です。
- メリット
- キャラクターに強く、簡単にアニメ系美少女やリアルな美女を生成できる
- 生成した画像を拡張したり、特定部位を修正するなどことができる
- Web版だけでなく、スマホアプリ版も提供している
- プロンプトの自由度が比較的に高い
- デメリット
- 生成速度の向上や画質の改善には、大量のクレジットを消費する
無料のAI画像生成サイトA〜SeaArt
- 対応言語日本語、英語
- 同時に生成する画像枚数2枚
- ネガティブプロンプト入力〇
- 無料制限使用可能なモデルやLoRAは限られている
- 商用利用可能
- アカウント登録必要
- 主な機能テキスト・画像から画像生成、AI補完、フェイススワップ、アップスケール、画像からプロンプト生成など
「SeaArt(シーアート)」とは、シンガポールのSTAR CLUSTER PTE. LTD.が運営するAI画像生成無料サイトです。Stable Diffusionをベースにしており、モデルやLoRAの選択、パラメーターの設定など、様々な要素を組み合わせることで、理想の画像を生成できます。
AI画像生成機能以外にも、コントロールネット(画像の色や明るさなどを調整)やimg2img(参照画像と似たような画像を生成)、AI補完(画像の背景を拡張)、フェイススワップ(顔入れ替え)、アップスケール(画像高画質化)などの高度な機能も利用できるのが魅力です。
SeaArtは基本的に無料で利用可能ですが、多数の画像を生成する場合や特定の機能、追加オプションの使用には料金が必要です
- メリット
- 無料で1日最大75枚の画像生成が可能
- AI画像生成を始め、豊富な機能が揃っている
- モデルやLoRAの選択、細かなパラメータ設定が可能
- デメリット
- 設定項目や機能が多いが、使いこなすには時間がかかる
- 毎日無料でスタミナ獲得可能ですが、翌日に繰り越すことはできない
無料のAI画像生成サイトB〜Adobe Firefly
- 対応言語日本語を含む100以上の言語を対応
- 同時に生成する画像枚数4枚
- ネガティブプロンプト入力〇(英語のみ)
- 無料制限月25回まで
- 商用利用可能
- アカウント登録必要
- 主な機能テキストから画像生成、生成拡張/生成塗りつぶし、生成再配色、テキスト効果など
Adobe Fireflyは、Adobe社によって提供されているAI画像生成無料ツールです。web版だけでなく、アプリ内(Photoshop、Illustrator、Adobe Express)、Adobe Stockで利用することもできます。
Adobe Fireflyの最大の特徴は、AIの学習データにAdobe Stock上の画像や著作権切れコンテンツ・オープンライセンスのコンテンツなど権利関係が明確な画像のみを利用しています。そのため、生成される画像は商用利用が可能であり、著作権侵害のリスクを大幅に低減しています。
- メリット
- ビジネスシーンに適した画像生成に最適
- 不要なオブジェクトの除去や部分生成など、実用的な機能が充実している
- 他のAdobe製品との連携が可能で、幅広い用途で活用できる
- 著作権に配慮した安心の商用利用が可能
- デメリット
- 大量の画像生成や高度な機能の使用には有料プランの加入が必要
- リアルな人物の描写や写真の生成に関しては、少し劣る印象がある
- アダルト(NSFW)画像の生成は禁止されている
無料のAI画像生成サイトC〜Dream by WOMBO
- 対応言語日本語、英語
- 同時に生成する画像枚数1枚
- ネガティブプロンプト入力対応なし
- 無料制限使用可能なアートスタイルや機能は限られている
- 商用利用可能
- アカウント登録不要
- 主な機能テキストから画像生成
Dream by WOMBOは複雑なプロンプトは必要なく、キーワードや短いフレーズで入力するだけで、クリエイティブな画像を生成できるのは大きな強みです。
アプリ版とWeb版の両方を提供しており、デバイスやOSに制約されず、さまざまなプラットフォームで利用可能です。そのため、ユーザーは自分にとって最適な方法でアートを作成できます。アカウント不要で驚くほど簡単にAI画像を生成できるので、初心者の方はぜひ遊んでみてください。
- メリット
- 無料で画像の生成回数には制限がない
- 用意しているアートスタイルの種類が豊富
- アカウント登録不要、複雑な設定不要
- デメリット
- 一部の機能は有料版のみ利用できる
- オリジナル画質でダウンロードする場合、ロゴが入っている
- アニメ風の二次元イラストやAI美女・AIグラビアの生成が苦手
無料のAI画像生成サイトD〜Bing Image Creator
- 対応言語日本語、英語
- 同時に生成する画像枚数4枚
- ネガティブプロンプト入力対応なし
- 無料制限特になし
- 商用利用不可
- アカウント登録必要
- 主な機能テキストから画像生成
Bing Image Creatorは画像生成モデル「DALL-E 3」を採用しており、無料で使えるAI画像生成サイトです。使用回数には制限はありませんが、画像を生成する際に、「ブースト」と呼ばれるクレジットを消費します。これは生成速度を上げるだけの役割なので、使い切ってしまっても問題はありません。(*初回利用時に無料で25ブーストが付与され、1週間ごとに15個ずつ補充されます。)
また、Bing Image Creatorには「お任せで探す」という便利な機能もあります。この機能を使うと、自動でプロンプトを作成してくれるので、プロンプトが思いつかないときに便利でしょう。
- メリット
- Microsoftアカウントがあれば無料で利用できる
- ファンタジーやスチームパンク、ポップアート、水彩画、浮世絵などスタイルの画像を生成できる
- Webブラウザに加えて、スマホアプリ、BingのAIチャットからも利用可能
- プロンプトの自動生成や参考画像の提示機能がある
- デメリット
- ブーストが不足すると、画像生成に時間がかかる
- 作成した画像は商用利用できない
- アダルト(NSFW)画像の生成は禁止されている
無料のAI画像生成サイトE〜Dream Studio
- 対応言語英語
- 同時に生成する画像枚数最大10枚
- ネガティブプロンプト入力〇
- 無料制限約100枚まで
- 商用利用可能
- アカウント登録必要
- 主な機能テキストから画像生成、画像編集
Dream Studioとは、Stability AI社が開発・運営する画像生成AI「Stable Diffusion」のオープンβ版として公開されました。最新のStable Diffusion XLを使用することが出来るので、クオリティの高い画像生成をすることが出来ます。新規アカウントの作成時に25クレジット付与されるので、ある程度は無料で利用可能です。
最大の特徴は、Dream Studioで生成された画像にはSeed値があり、参照して同じ数値をここに入力することで、同じような画像を生成することができます。
- メリット
- 16種類の画像スタイルを用意している
- 生成された画像は修正したり、部分的に置き換えたりすることができる
- AI画像生成に関するオプション機能が充実している
- 「SDXL v1.0」「Stable Diffusion v1.6」の2つのモデルが利用可能
- デメリット
- 日本語のプロンプト入力が認識しにくい
- 高品質な画像を生成する場合、大量のクレジットを消費する
- アダルト(NSFW)画像の生成は禁止されている
サイトによりAI画像を生成する方法
画像生成AIの力を借りて、テキストを入力するだけで驚くほど美しいAI絵画作品を簡単に生成することができます。
では、上記で紹介した「PixAI.Art」を例として、AI画像生成サイトで画像を自動的に生成する具体的な操作手順を紹介していきます。
PixAI.ArtでAI画像を生成する
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STEP.1
まずは公式サイトにアクセスします。
右上の「ログイン」をクリックしてログインします。
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STEP.2
すると、「生成」をクリックして、画像生成画面に移動してください。
上部の「イラストのプロンプト」で画像生成して欲しい内容を入力します。日本語に対応していますが、英語の方が生成の精度が高いのでおすすめです。
- 参考プロンプト
- ((masterpiece)), ((best quality)), (ultra-detailed), ((extremely detailed)), 4K, (8K), best quality, (beautiful), anime style, upper body, cherry blossom tree, a cute girl, 1girl, solo, bride, June bride, beautiful light brown hair, beautiful light blue eyes, ((beautiful eyes)), white-skinned, lip, large breast, crown, hair ornaments, flowers, light smile, luminous effect
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STEP.3
右のツールバーから使用モデル、参考画像、ポーズ設定、ネガティブプロンプト、画像のサイズ、画像枚数などの詳細設定が可能です。
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STEP.4
最後は、「高優先度」にチェックを入れて、「生成しましょう」をクリックします。
生成した画像が以下となります。
生成した画像の画質が悪い?その改善方法を解説
PixAI.Artで生成した画像のサイズは最大「1024」X「1024」までですが、PCの壁紙としては物足りないかもしれません。(*PixAI.Artに限らず、市場上のAI画像生成サイトの多くが低解像度(通常512px〜1024px×1024px)の画像を生成します。)
そのような場合、Aiarty Image Enhancerを使って解決できます。
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STEP.1
Aiarty Image Enhancerをインストールして起動します。高画質化したいAI画像を中央画面にドラッグ&ドロップして読み込みます。複数枚の画像を一度に選択することも可能です。
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STEP.2
すると、自動で高画質化が始まります。
以下のように、ノイズが除去されて鮮明な画像になりましたね。
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STEP.3
最後は、右下の「RUN」をクリックして、処理完了の画像を保存します。
まとめ
今回は、無料で使えるAI画像生成サイトを6つおすすめして、それぞれの特徴やメリット・デメリットも合わせて紹介しました。どれも無料で使えますので、自分に合ったものを選択しましょう。
また、生成されたAI画像の画質が悪い場合、高解像度化できるAiarty Image Enhancerの利用をおすすめします。
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Aiarty Image Enhancer - AIで生成した画像を最大8倍まで拡大できる
解像度の低い画像をAIの力でキレイに8倍に拡大できるソフト。簡単な操作で、解像度が不足してディテールを失った写真を美しく大きくしたり、ぼやけた写真をシャープにすることもできます。
この記事を書いた人:ひまり
画像処理などの記事作成を担当。現在はAI(人工知能)の分野を中心に、読者の方に向けて丁寧でわかりやすい内容を意識して執筆に努めます。