ジブリ風アートも思いのまま？話題のChatGPT（GPT-4o）の画像生成機能について徹底解説！
「チャットGPTのバージョンアップによって、界隈でジブリ風のイラストが上がりまくってる。」
日本時間2025年3月26日、OpenAIはChatGPT（GPT-4o）に画像生成機能を統合したことを発表しました。これ以来、X（SNS）では多くのユーザーがこの機能を使って作成した「ジブリ風」のイラストが大きな話題となっています。同社のCEOサム・アルトマン氏も、Xのプロフィール画像をGPT-4oのネイティブ画像生成機能で作成されたジブリ風のイラストに変更しました。
本文は、無料で使えるChatGPT4o(GPT-4o)の画像生成機能について、特徴や使い方まで解説します。
ChatGPT（GPT-4o）の画像生成機能のここが革新的！
ChatGPT（GPT-4o）の画像生成機能は、画像生成技術の大きな進歩とされています。
これまで、生成AIは会話、文章、画像、動画など用途ごとに独立しており、会話AIはテキストを、画像AIは画像のみを生成していました。
しかし、GPT-4oは、テキスト生成と画像生成を一体化しており、通常の会話を続けながら同時に画像を作り出せます。
TechCrunchの報道によれば、GPT-4oはより正確で詳細な画像生成が可能で、特に複数回の対話において文脈の一貫性を保つことができます。たとえば、ユーザーが基本的な画像の生成をリクエストし、その後、会話を通じてキャラクターに帽子を追加したり、シーンの照明を変更するような詳細を加えることができます。モデルはこれまでの文脈を記憶し、スタイルや細部の一貫性を確保します。
GPT-4oの画像生成機能の特徴をまとめては以下の通りです：
- 高精度なテキストレンダリング：画像内のテキスト（メニュー、看板、招待状、書名など）を正確に描画可能。
- マルチターン生成による段階的な改良：高品質でリアルな画像を生成し、さらには画像の複数回の対話による修正も可能。
- 高度なカスタマイズ性：画像の色調、質感、レイアウトなど、あらゆる側面を精密に調整できる。
- 多様なスタイルとテーマ：ジブリ風、リアルな風景、未来的な都市など、さまざまなアートスタイルに対応。
- 既存画像からの学習と応用：ユーザーがアップロードした画像を分析し、新しいデザインに反映可能。
- 簡単な操作：特別なスキルなしで、テキスト入力だけで画像を生成可能。
「GPT-4o画像生成」の具体的な使い方ガイド
GPT-4oの新しい画像生成機能は、発表日である3月26日から順次利用可能になっています。また、「GPT-4o」は無料ユーザーでも利用可能なので、登録さえすれば誰でもどこでも画像生成し放題なんです（無料プランの場合、回数制限あり）。
では、さっそく画像生成を試していきましょう。
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ステップ1.
まずは、ChatGPT公式サイトにアクセスし、「GPT-4o」モデルを指定します。
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ステップ2.
あとは普通の会話と同じように、イメージの要望を伝えるだけでOKです。（英語はともかく、日本語プロンプトの対応精度はかなり高い）
例：「ジブリ風で茶髪の女の子を描いてほしい！少女はお茶を飲みながら『銀河鉄道の夜』という本を読んでいる」
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ステップ3.
入力が完了すると、ChatGPTが画像を生成し、チャット画面にプレビューを表示してくれます。だいたい1-5分ほどかかります。
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ステップ4.
また、生成された画像に対し、アスペクト比や、人物の髪型、スタイルの変更などの指示が可能で、AIは再生成時に細かく対応します。
例：「彼女が読んでいる本のタイトルを新海誠の『ほしのこえ』に変更し、時間帯を夜に、柔らかいデスクライトの光の中で読みふける様子にしてください。」
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ステップ5.
テキストから画像生成に加えて、参考となる画像をアップロードして、それに似た画像を生成することも可能です。
利用上の注意点と著作権Q&A
冒頭でも述べたように、GPT-4oの画像生成機能で生成されたスタジオジブリ風のミーム画像が大量にSNSで投稿されています。ユーザーがその面白さを味わっている一方で、一部の専門家からは著作権に関する懸念も指摘されています
画像生成ツールは便利ですが、生成された画像が他のアート作品と類似している場合、元の作者や著作権者の権利を侵害する可能性があります。
そのため、使用する際には以下の点に注意が必要です。
✅ オリジナル性：生成された画像が他の既存のアートや作品に酷似している場合、慎重に取り扱うべきです。
✅ 商用利用：商業目的で使用する場合は、著作権やライセンスの確認が必要になることがあります。
OpenAIは、生成された画像の利用についてのガイドラインを提供しており、ユーザーはこれらを守ることが推奨されます。
ほかに、よくある質問は以下の通りです。
- Q1. GPT-4oで生成した画像は商用利用可能？
- A. OpenAIのポリシーの範囲内であれば商用利用が可能です。著作権もユーザーに帰属するため、ブログやSNS、広告や教材などにも自由に活用できます。
- Q2. 有名人やキャラクターの画像生成は可能？
- A. 著作権・肖像権侵害のリスクがあるため、原則非推奨です。
- Q3. 生成した画像の最大解像度は？
- A.GPT-4oで生成した画像の最大解像度は1792x1024ピクセルと聞いています。
横長（16：９など）：1792ｘ1024
縦長（9：16など）：1024ｘ1792
正方形（1：1）：1024ｘ1024
それ以上の解像度が必要な場合、生成後に他の高画質化ツール（例：Aiarty Image Enhancer）を使うことをおすすめします。
Aiarty Image Enhancer - 100％無料・安全
- 使いやすい:初心者向けに開発されたため、めっちゃ使いやすい。
- 効果的:精度の高いAIで、画像を劇的に高画質にすることが可能。
- 効率性:最大100枚の画像を同時に処理、効率性の向上を実現。
- 無料:すべての機能が無料で利用できます。
感想
いくつかの課題はあるものの、GPT-4oの画像生成機能の革新性は依然として際立っています。正確なテキストレンダリング能力、複雑な指示への高い遵守度、そして複数回の対話における一貫性のあるパフォーマンスにより、クリエイティブデザイン、教育、ゲーム開発などの分野に強力なツールを提供しています。
一方で、著作権や倫理的な問題も考慮する必要があります。ユーザーはその便利さを享受しつつ、著作権を尊重した利用を心がけることが求められます。
この記事を書いた人：ひまり
画像処理などの記事作成を担当。現在はAI（人工知能）の分野を中心に、読者の方に向けて丁寧でわかりやすい内容を意識して執筆に努めます。