思い出が復活!古い写真を高画質化するにおすすめのソフト・サイト・アプリ
色褪せた写真や傷、汚れのある写真を当時のような画質に戻したいということでしょうか?例えば、両親の子供の頃の写真など、昔のデジカメで撮った古い写真を高画質化すれば、貴重な思い出が蘇ります。
ちょっとした彩度を変える程度のことなら編集ソフトでもわりと簡単にできますが、より一層鮮明で高解像度にしたいと思うのであれば、AI技術を活用することが求められます。
この記事では、古い写真を高画質化し、ディテールを鮮明に再現する方法をソフト、サイト、アプリごとに紹介します。AIが自動的に高画質化処理を行うため、専門知識や経験を持っていない人もまったく問題ありません。
(1)古い写真を高画質化するPCソフト
パソコンでの高画質化ソフトは特に強力な機能で広く評価されています。無料版を用意している製品も多数存在するため、実際に体験することで使い勝手や機能を確認し、自分に適したソフトを選択することが可能です。
では、古い写真を高画質化するにおすすめのPCソフトを2つ紹介します。
Aiarty Image Enhancer
- 公式サイト:https://jp.aiarty.com/
- 対応OS:Windows&Mac
- バッチ処理:対応(最大1000枚の画像まで)
- 料金:無料あり;年額払い7,880円(税込)、永久ライセンス9,980円(税込)
Aiarty Image Enhancerは、古い写真を鮮明かつ高解像度に変換できる優秀なソフトです。AI技術を活用して、古い写真の傷や折れ、シミ、ノイズを賢く除去したり、色や明るさを最適化したり、細部まで鮮やかさを取り戻してくれます。また、古い写真だけでなく、イラストやAI画像、低品質の写真、圧縮されたJPEGなど、様々な画像の改善に対応しています。
Aiarty Image Enhancerの優れたところ:
🌸 独自のディープラーニングモデルを開発しており、画像の特徴を分析し、自然な質感や色合いを維持しながら高画質化できます。
🌸 高度なAIアルコリズムにより、ぼやけた写真からノイズを自動検出・除去し、クリアな画質を実現できます。
🌸 古い写真の解像度を最大8倍まで拡大でき、ポスターや印刷物に適した高品質な画質を提供します。
HitPaw FotorPea
- 公式サイト:https://www.hitpaw.jp/photo-ai.html
- 対応OS:Windows&Mac
- バッチ処理:対応
- 料金:年額払い13,399円(税込)、永久ライセンス19,399円(税込)
HitPaw FotorPea (旧:HitPaw Photo Enhancer)は高画質化、AI画像生成、AIポートレート生成、オブジェクト除去、背景除去など、豊富な機能を搭載しているAI画像編集ソフトです。充実したAIモデルが搭載されており、画像の種類に応じて適切に選び、古い写真を超高画質に変換することが可能です。
HitPaw FotorPeaの優れたところ:
🌸 低画質の古い写真を簡単にHD/2K/4K/8Kに上げることができ、ぼやけた部分を一層鮮明に復元してくれます。
🌸 フェイスモデル、色補正、カラー化、スクラッチ修復、ノイズ除去モデルなど、写真を生き生きとさせる様々なモデルを提供しています。
🌸 白黒の古い写真をカラー化したり、思い出をもう一度彩ることができます。
注意:HitPaw FotorPeaは無料版だと画像を保存できないという制限があります。
(2)古い写真を高画質化するWebサイト
古い写真を高画質化してくれるウェブサイトがたくさんありますが、ここでは人気なものを2つピックアップして紹介します。
なお、Webサイトはインストール不要で利用可能であり、特に高性能なPCを必要としないですが、ログインしなければ利用できないケースが一般的です。プライバシーの漏洩リスクを心配するなら、PCソフトの方がより安心でおすすめです。
Fotor
- 公式サイト:https://www.fotor.com/
- 対応OS:Windows&Mac
- バッチ処理:対応
- 料金:月額払いUS$3.33
オンラインで古い写真を瞬時に効率的に改善できるAI画像編集サイトです。ピンボケ補正や、ディティール復元、明瞭度の向上などをワンクリックで行い、古い写真の解像度を向上させることができます。また、傷やぼやけを簡単に修復できるだけでなく、モノクロ写真や退色した写真のカラー化も可能です。
Fotorの優れたところ:
🌸 古い写真の解像度を瞬時に200%までアップスケールし、明瞭さや細部を損なうことなく高画質化を行います。
🌸 高画質化した後に写真を手動で編集することが可能であり、さらに多くのAI機能も提供されています。
🌸 スマートフォンアプリも提供しており、外出先でも手軽に古い写真の高画質化が行えます。
注意:無料版では広告が表示され、利用可能な機能は制限されています。
Vance AI
- 公式サイト:https://vanceai.com/ja/image-enhancer/
- 対応OS:Windows&Mac
- バッチ処理:対応(最大5枚)
- 料金:650円/ポイント
Vance AIはオンラインで低画質の古い写真を高画質化に、荒い画質をきれいにするサイトです。AI搭載の高画質化ツールにより、古い写真によく発生した色褪せ、折れ、破れ、カビ、シミなどを一瞬で取り除くことができます。また、顔レタッチ機能で、古い写真の解像度を向上させながら、顔のディテールを増強したりすることができます。
Vance AIの優れたところ:
🌸 一つのワークスペースで、写真の拡大、鮮明化、ぼかしやノイズの除去を実現できます
🌸 古い写真だけでなく、アニメ・CG画像向けの処理モードを提供しています。
🌸 アップロードされた画像は24時間後自動的に削除されるため、安心です。
注意:無料版での機能制限や処理可能な画像数が少なく、ダウンロードしたらウォーターマークが付いています。
(3)古い写真を高画質化するスマホアプリ
スマホでも古い写真の高画質化を行えます。おすすめのアプリは以下の通りです。
EnhanceFox
- 対応OS:iOS&Android
- バッチ処理:不対応
- 料金:月額払い500円、年額払い3000円
EnhanceFoxは、古い、ぼやけた、破損した、またはピクセル化した写真やビデオを、ワンクリックで高解像度に変換できるアプリです。画像の高画質化に加えて、画像拡大や、写真をアニメ風、白黒写真をカラー化、ビデオエンハンサーなど豊富な機能を搭載しています。
EnhanceFoxの優れたところ:
🌸 圧縮、破損、または黄ばんだ古い写真の鮮明度を改善し、ディテールを復元できます。
🌸 高画質化された写真をさらに編集できる機能がついています。
注意:無料ユーザーは1日3回(初回6回)の制限があります。
BeautyPlus
- 公式サイト:https://www.beautyplus.com/ja
- 対応OS:Windows&Mac
- バッチ処理:対応
- 料金:月額払い650円、年額払い54,00円
BeautyPlusは、iOS/Android両方に対応した写真加工アプリです。古い写真を美しく仕上げる「AIエンハンス」機能を備えており、自動的に明瞭度を強化し、解像度を向上させ、最高のビジュアル体験を提供します。
BeautyPlusの優れたところ:
🌸 古い写真をHD品質に高画質化し、ぼけた部分を修正して復元します。
🌸 美顔加工、フィルターの適用、スタンプやテキストの追加など、写真加工機能が豊富にそろっています。
注意:AIエンハンス機能は有料しか使えません。
実際に使ってみよう!古い写真を高画質化する方法
古い写真を高画質化するためのソフトやサイト、アプリを厳選して紹介しました。いずれもAI技術が応用され、即時に荒い画質の画像や写真をきれいにすることができます。
ここでは、Aiarty Image Enhancerを利用して、このソフトの画質向上効果を実際に体験してみましょう。
-
Aiarty Image Enhancer - ワンクリックで古い写真を美しく仕上げる
古い写真を最大8倍に拡大し、より鮮明で高解像度を実現できます。傷や折れ、シミ、ノイズをインテリジェントに取り除き、微細なディテールまで鮮明に再現し、貴重な古い写真を綺麗に復活します。
-
STEP.1
上記のリンクボダンをクリックして、Aiarty Image Enhancerをダウンロード・インストールします。
-
STEP.2
ソフトを起動し、画面左下にある「+」をクリックするか、高画質化したい古い写真を画面中央にドラッグして読み込みます。
-
STEP.3
画面の右側にあるAIモデルを「写真向け V3」に、拡大率や保存先などの設定をお好みで指定します。
-
STEP.4
「RUN」をクリックしたら、古い写真を高画質化する作業が開始されます。
最後に
AIによる高画質化技術は、古い写真の復元に大きな力を発揮します。傷やノイズ、汚れなどをAIが除去し、細部まで鮮明に再現し、貴重な記憶を美しく蘇らせます。
今回は様々な画像高画質化ツールを紹介しましたので、予算などに合わせて、最適なものを選んでみてください。
この記事を書いた人:ひまり
画像処理などの記事作成を担当。現在はAI(人工知能)の分野を中心に、読者の方に向けて丁寧でわかりやすい内容を意識して執筆に努めます。