iPhoneで「消しゴムマジック」を使う方法・おすすめの代替アプリ5選！
写真を撮っていると人や物体などの望まないものが映り込むことがあります。
それらを消すには、これまで複雑だった画像編集の作業が、「消しゴムマジック」というGoogleフォトアプリの機能で自動化できるようになりました。
この記事では、iPhoneで「消しゴムマジック」の使い方を詳しく解説するとともに、おすすめの類似アプリもご紹介します。
- 至急!!iPhoneで「消しゴムマジック」を使うと、写真の画質が落ちる!!!
- iPhoneで「消しゴムマジック」は不要な要素を簡単に取り除ける便利なツールですが、画像処理の過程で一部のピクセル情報が失われ、全体の画質が損なわれることがあります。
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（1）消しゴムマジックとは
消しゴムマジックは、写真から不要な物体を違和感なく消去し、自然に修正してくれるAI機能です。
この機能は、Googleフォトアプリの一部として提供されており、当初は米Googleが自社の「Pixel」シリーズ専用に提供していましたが、2022年2月からはiPhoneや他社製のAndroidスマートフォンでも利用できるようになりました。
これまで、Google Pixel以外のスマートフォンでは、Googleのクラウドサービス「Google One」の有料契約をしていないと、消しゴムマジックを試用できても加工済みの写真を保存することができませんでした。
しかし、2024年5月23日以降、順次、Google Pixel以外のAndroidスマートフォンやiPhone、Chromebookでも、Google Oneの有料契約なしで加工済みの写真を保存できるようになりました。
現時点では、この消しゴムマジックで編集した写真は10回/月の制約がありますが、無制限の利用にはGoogle Oneプラン（2TB）の契約が必要になります。
（2）iPhone上で「消しゴムマジック」の使用方法と注意点
ここからはiPhoneを使った消しゴムマジックの使い方を画像付きで紹介します。
- 【事前準備】
- 1. GoogleフォトをiPhoneにダウンロードとインストールする。
- 2. Googleフォトにサインインする。
- 3. 対象となる写真をGoogleフォトライブラリーに送っておく。
- 【具体的な操作手順】
- 1. Googleフォトでアルバムの中から加工したい写真を選択したら、画面下部の「編集」ボタンをタップする。
- 2. 次に「ツール」を選択して、バーの上に表示されている「消しゴムマジック」をタップする。
- 3. すると、AIが自動的に写真内の不要な物体を検出し、白い枠で囲んで表示する。
- 4. 対象が選択できたら「すべてを消去」をタップする。すると選択した対象が全て消去される。
- 追加で消したい部分がある場合は、指で対象を囲むようになぞるだけで、AIがその部分を識別して選択してくれる。大まかになぞるだけで正確に対象を認識するので、手間なく操作できる。
- 5.「完了」をタップして消去編集を終わらせてから、右下の「コピーを保存」で写真の保存ができる。
これで、簡単に不要な物体を消去して、美しい写真を手軽に仕上げることができるようになります。
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（3）「消しゴムマジック」のようなiPhone用アプリおすすめ
AI技術の進化に伴い、「消しゴムマジック」のような機能を備えたiPhone向けアプリが次々と登場しています。
これらのアプリは、写真に写り込んだ不要なオブジェクトや人物を簡単に消去でき、プロ並みの編集が手軽に行える点が魅力です。
以下は、無料と有料を問わず、使いやすいものを厳選しておすすめします。
1. iOS 18新機能「クリーンアップ」
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【動作環境】：iOS 18以降
【価格】：完全無料
クリーンアップは、iOS 18以降で利用可能な写真アプリの新機能です。
この機能は、Appleの独自AI「Apple Intelligence」を活用しており、写真に写り込んだ不要な要素を簡単に消去できます。背景に映り込んだ人物や、前景の邪魔な物体を削除することで、撮影時に意図しなかった要素を取り除き、より完成度の高い写真を作成できるのが特徴です。
操作も非常にシンプルで、まず「写真」アプリから編集したい写真を選び、編集モードに移行してクリーンアップ機能を起動します。すると、背景に写り込んだ人物や不要なオブジェクトがハイライト表示され、消去したい部分をタップ、なぞる、または丸で囲むだけで簡単に除去できます。
この機能は、「Googleフォト」の「消しゴムマジック」と非常によく似ていますが、Apple Intelligenceならではの高精度な対象物認識と、自然で美しい仕上がりが期待されます。
2. TouchRetouch
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【動作環境】：iOS 14.0以降
【価格】：無料・アプリ内課金がある
TouchRetouchは、デジタル写真から不要なオブジェクトを消去できるアプリです。
単に消した部分を指でなぞると、なぞった部分が写真から消えたかのようなレタッチ加工を自動で行ってくれます。
まともな風景の中の醜い建造物、電柱の影、突然フレームに入った見知らぬ人、誤ってレンズをふさいだ指、その他の奇妙なものはもう問題ではありません。もちろん、うまく認識できないこともあるが、成功率は高いと思います。
選択ツールには、ブラシのほかに投げ縄ツールもあり、選択範囲をまとめて指定することが可能です。ただし、途中で指を離すと選択が途切れてしまうため、ブラシだけでも十分に作業ができます。
レタッチした画像は、アルバムに保存したり、メールで送信することができるほか、TwitterやFacebookといったSNSにも直接投稿できます。
3. Snapseed
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【動作環境】：iOS 14.0以降
【価格】：完全無料
Snapseedは、Googleが提供する無料の写真編集アプリです。
本格的な機能を豊富に備えながらも、シンプルな操作性が魅力です。シミ除去やブラシ（露光や彩度の部分的な調整が可能）、射影変換（ゆがんだ線を補正する機能）など、プロ級のレタッチができる29種類のツールやフィルターが搭載されています。
Snapseedで不要物を消す機能としては「シミ除去」があります。写真をアプリに取り込み、「シミ除去」を選んで消したい部分をタップするだけで、アプリが自動的に不要物を消してくれます。周囲に自然に馴染むように処理してくれるため、小さな被写体であれば違和感なく消去が可能です。
場面によっては消し方が荒い部分もありますが、ワンタッチで使える無料アプリと考えると、この精度はすごいです…！
4. YouCam Perfect
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【動作環境】：iOS 14.0以降
【価格】：無料・アプリ内課金がある
YouCam Perfectは、自撮り写真を美しく加工できるカメラ＆加工アプリです。
美顔機能が充実しており、顔のサイズ調整、シミやしわの除去、目元のクマ取りなど、幅広い加工が可能です。自然な美肌効果だけでなく、全身写真のスタイルアップも簡単に行えます。
さらに、写真から不要なオブジェクトや人物を瞬時に削除できる強力なAI消しゴム機能が搭載されており、邪魔な被写体をペンでなぞるだけで自然に背景に溶け込むように消去します。
この機能は、風景写真、ポートレート、商品写真など、さまざまなシーンで活用でき、専門的な技術がなくてもプロのような編集が楽しめます。
SNSにアップする自撮りや旅行写真をもっと美しく仕上げたい方におすすめのアプリです。
5. PhotoDirector
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【動作環境】：iOS 14.0以降
【価格】：無料・アプリ内課金がある
PhotoDirectorとは、レタッチや切り抜きを施せる、多機能な写真加工アプリです。
不要な被写体の削除や、写真の色味調整など、さまざまな加工が可能で、初心者でもプロが仕上げたようなクオリティの高い写真を作成できます。
「オブジェクト除去」というAI機能を使えば、不要な人物や物を背景に自然に溶け込むように自動で消去できます。人物だけじゃなく、柱や柵などの不要物もあっさり除去！他のアプリと比べても、非常に高精度かつ自然な仕上がりが実現します。
さらに、PhotoDirectorには、AIによる高画質化、空の入れ替え、背景透過、AI画像生成など、ユニークで便利なツールが豊富に搭載されています。おしゃれなフィルターやステッカー、コラージュなども多数用意されており、幅広い写真編集を楽しむことができます。
（4）感想
ここまで読んで、「消しゴムマジック」について理解できましたか？
「消しゴムマジック」はGoogleフォトの機能の一つで、その高い操作性と使いやすさから多くのiPhoneユーザーに愛用されています。
一方で、「消しゴムマジック」と同様の機能を持ちながら、さらに高度な編集機能を備えたアプリも存在します。日常の写真や特別な瞬間を、手軽にプロのような仕上がりにできるのは、大きな魅力です。ぜひ、ご自身のニーズに合わせて最適なアプリを選びましょう。
これらのアプリを活用して、自分だけのオリジナルな写真を作り上げ、SNSやアルバムを彩ってみてください。
この記事を書いた人：小林浅
好きな仕事を追い求めるうちにweb業界へと流れ着く。AI（人工知能）に関する技術や、製品・サービスなどの紹介記事を提供しています。
