【完全版】Photoshopで背景色を変更する方法5選|基本から応用テクニックまで徹底解説!

Photoshopで画像編集をする中で、「背景色を変更したい」と思ったことはありませんか?
Web制作、商品画像の調整、SNS投稿、ポスター作成など、背景色の変更は見栄えを大きく左右する重要な作業です。しかし、「背景レイヤーの色が変更できない」「選択ツールがうまく使えない」など、初心者にとってはつまずきやすいポイントも多くあります。
この記事では、Photoshoで背景色を変更する方法を基本から応用テクニックまで丁寧に解説します。さらに、「Photoshopが難しい…」と感じた方向けに、より簡単に背景色を変更できるAIソフトも紹介しているので、初心者の方も安心です。
- 簡単操作:AIが自動で写真から背景をすばやく除去してくれる。
- 高精度:最先端のAI技術で、細かく複雑な形状も綺麗に切り抜く。
- 豊富な機能:背景加工、透明度調整、高解像度化など機能も備える。
- 完全無料:全機能が無料でコストを気にせずに導入しやすい。
- 一括処理:最大3,000枚の画像を同時にバッチ処理できる。
1. Photoshopで背景色を変更する基本的な方法
Photoshopでは、作業を始める時点や編集の途中で背景色を自由に変更できます。ここでは、Photoshopで背景色を変更する基本的なやり方を紹介します。デザイン制作や画像編集を行う上で、まず押さえておきたい基本操作です。
新規ファイル作成時に背景色を設定する
Photoshopで新しく画像を作成する際、最初から希望の背景色を設定しておくと、後から変更する手間が省けて効率的です。
手順
❶. Photoshopを起動し、メニューから「ファイル」→「新規」を選びます。
❷. 「新規ドキュメント」ウィンドウが開いたら、必要なサイズや解像度を設定します。
❸. 「背景内容(カンバスカラー)」の欄から、以下のいずれかを選択します:
◇ 白:真っ白な背景でスタート
◇ 背景色:あらかじめカラーパネルで選んでおいた背景色
◇ 透明:背景が透明な状態(主にWeb画像や合成用に使う)
❹. 「作成」をクリックして、設定した背景色で新規ファイルを開きます。

事前にカラーパネルで背景色を設定しておけば、「背景色」を選ぶことで任意の色で作成できます。ブランドカラーやテーマカラーが決まっている場合におすすめです。
既存の背景レイヤーの色を変更する
すでに作成済みの画像や開いた画像の背景色を変更したい場合は、背景レイヤーを編集することで実現できます。特に写真や画像の背景を一色に塗り直したいときに便利です。
手順
❶. Photoshopで画像を開き、レイヤーパネルから「背景」レイヤーを選択します。
❷. レイヤー名を変更するダイアログが表示されますが、特に変更しなくても「OK」をクリックします。すると、通常の編集可能なレイヤーになります。
❸. 上部メニューから「編集」→ 「塗りつぶし」を選択します。
❹. 「塗りつぶし」ダイアログが表示されるので、カラーを選び、希望する色を指定します。
❺. 「OK」をクリックすると、背景レイヤー全体が指定した色に変更されます。

画像を新規作成したときに自動的に生成される最下層のレイヤーです。初期状態では「背景」レイヤーはロックされており、直接に編集することができません。背景を透明にするには、あらかじめロック解除が必要です。
また、背景色を変更しても、他のレイヤーが重なっている場合には見えないことがあるので、背景が一番下にあることを確認しましょう。
2. Photoshopで背景色を変更する応用テクニック
Photoshopでは、単に背景色を塗り替えるだけでなく、人物や物体などの「被写体だけを残して背景を変更する」「透明な背景にして別の画像と合成する」といった、より高度な編集も可能です。
ここから、背景編集のスキルを一歩進めたい方に向けて、実用的で効果的なテクニックを3つご紹介します。商品写真、ポートレート、バナー、SNS画像など、さまざまな制作シーンで役立つ内容です。
被写体だけを残して背景色を変更する
「人物だけを残して、背景色を真っ白にしたい」「製品だけを切り出して別の色を背景に使いたい」──そんなときに便利なのが、この方法です。
手順
❶. 上部メニューから「選択範囲」 →「被写体を選択」をクリックします。PhotoshopのAIが画像内の被写体(人物や物体)を自動的に認識して選択してくれます。

❷. 被写体が選択された状態で、「Ctrl + J」を押します。これにより、被写体だけが新しいレイヤーとして複製します。
❸. 元の背景レイヤーを非表示にするか削除します。
❹. 新しいレイヤー(背景用)を作成し、「編集」→「塗りつぶし」から好みの色で背景を塗ります。


❺. 結果に満足したら、「ファイル」 → 「名前を付けて保存」を選択して画像を保存します。
選択範囲の精度が気になる場合は、「選択とマスク」機能を使って境界線を滑らかに調整すると、より自然な仕上がりになります。
選択範囲を活用して背景だけの色を変更する
「選択範囲」を活用することで、背景だけをピンポイントで選択して、その色を効率的に変更することができます。背景と被写体の境界が複雑でもキレイに仕上げられます。
この方法は背景の色だけを差し替えたいけれど、被写体の輪郭が複雑で切り抜きが難しいときに重宝します。
手順
❶. レイヤーパネルで背景レイヤーを選択した状態で、クイック選択ツールやオブジェクト選択ツールを使って、背景部分を選択します。

❷. 背景全体をうまく選択できたら、レイヤーパネルの「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」アイコン→「ベタ塗り」をクリックします。
❸. 「カラーピッカー」が表示されたら、色を選択して「OK」を押します。これで、背景の色が変更されます。
(上部メニューの「編集」→「塗りつぶし」 をクリックすることで背景の色を指定することも可能です。)
❹. 結果に満足したら、「ファイル」 → 「名前を付けて保存」]を選択して画像を保存します。
背景を透明に変更して別の背景画像に差し替える
背景を完全に透明にしてから、別の画像を差し込むことで、写真合成を実現できます。これは合成バナーやコラージュ画像、サムネイル制作など、幅広い用途に活用される手法です。
手順
❶. レイヤーパネルで背景レイヤーを選択した状態で、背景部分をクイック選択ツールやオブジェクト選択ツールで選択します。
❷. Deleteキーまたは「削除」を押して背景部分を削除します。すると、背景部分がチェック柄の透明状態になります。
❸. 新しい背景画像(別の写真やグラデーション背景など)を読み込み、透明部分の下に配置します。
❹. 必要に応じて、位置やサイズを調整すれば完了です。
❺. 結果に満足したら、「ファイル」 → 「名前を付けて保存」を選択して画像を保存します。

被写体と背景画像の色調が大きく異なる場合は、「トーンカーブ」や「色調補正」で雰囲気を合わせると自然な合成になります。
3. Photoshopで背景色を変更できない時の対処法
Photoshopで背景色を変更しようとしてもうまくいかない場合、次のような原因と対処法が考えられます。
問題の原因 | 対処法 |
---|---|
➀. 背景レイヤーがロックされている | ダブルクリックして通常レイヤーに変換 |
➁. 背景部分が選択できない | 被写体検出機能を使う/ツールの感度調整 |
➂. レイヤーマスクで変更しているつもりが反映されない | レイヤーマスクでなく、塗りつぶしレイヤーを使う |
➃. 背景と被写体の色が似ていて判別しにくい | コントラストを一時的に強調してから選択作業を行う |
4. より簡単に背景色を変更できるAIソフトおすすめ
Photoshopは高機能ですが、「使い方が難しい」「細かい操作が面倒」と感じる方も多いのではないでしょうか?
そんな時は、AI技術を活用した背景透過・変更ソフトが非常に便利です。
今回特におすすめなのは「Aiarty Image Matting」です。
Aiarty Image Matting:AIで背景透過・変更+高画質化

- 画像の種類や用途に応じて4つのAIモデルが用意される;
- 高精度な人物・物体の切り抜きで複雑な背景・被写体でも大丈夫;
- ワンクリックで背景を透明化できて、専門的なスキルがなくても使える;
- AI自動検出と手動で切り抜き範囲を選択できる;
- 透過後の微調整・修正ツールが内蔵されている;
- 背景色の変更・背景のぼかし・背景画像の置き換えをサポート;
- AIによる画像高画質化・拡大(2倍)は可能;
- 大量の画像を高速で一括処理できる;
Aiarty Image Mattingは、AIで画像内の被写体を自動認識し、背景を削除・変更できる革新的なツールです。
精度なAI切り抜きと多彩な編集機能を兼ね備えるのは最大な特徴です。
デザインやECサイト運営、SNS投稿などで画像の背景を効率的に処理したい場合、Aiarty Image Mattingが強くおすすめします。
Aiarty Image Mattingで背景色を変更する手順
❶. Aiarty Image Mattingを起動し、画像ファイルをドラッグ&ドロップ、または「+」ボタンから読み込みます。

❷. 画面右側に配置されたサイドバーから使用したいAIモデルを指定して、背景透過の「開始」ボタンをクリックします。すると、画像の背景透過が始まります。
- AlphaStandard V2:髪の毛、シンプルな背景画像、複雑なテクスチャなし
- AlphaEdge V2:シンプルな背景画像、輪郭がはっきり、被写体と背景のコントラストが強い
- EdgeClear V2:複雑な背景の画像、複数のオブジェクト、複雑なテクスチャ
- SolidMat V2:固体オブジェクト、透明なもの、ガラス、明確なエッジ

❸. 背景を透明になったら、「エフェクト」に「背景」をクリックして、希望の色を指定します。

❹. 設定が終わったら、「書き出し」ボタンをクリックして、画像を書き出せばよいです。

まとめ:PhotoshopやAIソフトで背景色を自由に変更しよう!
Photoshopでは、新規ファイル作成時の設定から、高度なレイヤー処理まで、背景色を自由に変更できます。被写体の切り抜きや背景の合成も、慣れてしまえば自由自在です。
ただし、「操作が難しい」「短時間で済ませたい」という方には、Aiarty Image MattingのようなAIツールがおすすめです。
目的やスキルに応じて、最適な方法を選びましょう!

この記事を書いた人:莉子
AI(人工知能)を活用したツールとその活用法等に関するコンテンツ制作を担当しています。読者目線で分かりやすいAI系の記事作りを心がけています。